竈社哉鉈
かまやしろかなた
「おい、笑わせるつもりか?俺は純血の天狗ではないぞ」
「俺の住職など名ばかりだ...アンタの解釈など知らん」
「義宗公の血すら持たないアンタ如きに、人里の温情など...教えてたまるか!!」
種族 | 狐人間と白狼天狗のハーフ |
---|---|
二つ名 | 祖父譲りの混血プライウルフ(爆)、名ばかり白天住職(爆) |
職業 | 住職 |
能力 | 祈りを操る程度の能力 |
住んでいる所 | 狼焔寺 |
登場作品 | 東方爆狼伝 |
テーマ曲 | 永久の麗しき義 -Exultation of the Human |
幻想郷では聖白蓮と同じく、仏教に仕える人物。
幼少期は白狼天狗の母の意向で妖怪の山で修行を重ねていた。この為、山からは唯一侵入者として扱われない。その後は両親を亡くした事をきっかけに山を降り、そのまま祖父の義宗と共に副住職として狼焔寺に住み着いた。それと同時に邦條姉妹とも知り合い、今は彼女らの主となる。100年程前に義宗が住職を降りて隠居してからは正式に住職へ。
最近はお勤め以外で殆ど仏教に関与しておらず、「ただ桜が綺麗な寺」と揶揄されることが多々。しかし本人は全く気にせず、むしろ香霖堂の一本しかない桜の美しさを羨ましがるほどであった。
また天狗の血が入っているということもあり寿命が長く、博麗大結界の結成前、霖之助と同じ時期に生まれている(おそらく1000年くらい生きているとされている)。しかし霖之助とは違い知識に乏しく、時々質問する。
特に横文字は苦手で、南蛮文化で流れ着いた物と紅魔館にあるもの以外は全く分からず、理解にも一苦労する。反対に日本古来のものや日本語などは、霖之助が分からない所まで知り尽くしている。
春になると、少女達が寺の隣にある永遠桜の下で花見を勝手にやっており、しばらく騒音とゴミ拾いに悩まされている。
また宴会にも誘われるが、「面倒臭い」と理由付けて行かない事が多い。意外と散歩以外は外に出る事自体億劫なのだ。しかし春の彼岸になると無縁塚に通い、無縁仏の弔いをしている。
霖之助との関係
博麗大結界結成前からの仲で、霧雨屋で修行に入るまでの少年時代を唯一知っている人物である(存命者の中で)。実は香霖堂が開店してからの常連客であり、朝の散歩中に香霖堂によく立ち寄っては買い物をするが、その殆どは非売品と言われ勝手に落ち込んだり、霖之助が狼焔寺に来てまで商品を押し付けたりと、なんだかんだで親友である。
霖之助の他、椛・妖夢・魔理沙とは長い付き合いがあり、母方の血統の影響上、椛は遠い親戚にあたり幼少期からの幼馴染でもある。妖夢は祖父ぐるみの付き合いらしい(妖夢の祖父・妖忌と義宗公が古き仲)。しかし、他の女子からは名前すら覚えてもらえず、「竈社の主」と呼ばれる。また、近所に住んでいるチルノに至っては「狐」と間違われる。
普段は冷静であるものの、女子の前になると時に騒がしくなる。また、幻想郷の人物の中で体力が最もあるとされており、霖之助がやらない除雪などの体力仕事をよく任されるようで、冬に香霖堂の周りを除雪しているところを魔理沙に見られると「またバイトしてんのか?」と貶される立場に遭う。少々愚痴りながらも面倒見は良く、人里からも知られている。
また、非常に聞き上手で、少女達の相談や愚痴、霖之助の蘊蓄などを最後まで聞ける上、相槌を打つのも上手い。チルノの相手もお手のもの、と言ったらおかしいかもしれないが、まるでちょっかいをかけられ適当に相手する近所のお兄さんとちょっかいをかける妹のような感じである。
黒に近い灰色の前下がりに、下は白色の短髪と独特な髪型が特徴。狼の耳と、頭には椛と同じく山伏風の帽子を付けている。上は髪色と同じ色と白の和服とその上から陣羽織、下は真朱色の甲冑を着用。一見武将のように見えるが、刀と思われるものは先述の鉈に変貌する棒である。陣羽織には全体的に炎が描かれており、背中には笹竜胆紋の家紋が白く描かれている。混血の影響で尻尾は生まれつき無い。多分。
祈りを操る程度の能力
その名の通り、祈りを操る能力。しかし彼の場合悪霊・怨霊の降伏には慣れているものの成仏させることは苦手としている。しかし本人は「幻想郷で死ぬ者など居ない」と豪語しているが、自身は何度も命の危機に遭っている。また、運気などを吸い寄せたり、祈りを使って浮遊することも出来る。