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m.o.v.e

むーぶ

1997~2013年に活動していた音楽ユニット。初期は「move」表記だった。
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概要

女性ボーカルyuri、男性ラッパーmotsu、プロデューサーt-kimuraこと木村貴志(途中でメンバーから離れる)という、2UNLIMITEDやglobeにも似た編成のユニット。
「安定、安泰をよしとせず、絶えず変化を求めていく」という活動方針を体現したmoveという名前が指すように、取り入れた音楽のジャンルも多岐にわたり、手を出したことがないのは(おそらく)2ステップだけという幅広さ、もしくは無節操さが最大の特徴である。ジャンル変遷の詳細は後ほど。
motsuが週刊ヤングマガジンを創刊時から愛読していた縁もあり、ヤンマガで連載されていた頭文字Dがアニメ化された際には、セガ制作のゲームシリーズ「Arcade Stage」も含めて、完結まで一貫して主題歌を提供。解散後の放送となったFinal Stageでもお蔵入りになった曲を引っぱり出して起用されたほどの、相思相愛、もしくは一蓮托生ぶりを誇る。

メンバー略歴

  • yuri

テレビ東京の公開オーディション番組「ASAYAN」の企画で一度落選したが、木村が声質を評価して採用。デビュー直後は、音の通りはいいものの歌唱力に難を隠せない部類だったが、2002年秋から発声トレーニングの成果として、従来より太く低い歌唱スタイルへ変更。
結成当初は楽曲制作への関わりが弱く、せいぜいこういう雰囲気の曲がほしいとリクエストを出す程度だったが、2005年発売のアルバム『BOULDER』の命名、ならびに先行両A面シングルに収録された「NOISY TRIBE」で作詞を行って以降は、新作オリジナルアルバムで毎回1曲は作詞者登記をされていた。

1990年代前半にダンスグループ「MORE DEEP」を率いて、ファッション雑誌「Vogue」にありがちなポーズを軸としたヴォーギングダンスを日本に広めた第一人者。自身の担当バースにとどまらず、ほとんどの曲の作詞を務めた他、木村の脱退後に発売されたアルバムでは作曲も担当。
m.o.v.e解散後はキング・クリームソーダyoutubeチャンネルが主戦場。
  • t-kimura
クラブで絶大な人気を集めたユニット「RAVEMAN」の中心メンバーで、motsuとはこの当時からの仲間。1996年に立ち上げ、オリコンアルバムチャート週間1位も記録したユニット「Favorite Blue」の覆面ユニットとして、ダンスビート、エレクトロニック色を強めたユニットの構想を実現させたのがm.o.v.eである。FBでは主にギターを弾いていたが、m.o.v.eでは他にキーボード演奏やターンテーブル操作も披露。
2008年12月に脱退、ならびにタレント活動終了の意向を公表し、2009年4月に記念ライヴを開催した後も、表舞台に出なくなっただけで関係は続いていた。

来歴

アルバムを基点として、手を出してきたジャンルを列挙。

  • 1997年
10月1日にシングル「ROCK IT DOWN」でデビュー。その後、1998年6月発売の1stアルバム『electrock』まで、日本ではデジロックと呼ばれた、電子楽器でロックを再現したような曲調を主体にしていた。
  • 2000年
1月に2ndアルバム『worlds of the mind』を発売。オリコン週間チャートで最高3位に食い込む。
後にももいろクローバーZがカバーして知名度を上げる、テクノ風の8thシングル「words of the mind」や、1stアルバムから引き継いだロックテイスト、さらにラテンファンクR&Bと、moveの由来の通り様々なジャンルを収録。
  • 2001年
1月発売の、第3次ユーロビートブームに乗った10thシングル「Gamble Rumble」にてオリコンチャート週間7位を記録。続く2月発売の3rdアルバム『Operation Overload 7』は、ユーロビートを主軸に据えた上で2ndアルバムの何でもあり路線を継続。ハウスミニマルテクノ、黎明期のトランス、本人曰くシャンソン風なバラードなどを収録。
その後、6月発売の11thシングル「SUPER SONIC DANCE」でハイパーテクノをかすめた後、8月発売の12thシングル「FLY ME SO HIGH」より、本格的にトランスへ傾倒を始める。
  • 2002年
2月にトランス主体の4thアルバム『SYNERGY』を発売。しかし書き下ろし曲との兼ね合いで、直近2作のシングル収録曲は5分程度への大幅な短縮を施されている。ただし、先行シングルとなった14th「Romancing Train」は元から5分超の長さなので、尺調整をされていない。
アルバム完成後に木村がキューバ旅行へ行ったのを契機として、8月にラテン系のアレンジでまとめたセルフカバーアルバム『Tropican Trops』を発売。その後1年ほど、ラテン、ブラスロックで新曲リリースが行われる。yuriの歌唱スタイルが変わり始めた頃でもある。
  • 2003年
9月発売のシングル「Painless PAIN」、ならびにミニアルバム『DECADANCE』で、突如ハードロックへ転向。ハードロック自体は1999年に6thシングル「platinum」で採り入れていたものの、ラテン路線からの振り幅の大きさゆえに驚きや拒否感も目立った。
  • 2004年
1月発売の5thアルバム『DEEP CALM』でもハードロック、ゴシックメタルを継続、ヘビメタ専門誌から絶賛を受けるなど、業界内での評判は上々だった。
5月にシングル20作記念として、ラップとサビの歌メロだけという、デビュー曲に近い構成の「DOGFIGHT」をリリース後、8月発売の21stシングル「GHETTO BLASTER」では、Xゲーム大会のテーマ曲というオファーにあわせてラップロックを採用。
  • 2005年
1月に史上初の両A面22ndシングル「How to see you again/NOISY TRIBE」をリリース。6thアルバム『BOULDER』の予告編として、ラウドロックを導入。アルバム全体では、パッヘルベルのカノンをサンプリングした「Lookin' on the sunny side」など、ヒップホップとの合いの子な編成である。
9月から4ヶ月連続でリリースされたシングルはディスコパンクが中心になった他、頭文字Dと提携したMVが作られた。余談だが、同時期に香港で制作されたイニDの実写映画には一切関与していない。
また、海外展開を見越して表記を「m.o.v.e」へ変えたのもこの頃。
12月の26thシングル「Angel eyes」にて、m.o.v.eとして通算100曲リリースへ到達。シングルでは初めての、四つ打ちバラードでのA面曲でもある。
  • 2006年
1月発売の7thアルバム『GRID』初回限定版付属のDVDにて、4ヶ月連続リリースシングルのMVを完全版で収録。アルバム本編は3rd以来に多彩なジャンルを取り入れ、先行シングルのc/wにもなっていたファンクやトランス、頭文字DのPSP用ゲームに向けて書き下ろしたユーロビート「NAMIDA3000」の他、木村と中学生時代からの旧友でもあるAKIRA_YAMAOKAも参加。
  • 2007年
前年はオリジナルアルバム1作だけで途絶えていたリリースが、デビュー10周年を迎えるにあたって再開。28thシングル「SPEED MASTER」では、沖縄県を拠点とするメタルバンド、8-BALLと共同で制作を行い、同一タイトルで別々の曲をリリースするというギミックを敢行。
10月にはベストアルバム『10th Anniversary MEGA BEST』を2枚組で発売。事前にファン投票で選ばれたシングル10曲と直近のシングルをまとめた盤と、20曲を20ジャンルにリミックスした上でノンストップにまとめた盤で構成された上に、初回限定版には歴代のMVをVJがメドレー方式でまとめたDVDも付属。MV集自体も、『10th Anniversary GIGA BEST』としてDVDで同日発売されている。
2008年3月には、デビュー10周年記念で行われたライヴをCDとDVDで販売。ライヴの様子を収めたDVD自体は、アルバムの初回限定版に同梱されていた例があるが、単独で販売されたのはこれだけ。
  • 2009年
メンバー略歴で触れたように、1月発売の8thアルバム『Humanizer』からCDジャケット、ならびにMVには木村が映らなくなり、パフォーマンスは2人で継続。ライヴではサポートDJを置く体制に変わった。オリジナルとしては3年ぶりになるアルバムでは、ユーロビート、ディスコパンク、ハイパーテクノに加えて、ジャングルハードコアテクノといった新境地も披露。
8月にはこちらも新境地となる、アニメソングのカバー集『anim.o.v.e01』をリリース。かつてらき☆すたで頭文字Dのパロディが行われたと聞いた木村が、感謝の意味を込めていつかカバーしたいと思っていた計画を実行。アルバムにはアニソンシンガーと共演した書き下ろし曲も収録され、ALIPROJECTの宝野アリカ、桃井はるこ、BLESS4のAKINOを招聘。桃井と共演した「名もなき愛」では、イニDで主演を務めた三木眞一郎も語りで参加している。ジャケットイラストは、初音ミクをはじめ多くのボーカロイドのパッケージイラストを描いたKEIの手によるもの。
  • 2010年
前年末にyuriの入籍と妊娠が公表され、出産ぎりぎりまでレコーディングを行いながら、9thアルバム『Dream Again』を完成させて3月に発売。グリッチや、後年にEDMと呼ばれるスタイルで、全力ではないボーカルをカバーした。
8月には『anim.o.v.e02』をリリース。書き下ろし曲には飛蘭鷲崎健浅野真澄影山ヒロノブ遠藤正明高山みなみが参加。産休中から制作が始まっていた事情もあり、yuri不在の曲が2つ存在する。
また、yuriの音声データを素材としたボーカロイド「Lily」も同日発売。アルバムにもサンプルトラックとして、「Rage your dream」と「Romancing Train」のボカロカバーが収録された。
  • 2011年
3月9日に、河村隆一SUGIZOをゲストに迎えたシングル「oveRtaKerS」を発売。直後に10thアルバム『oveRtaKerS SPIRIT』を発売予定だったが、東日本大震災の影響で2ヶ月の延期。6年ぶりにロック色を前面に押し出したアルバムである。
その後、9月に『anim.o.v.e03』をリリース。書き下ろし曲は田村ゆかりを迎えた「LOVE SHOWER」だけだが、交響詩篇エウレカセブン第1クールのオープニング曲「DAYS」で、motsuが他人の書いたラップのカバーに挑むなど、全体的にチャレンジングな内容。
  • 2012年
2月に配信限定のc/w集『m.o.v.e B-SIDE BEST』と『anim.o.v.e best』を発売したのに続き、3月にアルバム『XII』をリリース。フルサイズ、ミニサイズをあわせて12作目のオリジナルアルバムというシンプルな由来。
その後、15周年に向けてベストアルバム発売を準備していると告知されたが、後に発売時期がデビュー月である10月から延期されることが決定。そして12月に解散を表明、ベストアルバムは解散記念へと意味合いを変えて2013年2月に延期先が決まった。
  • 2013年
2月にベストアルバム『Best moves. ~and move goes on』を発売。ファン投票を基に、アッパー系とメロウ系という2つのテーマで選ばれた曲たちに、頭文字D Fifth Stage、ならびにArcade Stage ver.7へ提供した曲たちを加えた2枚組構成。初回限定版では、イニDと縁のある曲の新作リミックスをまとめたCDと、解散に際してのインタビューを収めたDVDを加えた計4枚組仕様。
そして3月に赤坂BLITZで解散ライヴを行い、6月にDVDを発売して活動終了。
2014年にはイニDアニメシリーズの完結を受けて、お蔵入りになった中から「outsoar the rainbow」と「Days」が起用され、主題歌全集『頭文字D FINAL BEST COLLECTION』でCD化されている。

関連タグ

エイベックス ASAYAN 頭文字D

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