概要
サロメ星人が地球侵略のためにウルトラセブンに似せて作り上げたロボット。
身長・体重は本物と同じで、セブンの技も全て使用できるが、腰や手足にプロテクターが装着されているのが特徴。また掛け声も若干低い。
サロメ星人はこれを完成させるためにモロボシ・ダンを拉致し、自白装置・トークマシンでウルトラビーム(エメリウム光線と思われる)の方程式(MGSH3GWFB1)を聞き出した。これを組み込み完成したにせセブンは早速出撃し海上を通りかかる船を攻撃、破壊の限りを尽くした。
ダンが差し向けたアギラも一方的に痛めつけ、崖から蹴落として勝利したが、その後現れた本物のセブンとは互角の戦いとなり、最終的にボディ風車によって本物ごと海に転落し爆破された。
例によってバレバレの偽物であるが誰も気が付かなかったにせセブンであるが、なんと作り手であったサロメ星人でさえもにせセブンを倒し浮上してきた本物のセブンを「我らのセブン」と間違えていた。作り手さえも欺いた偽のウルトラマンは他に例がない。
フォローしておくと、このシーンのセブンは海面から頭を出していただけでプロテクターがあるかどうか確認できない演出だったのだが、ウルトラ警備隊が半信半疑な様子だったのに対し、サロメ星人は何を根拠に「我らのセブン」と断定したのだろうか・・・?
ともあれこの結果、サロメ星人はセブンに騙し討ちされる形で倒される事になる。何という皮肉だろうか。
それでも、サロメ星人は懲りずににせウルトラセブンを再建造しただけでなく、偽のウルトラ兄弟まで作り出し全宇宙の制覇を目論むのであった・・・