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ヒューマンガス

ひゅーまんがす

世紀末映画『マッドマックス2』に登場する悪役。その圧倒的存在感から根強い人気を誇っている。
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おれ様は失望したぞ ガソリンを独占しようなんて勝手すぎる そう思わんか?


演者:ケル・ニルソン

吹替:柴田秀勝(フジテレビ版)、島香裕(TBS版)、麦人(テレビ朝日版)、手塚秀彰(スーパーチャージャー版)


ヒューマンガス様

無法の荒野の主、暴走族のカリスマにしてロックンローラーのアヤトラ、それがヒューマンガス様である!

無骨なフェイスガードと皮サスペンダー以外身につけないという世紀末ファッションと、それが全く気にならないほどの筋肉を身につけたカリスマ指導者である。

果断にして残虐だが、攻撃する相手に対してもまずは対話を試みようとする器のでかい男である。

頭のネジが吹っ飛んだモヒカン男も腕力一つで従わせる指導力の持ち主で、主人公マックスを幾度となく窮地に陥れた。


愛車は、トラックシャーシと思われる6輪の大型オフローダー(?)。ニトロらしき出力増強剤を装備しており、マックスのV8インターセプターにさえ追いつき、大破させた(ただし、この時のドライバーは勝手に持ち出したモヒカンのウェズ)。

メインウエポンはスコープ付きのS&W M29(.44マグナム)。他に、愛車に装備されている銛もある。


なお、正式な御名は“Lord Humungus”であらせられるので、日本語では畏敬の念と共に「ヒューマンガス“様”」と、敬称を付けて呼ぶのが正しい。(もっとも、日本のファンの間では親愛の情を込めて、フランクに「ガス様」と呼ぶ場合も多い)


演説(お前たちには失望した。またもこの私に解説させおって!)

マッドマックス2』で特に印象的な場面が、ヒューマンガス様の初登場と、その名演説である。不平等を憎み、公正を求めるヒューマンガス様は、世紀末にあって貴重な石油(ガソリン)を独り占めにして、一滴も分け与えようとしない偽善者達を、厳しく指弾するのである。

(はっきり言って、主人公よりセリフも多いし、弁も立つ)

要求を受け入れても受け入れなくても、最後には殺すというぶれない姿勢は、世の指導者の手本となるべき神々しさに満ちあふれている。


ヒューマンガス様は既に天へと旅立たれたが、リソースと富を独占し、他者を顧みない身勝手な世を正す声は、あるいはネット上で、あるいは慕う者達の口を借り、あるいは新たな依り代を得て、今も響き続けているのである。

おれ様は失望したぞスイートヒューマンガス(修正)マッドスイートマックスVOCALOID 初音ミク 「お前には失望した!」


(補足)

『マッドマックス2』の吹き替えには複数のバージョンがあり、セリフ回しにはそれぞれ若干の差異がある。ネット上で主に引用される演説は、フジテレビ・ゴールデン洋画劇場版(声・柴田秀勝)だが、現在(2015年6月)、このバージョンはソフト化されていない。

ちなみに『怒りのデス・ロード』公開を記念して発売された「マッドマックス トリロジー スーパーチャージャー・エディション ブルーレイ版 スチールブック仕様」に収録されている“スーパーチャージャー版吹き替え”では、ヒューマンガス様の声を演じているのは手塚秀彰。一方で、ヒューマンガス様に物申そうとしたカーマジャン老人の声は、テレビ朝日・日曜洋画劇場版(こちらもブルーレイに収録)でヒューマンガス様の声を演じた麦人であり、新旧ヒューマンガス様夢の共演となっている。

ロックンローラーのアヤトラ


バカげた余談だ

仮面の悪党は死ぬ前に素顔を見せるのが相場であるが、ヒューマンガス様は1カットも素顔を見せないまま退場する。実は当初の設定では、その正体は前編の相棒ジム・グースの成れの果てであり、あのマスクは焼けただれた顔を隠すためのもの。銃のケースに貼られていた写真も警察時代の姿である。

しかし諸々の理由でそういった悲劇的設定は消失し、愛車のパーツなどに警察時代の痕跡を残すのみとなった。


ヒューマンガスを演じたケル・ニルソンスウェーデンのウエイトリフティングの元選手で、オーストラリア人の妻の仕事が女優業で夫婦共に役者としてオーストラリアにて仕事を始めた頃、本作のヒューマンガス役に抜擢された。因みにヒューマンガスのハゲ散らかした頭はカツラであり、ニルソン本人はフッサフサである。


関連タグを独占するなんて勝手すぎる!

マッドマックス

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