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緋想的で浮世離れした天人

ひそうてきでうきよばなれしたてんにん

「緋想的で浮世離れした天人」とは、 東方Projectに登場する比那名居天子の二つ名の一つである。 英語表記では"A_scarlet_and_unworldly_Celestial"。
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概要

東方Projectに登場する比那名居天子の二つ名の一つ。
天子が『東方憑依華』に登場した際のもの。

『憑依華』では天子はとある理由で天界から地上へと降りており、個別のストーリーを伴う登場としては、弾幕アクションでは『東方緋想天』以来の登場となる。

英字表記では先述の通り「 A scarlet and unworldly Celestial 」。
unworldly 」とは、ここでは「超俗の」「この世のものではない」といったニュアンスが「浮世離れした」と重ねられているか。「この世のものではない」というニュアンスは「天上の」といった意味にも通じており、これは実際の天人である天子にとっては比喩に留まらない。
他方で「純粋な」、「うぶな」、「世間知らずの」といった意味も同時に持つ語でもある。

なお、ストーリー中の二つ名の英語表記では「 unworldly 」となっているが、対戦モードでコンビの相手との間で二つ名が生成される際には「 unwordly 」の表記となっている(Ver.1.10c時点)。

『憑依華』での天子の様子は「比那名居天子」記事も参照。

本作での口調

天子は初登場した『緋想天』では強気たっぷりなものの比較的物腰は柔らかく、内容こそ尊大なものであるが口調も丁寧で、時折強い言葉が混ざるといった雰囲気であり、本作でもそういった強気なメンタリティが言葉にも溢れ出ている。

ただし時折尊大さのなかにストレートな表現が混ざることもあり、カリスマフルな様子を貫く昨今の豊聡耳神子などもまた違った天子ならではの「上から目線」ぶりが本作でも披露される。
神子が人の上に為政者として立つことを意識するような、カリスマ的な強力な威光のなかに相手を飲み込んでいく要素が強いことに比べて天子の尊大さはより直接的に相手の上に立つことに志向するような違いもまたある。
天子は「天界の暴れん坊」とも評され、『東方外來韋編』のZUNのコメントによればそのイメージには「西遊記」の「孫悟空」が織り込まれているとされており、名実ともに「 聖人君主 」である神子とはまた違った尊大さの方向性を備えている。

いかにも! あんたらなんて足元にも及ばない高貴な人間よ! 」(天子、『憑依華』)

『憑依華』の天子

地上の天子

天子は天人として天界に住まう存在であり、それは『緋想天』以後地上との縁を結んで以後の『憑依華』時点でも同じである。

しかし『憑依華』ではとある事情で本人の意図とは別に天子は地上にいなければならない事態にあった。これについて天子は「 理不尽 」な理由だとして不満を漏らしている。
他方で天子の語る一連の理由と天子の姿勢については周囲の人々は困惑の反応を示しており、ここにも天子らしさが垣間見られている。

天子はどうせ地上にいるならば自らの力でこの地を支配してしまおうと企み、当時幻想郷で隆盛していた完全憑依異変に伴う他者との完全憑依も用いながらそれを目指していく。かつて手にした緋想の剣と多数の要石は本作でも天子と共にあり、その弾幕としての応用可能性もさらに広がっている。

完全憑依のパートナーには天人である自らと肩を並べるにふさわしい由緒ある謂れと格とをもち、高い実力も備えた少名針妙丸を迎えており、天子はこの出会いを喜びながら意気揚々と地上を闊歩していく。

私に相応しいパートナーに出会えて嬉しいよ 」(天子、針妙丸について。『憑依華』)

天子と針妙丸の二人の間にある感情の結びつきを分析した夢の世界秦こころによれば、二人は暢気さや前進していく喜びを共有している。
より正確なこころの評としては、「 脳みそ空っぽ気持いいぃぃ 」という感情。

天子らは、天子と同じく完全憑依異変を好機とみなして自らの思う所を実現しようとする河城にとりとの遭遇に勝利を得る一方で時には神子、聖白蓮などに敗北を喫することともなる。特に神子からは天子が自らのアイデンティティともする「天人」とも関連して厳しい言葉をかけられることもあるが、それでも天子の心が折れることはない。

言動こそ傲慢不遜にして地上世界に対する蔑視もストレートに言葉にしており、例えば先の夢の世界のこころは天子について「 天上の人 」らしからぬ「 醜い感情だらけ 」だとして拒否の念まで語られているが、天子自身には完全憑依をものにするための努力、「 練習 」が伴っている。その努力を喧伝することも忘れない。

生まれつきの天才だけど
  驕らずにちゃんと練習する謙虚さも持っている 」(天子、『憑依華』)

言葉の険の一方で憎めないまっすぐさや端々に現れる人間らしさは本作の天子にもみられる特徴である。

勝利を重ねていくにつれて最早幻想郷に敵はなく天子の世の実現を阻むものは除かれたかに思われたが、しかしその実、天子にとってはどうしても乗り越えなければならない相手があることをその相手と実際に相対したことで思い出す。

こいつを倒さなければ 地上は支配できない! 」(天子、とある人物に対して。『憑依華』)

天子はその自らの歩みの上で、かつて自らの思惑を見破った上に計画も妨害し、さらに公衆の面前で大地に膝をつく様を曝させた乗り越えるべき因縁に再び挑むのである。

この因縁の戦いの中では、天子は自らのパートナーである針妙丸がいつの間にか夢の世界の存在とすり替わっていたことを知ることとなるが、天子にとってこれは因縁の打倒を前にした大事の前の小事。それが自らのコンビの不利益でないことを理解すると天子は持ち前の器の広さでそれを自然に受け入れる。
この天子と針妙丸との出会いはむしろその相手にとって自らの求めるところに大きな示唆を与えるものであり、完全憑依異変全体、引いてはその後の天子の地上ライフとそこでの出会いにも関わる大きな影響をもたらすことともなった。

なお、本作では天子の精神力について言及される場面があり、相手の油断をついて憑依する強制完全憑依を試みた物部布都が天子について「 全く心に入り込む隙が無い 」としてそれが不可能であるとしている。

これが完全憑依! なる程、楽しいぞー! 」(天子、『憑依華』)

夢の天子

先述の通り天子は異変に参加する間にパートナーの針妙丸の存在が夢の世界の針妙丸と入れ替わっていたことを知る。天子もまた「現の針妙丸」と「夢の世界の針妙丸」が二人並び立つ光景を自らも目にして驚きを得たところであったが、さらに自分と憑依している針妙丸がそれまでの「現」の存在から「夢」の世界の存在へと入れ替わっていたことには天子もまた驚きの念を覚えている。

後に天子は自らに二者の自分があることに懐疑的であることを語ったが、天子にもまた「夢の世界」の自らの存在があった。『憑依華』では後に「夢の世界の天子」に依神女苑依神紫苑の完全憑依異変首謀者の二人が出会うこととなる。

これに先立って現側の天子も自身の夢の世界側の存在についてドレミー・スイートを通して語られており、ドレミーによれば、夢の世界の天子は現側の天子が天界を一時追われていることについて愚痴をこぼしているとのことである。

一般に夢の世界の住人は現側の存在よりも感情表現豊かであり、自信にも満ちていることが多い。
夢の世界の天子は同じく夢の世界の茨木華扇からもその驚異のほどが語られ、ドレミーからは手に負えない問題児とされる(自由対戦モード、対天子勝利セリフ)など奔放さが語られている。

実際に女苑らが出会った夢の世界の天子は夢の世界から現の世界へと降り立って「 自由 」を得たことに歓喜しており、そして同時に自らの力を用いて世界を破壊し、美しい理想世界として「再創造」をしようとするなどそのスケールは既存世界の「支配」をめざすにとどまった現側の天子以上である。
また天子の類稀な才覚もあって世界の再創造が単なる誇大妄想ではなく少なくとも破壊の面では現実味があることは例えば『緋想天』では伊吹萃香による天子の操る要石への評価を通しても見ることが出来るものである。

実際に女苑らが夢の世界の天子と対峙した際には、その圧倒的な天子の力の前には女苑もひと時怯み、紫苑には自らが溜めた不運の力を今度は自らの意思で解放せざるを得ない時が来たと決意させるに至るほどである。

地上より発し天上彼方で、天界の大気も震わせながら、世界の存続を賭けた壮大な戦いが始まろうとしていた。

新しい出会い

現の天子は地上世界で先の紫をはじめ博麗霊夢など『緋想天』で出会った面々と再会することとなったが、同時に多くの新しい出会いも得ている。
例えば先の針妙丸との出会いは自らに並び立ち得ると天子が認めるという特筆的なものの一つである。

一方で解脱に至る段階としては天人よりも格下と位置付けられる地上の複数の「仙人」達との出会いでもある神子や茨木華扇などからは、天人たらしくあれと喝を入れられたり天人としての格を疑われたりと『憑依華』時点では天人らしからぬ天子とそりが合わない様子も見られている。

とある経緯では天子は紫苑と対立的な関係以外の縁も得ており、自らの能力の影響を受けない天子に対する紫苑からの接近性は高い。この様子は『憑依華』にとどまらず『憑依華』以後の時間でも見られている(『東方茨歌仙』)。二人の結びつきは、時にはそれぞれの形で縁を持つ「食」を通したものとなる事もある(例えば天子の場合は『東方文果真報』、紫苑の場合は『憑依華』におけるドレミー対女苑&紫苑勝利セリフ)など、気持ちや嗜好も重なりながら地上を往く二人の姿が描かれている。

アクション面や物語周辺では

本作での天子のアクションについては、黄昏フロンティア公式ホームページの紹介ではその特徴として「 状況に合わせ姿を変える緋想の剣での万能戦闘 」、「 意のままに動く要石によるオールレンジ攻撃 」、「 大気圏を支配するオカルト「HAARP」 」などが挙げられている。

HAARP」とは都市伝説の一つであり、任意に地震を引き起こすことができる技術・装置というもので、陰謀論にも類するものである。『東方深秘録』以後まだまだ引き続いている都市伝説異変の影響で今なお都市伝説の力の利用は健在であり、天子もまたこの力を用いることとなっている。
天子とHAARPとの関わりは「大地を操る程度の能力」記事も参照。
大地を任意に操る天子と相性の良い都市伝説といえるだろう。

またゲームキャラクターとしての天子のモーションには『緋想天』などでの天子のものを彷彿とさせるものもあり、例えば片足立ちしつつ前傾姿勢をとって両手を広げ各種のスケートのように直進するダッシュの一つや要石に乗って空中を移動する様、緋想の剣で切りかかったり要石でプレスする様子など、様々な部分にセルフオマージュとも言えるものが織り込まれている。

またよろけた際の頭と目を回すモーションやタイムアップ時の膝を抱えてうずくまるモーションなどその表情の豊かさもさらに増している。

スペルカード

『憑依華』での天子のスペルカードでは大地や気質を操る天子の能力をはじめ緋想の剣の性質、要石、「仙桃」など天子にまつわるアイテムも多数使用されている。
完全憑依のスペルカードでは針妙丸の打ち出の小づちの力もあわせて発射した要石を大きくしたりと二人ならではの連携の様もみられている。

夢の世界の天子もまた緋想の剣や要石を使用するが、こちらの天子ならではの特徴としてその弾幕に大ナマズが登場することが挙げられる。

加えて最終的に操作性ががらりと変わってSTG的シーンとなるスペルカード・ラストワードも持つなど、夢の世界の天子の縦横無尽ぶりはゲームシステムを一変させるところにまで表現されている。

スペルカード・ラストワード名備考
要石「カナメファンネル」cost:1000
地符「一撃震乾坤」cost:1300
桃符「堅牢堅固の仙桃」cost:1000
*大気圏は我が手中にあり*

スペルカード・ラストワード名備考
昇槌符「僕らの夢を載せて大きくなあれ」針妙丸(スレイブ)との完全憑依コンビ時
墜槌符「夢は大気圏に墜ちて大きくなあれ」
「全小人族の緋想天」
夢要符「羊毛色の乾坤一擲」ドレミー(マスター)との完全憑依時
昇符「遥か宙まで飛べ! 僕らの夢を載せて」ドレミー(スレイブ)との完全憑依時
墜符「大気圏に落ちて、夢は地表に降り注ぐ」
「大地を造り直そう、夢のある世界へ!」
「ヒュージバトルシップ 無双ナマズ見参」夢の世界の天子が大ナマズを使役しつつ使用
「全スペースピープルの緋想天」夢の世界の天子が大ナマズに搭乗して使用

二つ名の組み合わせ

『憑依華』の自由対戦モードではストーリーのものとはまた別に、任意のキャラクター同士の完全憑依コンビによる決闘を設定することができる。この際、キャラクター同士の本作中での二つ名を組み合わせた、それぞれの完全憑依コンビならではの二つ名が個別に設定される。
マスターとスレイブの設定の仕方によって参照する元の二つ名の節も変化し、マスターの場合は二つ名の前段の節、スレイブの場合は二つ名の後段の説が用いられる。
例えば天子の場合はマスターなら「緋想的で」の部分、スレイブなら「浮世離れした」の部分がそれぞれ用いられ相手の側の二つ名の一方と組み合わせられるものとなる。

天子がマスター側の場合での完全憑依コンビの二つ名

スレイブ側キャラクター日本語表記英語表記
博麗霊夢緋想的で無計画な二人A scarlet & unplanned duo
霧雨魔理沙緋想的で星好きな二人A scarlet & ster-loving duo
雲居一輪雲山緋想的で巨体怪力な三人A scarlet & super-strong trio
物部布都緋想的でお皿を割る二人A scarlet & dish throwing duo
河城にとり緋想的で守銭奴の二人A scarlet & miser duo
聖白蓮緋想的で悟りを開く二人A scarlet & enlightened duo
豊聡耳神子緋想的で人の為に動く二人A scarlet & serving duo
秦こころ緋想的で感情的な二人A scarlet & emotional duo
古明地こいし緋想的で心を閉ざした二人A scarlet & guarded duo
茨木華扇緋想的で動物好きな二人A scarlet & animal-loving duo
藤原妹紅緋想的で不死身の二人A scarlet & immortal duo
少名針妙丸緋想的でお椀に乗る二人A scarlet & bowl riding duo
二ッ岩マミゾウ緋想的で喰えない二人A scarlet & cunning duo
鈴仙・優曇華院・イナバ緋想的で波長の合わない二人A scarlet & incompatible duo
宇佐見菫子緋想的で扱いに困る二人A scarlet & troublesome duo
ドレミー・スイート夢を見せる二人A dream revealing duo
八雲紫緋想的で裏表のある二人A scarlet & two-faced duo
依神女苑紫苑緋想的で不幸をもたらす三人A scarlet & misfortunate trio

天子がスレイブ側の場合での完全憑依コンビの二つ名
マスター側のキャラクター日本語表記英語表記(※)
博麗霊夢自由奔放で浮世離れした二人A carefree & unwordly duo
霧雨魔理沙高火力で浮世離れした二人A fire yieding & unwordly duo
雲居一輪雲山頑固で浮世離れした三人A stubborn & unwordly trio
物部布都風水で浮世離れした二人A feng shui & unwordly duo
河城にとり商売上手で浮世離れした二人A business minded & unwordly duo
聖白蓮超人的で浮世離れした二人A superhuman & unwordly duo
豊聡耳神子全能で浮世離れした二人An almighty & unwordly duo
秦こころ能面で浮世離れした二人An expressionless & unwordly duo
古明地こいし意図せず浮世離れした二人An aimless & unwordly duo
茨木華扇神仙思想で浮世離れした二人A Taoist & unwordly duo
藤原妹紅自暴自棄で浮世離れした二人A desperate & unwordly duo
少名針妙丸お伽噺的で浮世離れした二人A mythical & unwordly duo
二ッ岩マミゾウ変幻自在で浮世離れした二人A surreal & unwordly duo
鈴仙・優曇華院・イナバ月面思考で浮世離れした二人A lunatic & unwordly duo
宇佐見菫子神秘主義で浮世離れした二人A mystic & unwordly duo
ドレミー・スイート夢を見せる二人A dream revealing duo
八雲紫神出鬼没で浮世離れした二人An elusive & unwordly duo
依神女苑紫苑最凶最悪で浮世離れした三人A cursed and evil & unwordly trio
※上記のように対戦モードでは「 unwordly 」の表記となっているため本記事でもこれに準じている。

関連イラスト

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関連タグ

東方Project 東方憑依華 二つ名
比那名居天子

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