※便宜上、本文中はロジカル語法を通常の日本語に改めて記述します。
解説ですなwww提督なら読む以外ありえないwwwww
『艦隊これくしょん(艦これ)』は「(名目上)登場キャラクターを蒐集する事が目的」「育成・成長要素がある」「基本的に技スロットが4つ」「通常6体でパーティを組む」「構成の自由度が高い」といった点から、しばしば『ポケットモンスター(ポケモン)』シリーズとの共通性が指摘される。
実際にプレイヤーが取れる行動が少ない艦これと、やり込もうとするといわゆる「厳選」行為で作業的な時間が多くなるポケモンは、同時プレイで効率化を図るのに相性の良い組み合わせでもあり、早い段階からクロスオーバーも生まれていた。
そうした流れの一環で、ポケモン勝負の戦術の一つである「役割論理」を取り入れて誕生した砲雷撃戦の戦術が「論者積み」である。
もっとも、ポケモンにおける「役割論理」は「宗教」に例えられるほど厳格な運用体系に基づく戦術なのだが、艦これにおいては「ひたすら火力を追及する」「独特の口調(ロジカル語法)で会話する」といったネタプレイの技法として受容した側面が強く、必ずしも思想を正確にトレースしているしているわけではなかった。
「論者」とは役割論理に基づいた戦術を取る「プレイヤーの名称」であり、それを「装備選択の名称」に用いる事自体が既に内容を取り違えている証左である。ここは「フルアタ(「フルアタック」の略称・全てが攻撃技の意)」とするか、もしくは「フルアタ以外ありえない」という観点から何も付けないべきであった。
もっとも、ポケモン側には上述のように「フルアタ」という専門用語が既に存在していた他、特定のプレイヤーもしくはコミュニティの特徴的な構成を模倣する際に、それら個人名乃至コミュニティ名を冠するのは他ゲーでも一般に行われることを考えると、名称の付け方としては決して間違いではないと言えるが
一方で、そもそも役割論理においてフルアタ(すなわち4つの技スペースをすべて攻撃技で埋める行為)は、あくまで有効打を叩きこめる範囲を広げようとすると結果的にそうなってしまう上に、同じ理由からタイプは全てバラバラにするのが原則である。
つまり、特定の役割しかこなせなくなる単一装備の集中搭載はむしろ役割論理の理念とは真っ向から対立する思想であり、これを艦これに落とし込もうとすると、例えば矢矧改二乙にソナー含む対潜装備、水上爆撃機、特殊潜航艇と積んで対潜、制空、開幕航空攻撃、開幕雷撃を担わせたり、大和改二重に主砲2本、水上爆撃機、10㎝連装高角砲群 集中配備、徹甲弾、二重測距儀系と積んでタッチの最大倍率を確保しつつ対潜、制空、開幕航空攻撃、対空カットインを担わせたりといった、むしろ多彩な装備を積んで多様な役割を持たせるスタイルが該当すると考えられる。
それでも当初はフルスロット主砲だとか艦攻だとかで超火力を目指すそれらしい運用が行われていたのだが、ネタ半分の選択故次第にそれも曖昧になってゆき、ついには「同じ装備で揃っていれば『論者積み』」という総合的にロジックせずとも3秒でムック(エセ論者の意)と分かる状況に至ってしまった。
と、こういった経緯からすっかりすたれてしまい、現在では普通に『ガン積み』と呼ぶのが普通である
そもそもポケモンは同一技を複数持つ事がシステム上できず、更に言えばほとんどの場合同タイプの技で固める意味も無いため、これはポケモンの役割論理にはありえない艦これで独自に発達した論理であると言える。
なお「役割論理とは火力に特化した戦法」というイメージを持つ人もいるが、これは誤りではないものの正確でもなく本来は「交代戦に全振りした戦法」であり、「すばやさは5(6)番目に重要なステータス」という言葉からもこれがうかがえる。つまり交代戦が存在しない艦これにおいてはそもそも役割論理という言葉自体が誤用となることは覚えておきたい。
んんwwwこの運用はアリエールwwwww
最早論理的でも何でもなくなった「論者積み」であるが、意外な実用性が発見される。
経験値稼ぎに大変美味しい「サーモン海域(5-4)」にて【空母2隻以上/ドラム缶×4個装備】で楽な進攻ルートに完全に固定できる事が判明。
装備枠4スロットかつドラム缶が積める夕張や航空巡洋艦娘に白羽の矢が当たり、「彼女らから1隻を編入し、ドラム缶をガン積みさせる」という運用方法が編み出されたのである。
・・・武装? 無くても構わないんですなwwwww
艦娘の艤装には元々最低限の武装がなされているようで、何も装備していない状態でも攻撃に参加できるのである。流石に艦載機は積んでいないと何も射出できないが。
そのためこんな状態でも、5-4ボス艦隊の旗艦・輸送ワ級flagshipを仕留めてしまったりする。
また、現在の『艦これ』では潜水艦相手に与えるダメージは艦娘の素の対潜数値よりも装備の対潜数値に大きく影響される仕様になっている。
よって、敵に潜水艦が多く配備されている1-5や4-4では、駆逐艦や軽巡はソナー・爆雷の論者積みが、航空戦艦は(1-5に限るが)水上爆撃機の論者積みが、真面目に最適解になったりもする。
また、輸送作戦においては上陸用舟艇を詰めるだけ積んだり、特攻駆逐艦の火力を増すために汎用性は捨てて魚雷を詰めるだけ積んだりといった行為は普通に見られるが、これが同名称の装備であれば『論者積み』であることになる。もっとも、現在ではこの状況でも補強増設に別の装備を積むケースが多いだろうが…
いずれにせよ、イベント海域において道中が高難易度化した現在では、ボス火力を維持しながら緩く多方面に対応できる艦娘を揃えるより、各個いくつかの役割を分担させ、可能な限りそれぞれに特化させた装備構成で編成する方が有効であるとされている。そのため、マップの性質によっては全艦娘論者積み状態になるケースも稀ではあるが見られる。
新しいヤン娘が爆誕しましたなwww腹筋にも役割が持てますぞwwwww
2014年12月26日のアップデートにて、重巡艦娘・足柄に改二が実装された。
・・・のだが、彼女が初期装備として持参してきたのは、「20.3cm連装(2号)砲」を3つ。
普通改二に際しては初期装備として2~3つの装備アイテムを色々と持ってくるのだが、まさかの公式論者積み状態に多くの提督から「ヤシ柄氏は論者だったんですなwww」「一撃以外ありえないwwwww」等賛辞とも嘲笑ともつかない言葉が贈られる事となった。
「飢えた狼」の名は伊達ではないという意味なのだろうか・・・
そして今度は2018年2月17日から期間限定イベントとして開催された「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」にてArk Royalが友軍艦隊として駆け付けた際にSwordfishの4スロット論者積みという珍事をやらかしてしまう。
Ark Royalには「Swordfish搭載時に夜間航空攻撃をおこなう」という特性があるのだが、その火力自体は論者積みでも敵駆逐艦を落とせたら運がいい方で、ほとんどはカスダメで終わってしまう。
加えて同行した僚艦がIowa・Warspite・Bismarck drei・Richelieuの戦艦組に、夜間航空攻撃を本領とするSaratoga Mk-IIのガチ装備(夜間戦闘機+夜間攻撃機)だったこともあり、余計に彼女の「Swordfish shoot!」の声がシリアスな笑いを誘ってしまうことになった。
……コッソリGraf Zeppelinも夜戦で豆鉄砲程度の夜間砲撃しかできないのだが、Ark Royalが完全に存在感を食ってしまったため、事なきを得ている。
更に余談だが、2015年8月頃にはポケモン側に新たなバグが発見され、フラージェスの特性「きょうせい」によって持っている道具を増やせる事が判明。トレーナーの誰もが想定していなかった道具の複数所持という形で、論者積みが本家ポケモン勝負にも誕生してしまった。
もっとも、フラージェスが論理的にはありえないポケモンであるため、仮にそれでハチマキやメガネを増やした所でムックとの誹りは免れないだろうが・・・
これは我にも理解できませんなwww良い子の貴殿らは真似してはいけませんぞwwwww
こんな芸当できるのは貴殿だけですぞwwwぺやっwwwww(褒め言葉)