一度印刷に出た予言は
もう決して変えることはできないッ！ 決して！
概要
名前の元ネタはアメリカの音楽劇団「オインゴ・ボインゴ」（ダニー・エルフマンがリーダー）から。
DIOの部下であるエジプト9栄神の1人。オインゴ・ボインゴ兄弟（ブラザーズ）の片割れでオインゴの弟。
兄・オインゴ以外の人間とは口を利けないほどの内気な性格。兄以外では喋ることもままならず、人前に出る際は常に木箱に隠れて移動している。
変な笑い方が特徴。
エジプトのアスワンにてジョースター一行を襲撃する。まずは予言に従い毒殺しようとするが失敗。
次に予言通り空条承太郎をオレンジ爆弾でふっ飛ばそうとするも、逆に承太郎に変身したオインゴがふっ飛ぶ結果に（一応だが予言は当たっている。本物はオレンジをもらった。尚、承太郎は最終的に本当に予言された死に方をするため、そちらの意味でも当たっている）。
ボインゴは兄の仇を撃とうと意気込むも、戦う前にオインゴが金品を巻き上げた男が仲間を引き連れて逆襲、兄弟そろって病院送りになり、承太郎達に襲われた事実にすら気付かれぬまま、退場となってしまった。
その後、入院中にホル・ホースに拉致されてしまい、ジョースター一行を倒すために強制的にチームを組まされる羽目に。
兄の仇を取るべく恐怖を我慢して協力、ジョースター一行が予言通りトラックに轢かれ動けなくなる。
止めとして承太郎を射殺する予知を実現するべく行動するも、ホル・ホースのうっかりにより止めを刺す時間を誤り、またしても逆にホル・ホースが撃たれて再起不能に（本に描かれている承太郎を撃ちぬかれているので、これも予言が当たっている。本物は銃ではなく水に当たった）。
この顛末を見ていたボインゴは「復讐よりも自分や周りの人間の幸せのために能力を使う方がよほど価値がある」として、自分のスタンドの真の使い道を悟り、胸を張って帰ろうとする。
しかし、蹴っ飛ばした木箱が近くにいたイギーに当たってしまい、ボコボコにされ再び入院。
以前より根暗な性格になってしまった上に「人の性格がそんなに簡単に変わって成長できるなら苦労はしない」とのトト神のツッコミを受けてしまった。
スタンド「トト神」
本に描かれた漫画を通して未来を予知が出来るスタンド。詳細は当該記事へ。
♪信じてるぜ 信じてるよ オインゴボインゴブラザァ～ズ！
TVアニメ版では第27話で初登場。
EDにて「アク役◇協奏曲 〜オインゴとボインゴ〜」 という曲を兄と共に歌った。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ初のキャラソンにして、中毒性のある曲として話題となった。
itunes Storeでは（TV size）と書かれていたため、ファンからは「ロングバージョンがあるのではないか?」「2番はとっても意地悪でイヤなヤツとボインゴが歌うのではないか?」などと予想されていた。
アヌビス神、マライア、アレッシーなどの刺客がジョースター一行に襲いかかっては敗れを繰り返し、迎えた第36話。
信じていいのかァ? 信じてよ ホル・ホース ボインゴ コンビィーッ♪
再びの特殊EDに視聴者たちは「信じてたぜ！」とスタッフ達に敬意を示した。
1番と同じメロディーではあるが、歌詞とメロディーがズレていたり、アレンジが加えられていたりと、1番が長年連れ添い信頼しあっている兄弟コンビに対し、2番が信頼関係もまだきちんと築けていない即席コンビの違いがはっきりと分かるような仕上がりとなっている。
最初は予言の力を疑っていたホル・ホースが後半で心から信じると、元のストーリーに沿った歌詞。尚、最後のシーンが地味にネタバレになっているのはご愛嬌。
ちなみに放送直前のオラオラジオ！によると、
ワーナーの大森啓幸氏が「SC後期にも1、2部の特殊EDみたいな何か、やってみない？」と提案
→津田監督が「実はボインゴ回に歌モノがやりたいんです」と応じる
→キャラソン作りも得意な作曲者の菅野祐悟氏が嬉々として受諾
という流れで生まれた曲らしい。
クレイジー・Dの悪霊的失恋
DIOの死後10年経っても内気で暗い性格のまま。容姿も第3部から10年経っているのにもかかわらず、顎に無精ひげが見えるようになった程度の変化しかなく、東方良平からも少年のように扱われていた。
『オウムを探す』依頼を受けたホル・ホースが、オウムの居場所をトト神に予言してもらおうとボインゴの下を訪れた。ボインゴの方は正直、面倒事やホルに関わるのは嫌だったが、トト神の予言で “ホルに連れ出される事態は避けられない” と悟ったため、ホルに「今後ボインゴに一切関わらないこと（頭に思い浮かべるだけでもダメ）」の条件付きで協力する。
予言に従い、ホルと共に杜王町を探索するが、すぐに行方不明になってしまう。その際に（予言に出たので敢えて）トト神を落としており、そちらはかつて死んだ従兄の死の真相を探る女性――花京院典明の従妹・花京院涼子に拾われた。
担当声優
- 長沢美樹（第3部格闘ゲーム版）
- 菅沼久義（オールスターバトル版）
- くまいもとこ（TVアニメ版）
