概要
シンジケート「ガンマ団」第7の刺客で(自称)魔法使い。
その出で立ちも西洋ファンタジーに登場する魔法使い(もしくは魔女)然としており、怪しげな薬や魔法により相手を翻弄する。
名前の由来は銘菓「名古屋ういろう」と、アメリカのファンタジー映画『Willow(ウィロー)』をかけた洒落。その名の通り愛知県出身で名古屋弁口調で喋る。一人称は「ワシ」。
シンタローたちが寝静まったころを見計らって「人間をコウモリに変える薬」を飲ませようとするが、パプワたちの寝相により阻まれた挙句、騒がしくしたためにシンタローに殴り飛ばされ、その拍子に誤って薬を飲んでしまい自らがコウモリになってしまう。
その後、同じくコウモリであるテヅカくん(アラシヤマの友達)と仲良くなり、最終的にはアラシヤマそっちのけで二人で遊ぶようになる。
以降は本編のシナリオに関わる機会も少なかったが最終話では人間の姿に戻っている。
アニメ版
エピソードがかなり掘り下げられており、「人間をコウモリに変える薬」を飲ませようとするに至るまでの昼間のエピソードが追加された。
魔法でタンノくんをエビフリャー、イトウくんを名古屋コーチンに変えたり、ジャングルに僅かな時間で(妙にシャチホコが強調された)名古屋城を出現させたりと、ご当地ネタを満載に盛り込んだ描写が目立つ。
はじめはトットリの協力を得て巨大な忍者屋敷として建築された名古屋城を使い、誘い込まれたシンタローたちを一網打尽にしようと試みるも、シンタローが城内で「眼魔砲」を放ったことで城が倒壊してしまう。
続けて白兵戦ではパプワたちに手品師と勘違いされたことを良いことに、手品に見せかけて彼らを殺そうとするが、規格外に頑強なパプワを仕留め損ね、その後も一転攻勢の甲斐なく撃退されてしまう。
勘違いされた当初は憤慨していたが、手品道具一式を持参しており、一応まんざらでもなかったようである。
こうして数々の作戦が失敗したことで、最後の手段として夜になるのを待って「人間をコウモリに変える薬」を飲ませようと試み、原作と同じ展開になった。なお、アニメ版は原作の話を最後まで描くまえに終了しているため、元の姿に戻る描写は描かれなかった。
容姿
前述の通り、黒いトンガリ帽とマントを羽織った西洋の魔法使いを彷彿とさせる出で立ちをしている。髪は緑色のショートボブ、モミアゲだけは長く伸ばし毛先をゼンマイのようにカールさせている。
身長は他の団員たちよりやや小柄で、最終回での再登場時は(作者の作画の変化もあり)顔立ちも童顔になった。