比良平ちさき
ひらだいらちさき
CV:茅野愛衣
光と同じ中学2年生の少女。幼馴染の中では比較的大人びた性格で、まなかの姉のような存在。
光がまなかを好いていることを知りつつも、密かに彼を想い続けている。
他の3人と比べて現状維持を望む気持ちが強く、陸に上がったことで広がり始めた波紋に激しく動揺する。
ちさきの想いを知ってしまい、光との仲を取り持とうとするまなかを疎む自分を罵るなど自己嫌悪する描写が多く、いつでも素直に振る舞えるまなかをうらやむことも。
現状を作った一因である紡には当初苦手意識を持っていたが、「ウミウシ」として相談に乗ってもらううちに、次第に素直に受け止めていくようになる。
ぬくみ雪が振ったこと、紡とちさきのやりとりを見たことで傍観者でいるのを止めた要に告白されるも、一時保留。一応平穏を取り戻したかと思った矢先、要が光のまなかへの想いを公にしたことで、自身も光に想いを告げることになる。今まで告白して皆の関係が崩れるのを恐れていたが、「まなかを一生懸命好きな光の事が好きで、言えただけでいい」と伝えたことで、まなかに対して同じような抱える光とどこか通じ合うのだった。
しかしおふねひき当日、海神の怒りによって突如海が荒れ、傍にいた紡だけはなんとか助け出すことに成功するも、幼馴染3人とは引き離されてしまい……。
おふねひきでの事故から5年。
光達が海の中へ消えた後、海流の異常により汐鹿生へ帰ることも不可能になり、幼馴染の中では唯一地上に残されることになる。
その後、元々は海の世界の人間であった紡の祖父・勇の厚意により木原家で暮らすことになった。
今では2人のことも「紡」「お爺ちゃん」と呼ぶようになり、もう一つの家族として大事に思っている描写がなされている。
両親とも離れ光達も消えたことが大分トラウマになっているようで、高校生の頃に勇が喀血して倒れた際には実孫の紡以上に取り乱していた。
5年経った現在は看護学校に通う学生となっており、都会の大学に行った紡の代わりに入院中の勇の元に毎日のように通い、甲斐甲斐しく面倒を見ている。
ちなみに元同級生の狭山曰く、昔と比べて雰囲気が変わったようで、最近は「団地妻っぽい」「妙にエロい」などと噂されているらしい。
実際にその通りであり、本編でもアングルといい下着姿といいサービスシーンが多く見られ、本人も酔った(飲んだのは梅ジュース)際に「どうせ団地妻だし」と愚痴ることも。
光が戻った際には動揺しており、自身だけ変わったことが複雑な心境なのか会うことを避けていたが、偶然再会し「変わらない」と言われたことで、わだかまりが無くなったようである。
また、変わりたくない想いからか、紡からの好意や要への返事に対してはどこか触れたくないような態度を見せることが多い。
2部では心情に明確な表現がなかったが、光とまなかを見つめる美海を見て片思いに気づく一方、光が眠るまなかに一生懸命に話しかける姿を見て「あまりショックじゃなかった。でもあんな目、きっともう私は出来ない」と大人になった自分のことを紡に語っていた。
また、まなかの為に動こうとする光の姿を幼少期の思い出とかぶせ、内心まだ彼を想っていることを再確認しており、相変わらず光が大きな存在であることが窺える。
しかし、5年前に紡と出会い、木原家で過ごす中、光への想いは以前とは違う形になっており、自分自身を誤魔化していたことが判明する。
それはついに想いを告げてきた紡からも指摘され、5年前から要からも見透かされていたことだった。
そのことは自身が一番自覚しているようで、いまだに恋心が戻らないまなかのことを気にして紡への気持ちから逃げてしまうが……。
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コメント
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紡がちさきにプロポーズするまでの話。 毎度のことながら色々と捏造しています。 以前書いた木原家和解話『この海で生まれた(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11805492)』の内容も少しだけ含むので、そちらを先に読んだ方がわかりやすいかもしれません。 番外編→『止め処なく想いを刻む(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15450507)』 *R-18なので注意 表紙は【https://www.pixiv.net/artworks/85070353】からお借りしました。21,668文字pixiv小説作品- 凪ぐ水面の先
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