概要
作中でロック・リー・マイト・ガイの師弟と、ガイの父マイト・ダイが使用する木ノ葉流体術の奥義であり、体に8つある“門(経絡の弁≒リミッター)”をチャクラによって無理矢理外すことによって、通常では出すことのできない身体の潜在能力を引き出すことが出来る。
門は頭に近い場所から、右脳に開門・左脳に休門・胴体に生門・傷門、杜門、景門、驚門・心臓に死門の八つ。
非常に強力な技であるが、限界以上の力を無理矢理引き出すことになるために、身体にはとてつもない過度の負担がかかってしまい、開けた門の数によっては使用後に動くこともままならなくなる。
更に八門全てを開いた状態は『八門遁甲の陣』と呼ばれ、自身より遥か格上の相手(五影クラスの大物)でさえ圧倒してしまうほどの力を得られるが、使用者はほぼ確実に死ぬ。
使用の際には身体から紅い血の蒸気が出る。
八門遁甲を利用した技
蓮華(裏蓮華)
- 八門の内、三つ以上を解放することで放たれる“蓮華”の真の姿。視認不可能なほどの超高速で動き回りながら相手に連撃を叩きこみ、最後に左手の包帯で相手を拘束して引き寄せ、右手・左足の同時攻撃で相手を吹き飛ばす。
朝孔雀(あさくじゃく)
- 第六門『景門』まで解放することで発動された。相手に猛打と、それによる摩擦熱による炎を浴びせて焼き尽くす大技。炎の飛び散る様が孔雀が尾羽を広げる姿に似ていることから命名された。
- 第二部での干柿鬼鮫戦にて初登場。ガイの必殺体術の一つで、この技を解禁した戦いでは必ず勝ってきたという。
昼虎(ひるどら)
- 第七門『驚門』まで解放することで発動された。両手で“獣の顔”を形作り、それを一直線に付きだすことで強烈な空気圧を撃ち放つ。ガイ曰く“空圧正拳”。放たれた空気圧は一点に収束したのち、拡散して相手を吹き飛ばす。
夕象(せきぞう)
- 『八門遁甲の陣』解禁状態で放たれた。拳で空気の壁を叩くことで、強烈な空気弾を発射する。しかも一発撃つごとに威力は加速していき、最大五発まで撃ち放たれる。その空気弾のかたちは、象の足型にも見える。
夜ガイ
- 『八門遁甲の陣』解禁状態で放たれた。全身のチャクラを『死門』に一点集中させた後、すべてのチャクラを全開にして全身の力を活性化。全力の“飛び蹴り”を放つ。
マイト・ガイ最大最強の体術奥義。あまりにシンプルだが、その速度とパワーは空間を歪めるほどであり、あまりの破壊力にガイ自身の脚の骨さえ砕けてしまっていた。