「僕は、天使じゃない」
「僕の歌は神の為にある」
概要*
神凪懐とは、クトゥルフ神話TRPGにおける探索者の一人である。イラスト、原案はみやヴぃ(性癖博覧会卓会長)。神凪懐は神話的事象に巻き込まれながら、同時にほか3人の探索者と確かな絆を結んでいく。始まりはコウノスケ著「極彩色の学園」。シナリオ名からとって、その四人は極彩組と名付けられた。
プロフィール
ステータス
人物
緑原学園に通う高校2年生。一人称は僕。真面目で怒りっぽい表向きの表情の裏に、幼心と天然が隠れており、年齢に精神年齢が追いついていない「人間になりたて」の青年である。喜怒哀楽の四つしか自覚しておらず、「愛情」や「嫉妬」、「プライド」などの小難しい感情に関しては全く疎い。普段は他人に対して敬語か、「〜だ」「〜だぞ」などと堅い話しぐさで大人びた印象は受けるが、挑発にすぐ乗り、さらには言いくるめればすぐ丸まってしまうので扱いやすい。
幼い頃からの親の躾で彼の所作には気品がある。が、彼はあえて年相応らしく振舞おうと、周りの同級生たちのを真似て、態と行儀を悪くすることがある。
容姿
桃色の、枝垂れ桜のようなさらりと流れる細い髪と、紅玉が埋め込まれたような大きな猫目が特徴。頭頂部から後頭部にかけて、耳後ろあたりに三つ編みをしている。細い体躯に雪肌ゆえか、女子に間違えられる。可愛らしさと儚さ両方を兼ね備えた見目好い容貌と、鈴の音のような美しい声で既に幾人かの男を無自覚、無防備、無計画に落としている。この三拍子は今後誰かさんを振り回していくので覚えておこう。
技能
«目星»、«聞き耳»、«図書館»、«歌唱»、«ヒプノーシス»、«応急手当»、«英語»
探索とサポート、そして芸術系技能が中心に技能を習得している。技能«ヒプノーシス»に関しては、現在無自覚に使用しており、また、技能«歌唱»を使う時のみという条件付きがある。
経歴
地震を引き起こす大鯰を封印したとされる要石、それを祀る神凪神社の息子である。
母は神凪楔。父は明烏燧。姉に神凪要がいる。
7歳から15歳まではイギリスのウェールズへ留学した。
学校は教会が同敷地内に構えられた全寮制の男子学校であり、地元の礼拝を取り仕切ることもあったが、とある出来事が原因で現在は廃校となっている。
14歳の時、学校を脱走した懐は道端で上流階級の人間(ブライアン・エジャートン)に助けられる。エジャートン夫妻からは事件後の精神的なケアや勉学、マナー、文化などを教えられ、日常生活が送れるようにまで回復した。約8ヶ月を彼の元で過ごした後、日本へ帰国。その後少し遅れて現在の緑原学園へ入学する運びとなった。
現在、高校2年生の段階では、合唱部部長の熱意あるスカウト叶って合唱部に所属している。担当パートはアルト兼ソプラノである。
得手不得手
基本的に頭が良いので、成績はいつも上位。イギリスで8年過ごした故に英語が話せる。彼の頭の中では日本語と英語が同時に処理されており、ふたつの言語のニュアンスやルールを感覚的に理解している。
手先がめっちゃ不器用。
紙が綺麗に半分に折れない。針の穴に糸を通せない。思うように体を操ることが難しいようだ。しかし、彼の頭の三つ編みやネクタイ等は綺麗に結ばれており、食事の作法も美しいため、一度習慣化されたものは人並み以上にできるようだ。
黒歴史
「あの人」が懐の元から消息をたち、一切の連絡も付かなくなってから彼の黒歴史は始まる。自分の音楽を変えた彼に惹かれていたものの、行方をくらませた彼への気持ちはどこにやればいいのやら。憧憬やら愛情やら怒りやらがごちゃ混ぜになった懐は、月の彼の真似をして外見をちゃらくしたり、一人称を俺に変える、口癖を真似る、弾けもしないアコースティックギターを毎日持ち歩くなど、今までとは全く違う「キャラ」を演じてしまうようになった。
小ネタ
■ 神凪の人間の名前は全て石に関連した名前である。
神凪 楔 は楔石に、燧は燧石に、要は要石に、懐は懐石にかけられている。
■ 神凪という言葉は、神の依代という意味である。
■ 懐の誕生日、9月14日の誕生石「ブラッドストーン」の石言葉は「救いの力」