基礎データ
進化
ヤドキング(おうじゃのしるしを持たせて通信交換)←ヤドン→ヤドラン(レベル37)→メガヤドラン(メガシンカ)
容姿
ピンク色の体で、短い四本足、口は開きっぱなしの時が多い。尻尾は、通常の状態では垂れることなく常に「つの字」に曲がっているが、寝る時などは垂れたりする。ちなみに、この尻尾は「ヤドンのしっぽ」と呼ばれており、栄養分はないが、甘みがあり、高値で売れるらしい。
「水辺に生息」「尻尾の形状」から、「カワウソ」をモチーフにしていると言われているが、英語名から「豚」、進化系から「ヤドカリ」がモチーフになったとも言われている。
しかし、ヤドンのタマゴグループは「かいじゅう」「すいちゅう1」に分類されており、やはり元になった動物に関しては謎が多い。
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(第1世代)から登場している、みず・エスパータイプのポケモン。
名前の由来は、おそらく「ヤドカリ+鈍感」と思われる。
叩かれてから痛いと気付くまでに一定のラグが生ずるほどの鈍感。しかし、呆けた表情やスローペースな挙動が可愛いと、一部のファンに人気がある。あの売れっ子声優花澤香菜さんも、昔ヤドンが好きだったと、ラジオ等で公言している。
小学館の某4コマでは、ヌオーとマヌケコンビで描かれることが多かった。
ジョウト地方では、ヤドンがあくびをするたびに雨が降ると言い伝えられているという。アニメでも、実際にあくびで雨が降り、それを利用して仲間を助けるシーンがある。他にも、シェルダーから高速ダッシュで逃げたり、尻尾でギャラドスを釣り上げたり、尻尾をスクリューの様に回転させて水上を高速移動したりと、割と芸達者な一面が描かれている。
「サファリパーク」の園長がヤドン顔だったり、ジョウト地方には「ヤドンのいど」と呼ばれる場所があったり、『ピカチュウげんきでチュウ』に代表されるスピンオフ作品の殆どに登場していたりと、公式でひそかに優遇されているポケモンである。
ゲームにおけるヤドンの特徴
「HP」以外特に目立った能力はない。強いて言うなら「こうげき」が若干高めで、「すばやさ」は非常に低くワーストに入る部類。
特にこだわりがないのなら、さっさと進化させることを奨めるが、進化先のヤドキングは、わざ「なまける」(自分のHPを最大値の半分回復するわざ)を覚えないので、覚えさせたい場合は注意。
備考
2014年某日。ポケモンの公式サイトの「ポケモンだいすきクラブ」にて、「8月10日」が「ヤドンの日」であると発表され、7月25日に公式サイトにて「ヤドンパラダイス」という特設ページがオープンした。
タイトル通り、ヤドンが主役のコンテンツが満載である。
さらには、そのサイトではヤドンのテーマソングまで乗った。
歌はHIROが担当し、題名は「どないやねんヤドン」である。