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趙雲

ちょううん

中国の後漢末期から三国時代に活躍した武将。忠義に厚く勇猛な人物で、その姿は劉備に『一身これ胆なり』と言わしめた。
目次 [非表示]

プロフィール

姓名趙雲
子龍
生没年?年〜229年
所属公孫瓚軍→劉備軍(蜀)→蜀
容姿生得身長八尺、濃眉大眼、闊面重頤、威風凜凜(身長約184cmの恵まれた体格、眉が濃く目が大きく、広々とした顔であごが重なっている、威風堂々)(演義)
得意武器槍(演義) ※銘は涯角槍(平話) ・青釭剣
愛馬白龍(民間伝承)
称号蜀の五虎大将軍(演義)・牙門将軍、虎威将軍など
封号永昌亭侯
順平侯
異名常山の趙子龍(演義)・一身都是膽(一身これ肝なり)(演義)(劉備から)
主な一族子:趙統、趙広 妻:孫軟児(民間伝承)

概要

三国志に登場する英雄で、常山郡出身の武将。

中国語ではチャオ・ユィン(Zhao Yun)と呼ぶ。封号は永昌亭侯。諡は順平侯。子には趙統・趙広。


正史においては、官民の義勇兵を率いて公孫瓚の配下となる。そして、公孫瓚の配下として各地を転戦。

その道中、公孫瓚が青州において袁紹と戦っている田楷の援軍として劉備を派遣した際に随行し、劉備の騎兵隊長となった。


その後趙雲は兄の喪のために公孫瓚の元を辞して帰郷。のち、曹操に徐州を追われ袁紹の本拠地・にいた劉備と久しぶりに目通りし、密かに募った数百人の兵を連れて劉備の配下となる。


劉備が世話になっていた荊州太守・劉表の死後、劉備は曹操の大軍に追われて逃走する。この時、荊州の当陽県・長坂坡で趙雲は劉備の息子阿斗(後の劉禅)を自ら抱え、また甘夫人を保護した(長坂の戦い)。この戦いの後牙門将軍に昇進している。


赤壁の戦い後の荊南平定にも参加し、偏将軍・桂陽太守に任命された。


劉備入蜀の際には荊州に留まったが、諸葛亮に率いられて張飛とともに長江をさかのぼって入蜀。江州(重慶)から西進し、途上で江陽を攻略し蜀が平定された後、翊軍将軍に任ぜられた。


漢中攻め(定軍山の戦いの際は、黄忠を救出し見事な撤退戦と空城計を演じ、軍中では虎威将軍と呼ばれるようになった。


劉禅の時代、馬謖が街亭で大敗(街亭の戦い)した際、別軍を率いていた趙雲も曹真に敗れはしたものの自ら殿軍となり漢中へ撤退することに成功した。のち曹真が大軍でおしよせた際、趙雲は鄧芝とともにその相手をする囮となり、諸葛亮は祁山を攻めた。

趙雲と鄧芝は箕谷で敗北したものの大敗には至らなかった。しかし、敗北の責任として趙雲は鎮軍将軍に降格され229年に没した。

この時、諸葛亮は「片腕を失ったようなものだ」と嘆いたという。

三国志演義

三国志演義』においては、基本的には『正史』に沿う形となるが、脚色箇所も多く、『正史』に比べて大幅に活躍が増えている。さらに性格付けとして、蜀の五虎大将軍の一人という扱いで、関羽・張飛に勝るとも劣らぬ武勇の持ち主として描かれる。

これが後世に広く伝わり、昨今のゲームの影響もあって日本においては劉備や諸葛亮と並ぶほど人気の高い人物となった。(中国ではもともと京劇などで趙雲人気があった)


特に長坂の戦いが有名で、戦場を単身、曹操軍に斬り込み甘氏と阿斗(劉禅)を救出。

この際曹操軍の総数は百万とも云われている。

漢中攻防戦では一騎で曹操軍の進軍を止めた。街亭の敗戦でも、趙雲の部隊だけは一兵も損なわず撤退に成功する。

他にも蜀攻略戦、南蛮平定戦など諸葛亮の遠征には常に同行し、劉備や諸葛亮から信頼された。

元は曹操が持っていて、長坂の戦いの時に夏侯恩を討った時に彼が持っていた青紅剣を手にし、無双したとも伝わる。この剣は曹操の持つ倚天剣と対をなす名剣だと言う。


人物像

趙雲は身長八尺(約184cm)、姿や顔つきが際立って立派だったとされている。


桂陽攻略時に降伏してきた太守・趙範が自らの兄嫁(未亡人)を嫁がせようとしたが、趙雲は「趙範は追い詰められて降ったに過ぎず、内実は判った物では有りませんし、天下に女は少なくありません」と述べて、これを固辞したとされ、厳格な性格を示す逸話となっている。演義では南蛮戦以降、少し頑固になっており自身より若い王平らが優先起用された際には魏延相手に愚痴をこぼしたりしている。


漢中攻めの際の働きから、劉備から「子龍は一身これ胆なり」と賞賛された。


また民間伝承においては、「白龍」という足の速い駿馬を愛馬として、「涯角槍」(がいかくそう)というを得物としていたと伝わっている。


容姿

演義の偉丈夫設定を反映して、髭なしの凛々しい若武者として描かれることがほとんど。無双シリーズの影響がデカすぎる。桃園三兄弟が軒並み髭面のおっさんなので、そのしわ寄せでイケメン枠を果たしている感もある。横山版のドカベンはその中でも異彩を放っているが、これはこれで男らしくてカッコいい。


登場作品ごとの趙雲

センシティブな作品古今東西趙雲子龍♀


真・三國無双』シリーズ

趙雲

こちらを参照


三国伝

ちょううん

こちらを参照


一騎当千

センシティブな作品

こちらを参照


恋姫†無双』シリーズ

センシティブな作品

こちらを参照


横山三国志

趙雲殿おはよう趙子竜

どうしてこうなった…… → おはよう趙子竜


鋼鉄三国志

マスクさん2


蒼天航路

蒼天趙雲


三国恋戦記

子龍くん

こちらを参照


三國志シリーズ(光栄)

シリーズを通してトップクラスの武力を持つだけでなく、知力・政治も高く文武両道を地で行く万能武将として優遇されており、関羽に迫る能力値に設定されていることも多い。

ただ、近年のシリーズでは知力・政治のデフレ化で武官寄りに引き下げられており、役割が明確化されている。


妖怪三国志

ロボニャンとその派生型、ワルニャンセーラーニャンなどの一部のニャンシリーズによって演じられる。また、アニメ版ではウィスパーにも「自分が孔明役でなかったら真っ先に演じてみたいキャラクター」と言われている。


反三国志

馬超と共に本作の二枚看板主人公として八面六臂の大活躍をし、劉備の天下統一に最も貢献する。徐庶の母を救出したのも彼。

更に、演義で結婚歴不明のまま息子の存在は確認されていたという点を突かれ、馬雲騄という妻を与えられる。

馬雲騄は馬超の妹という設定のオリキャラ。二人のイケメン勇者それぞれの妹と妻であり、更に自身が才色兼備の女勇者なため仲良く戦場を駆けて戦功をたてる。

この時代に乙女妄想とは、わかってるじゃないか周大荒。


十三支演義

声:鈴村健一


新解釈・三国志

演:岩田剛典


WoLong

声:日野聡


関連イラスト

趙雲


関連タグ

三国志 蜀漢 五虎大将軍

劉備 公孫瓚 袁紹


作品タグ

無双シリーズ 無双OROCHI 三国無双(三國無双) 無双☆スターズ

横山三国志 蒼天航路

三国志大戦 三国伝 一騎当千

恋姫†無双 真・恋姫†無双

おはよう趙子竜 鋼鉄三国志

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