SENATVS POPVLVSQVE ROMANVS
〈せなーとす ぷぶりうす ろまーぬす〉
古代ローマ社会での権力者が演説の冒頭句である、意味は『元老院(セナートス)とローマ市民へ』である。ローマ社会全体への主権者〈ローマ市民〉を指しており、元老院体制(協和体制)の後期からローマ社会での公式ロゴとなり、一応、元首政治(ローマ皇帝の統治政)に以降後も有効な言葉であり、建前でも『ローマ帝国』という代物は市民が主役であった。
歴代のローマの第一人者〈ローマ皇帝〉が延々と使用したが、キリスト教に改宗した、第一人者コンスタンティヌスを最後に『SPQR』という言葉は使われなくなった。
時代は変わったのである。
現在の使用例
現在もローマ市役所の広報に使用されており、「SPQR『ゴミはクズカゴヘ』」といった風に使用されるほかマンホールの蓋やタクシーのドアにも描かれている。
「Sono Porci Questi Romani(このローマ市民どもは豚である)」と皮肉げに解されることもある。