概要
本名はケンイチロウ・ハラダ(原田剣一郎)。職業はヤクザである。
(※ただし、原語での綴りはKenuichio Harada(ケヌイチオ?)という日本人から見ると謎な表記となっている)
妹のマリコ・ヤシダとウルヴァリンが婚約していた(が、結婚式当日に殺害されてしまう)ため、ウルヴァリンの義理の兄にあたる。
日本政府によって結成されたヒーローチーム「ビッグ・ヒーロー・シックス」のリーダーとして活躍したり、洗脳されて悪役に回ったり、その後洗脳が解けてヒーローに復帰したりした。
X-MENとの関係としては前述のようにウルヴァリンとの絡みが多く、戦いの中でお互いを認め合って友情を築いたり、ウルヴァリンから養女の養育を頼まれたり、かと思いきや色々あってまた殺しあったりしている(展開や人物関係の変化がめまぐるしいのはアメコミにはよくあることなので、あまり気にしてはいけないのだ)。
装備する刀をより強力にするフォースフィールドを使うミュータントである。
この状態の刀はアダマンチウム以外の物質なら大抵切り裂けるほどの切れ味を誇り、シルバーサムライ自身の剣技も優れているため、接近戦では極めて強力と言える。
まだマーベルの制作陣に日本についての正確な知識を持っている人がいなかった時期に制作されたキャラクターなので、その名のとおり銀色の鎧を身にまとう強烈なデザインだったり、自宅が城だったりするのが玉に瑕、かもしれない。
ちなみにアイドルオタクである。いや、マジで。
他メディア
ゲーム
日本においては、ゲーム『X-MEN Children of The Atom』『MARVEL vs CAPCOM 2』に出演したことで存在を知った人が多いと思われる。
このうち、前者に関しては使用される切っ掛けが「隠しコマンドで豪鬼を出そうとして失敗した」というのが一番多そうというのがアレだが。
- ※隠しキャラの豪鬼を使うためのコマンドが、1P側だと「カーソルを特定の手順で動かした後、最後にシルバーサムライに合わせて特定のボタンを同時押し」というものだったのだが、このタイミングが非常にシビアでコマンド失敗者が続出。結果当時のゲーセンのX-MEN筐体ではシルバーサムライが大量増殖する事態になってしまった模様。ちなみに同様の豪鬼失敗キャラ仲間で『スパIIX』の茶色リュウも居る。
実写版
『ウルヴァリン: SAMURAI』に登場。
ヴァイパーがヤシマ産業のテクノロジーを利用して作り上げた、アマダンチウム合金製のパワードスーツ。
本作ではケンイチロウ・ハラダではなく、別のある人物が装着者になっている(一応ケンイチロウ・ハラダも登場しているが、原作とは異なり剣よりも弓の扱いを得意としており、シルバーサムライにもならない)というちょっとややこしいことになっている。
なお、銀色の鎧はヤシマ家の守護神のような意味合いも持っているらしく、ヤシマ家には銀色の甲冑が安置されている。中盤、この甲冑を真田広之演じるシンゲン・ヤシダが装着してウルヴァリンと戦った。
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』版
CV:西川貴教
本作ではヴィランとして登場。アイアンマンいわく「日本トップクラスの凶悪なヴィラン」らしい。