概要
キャッチフレーズは「あなたも参戦、だれでも参戦」。
自分のみならず、参戦してほしいけれど参戦できなかったファイターや芸能人なども、Miiで作ればだれでも参戦することができる。
格闘タイプ、剣術タイプ、射撃タイプの3タイプが存在し、どれかを選択して闘うことになる。さらに、1つのタイプにつき必殺ワザが12種類(4方向×3種類)用意されており、カスタマイズ必殺技で選択が可能。 また、等身もキャラ性能と関係しており、等身が高いと重量系のパワーファイター、等身が低いと軽量系のスピードファイターという位置づけになるとのこと。
ゲーム中で入手した「カスタマイズパーツ」を利用することで、「ぼうし」と「からだ」を変えることができるため、思い思いのファッションをコーディネートすることができる。なお、カスタマイズパーツにはメタナイトやサムスのように、ファイターを模した物も存在している模様。
ディレクターの桜井政博氏曰く、「中途半端を良しとせず、非常にまじめに取り組みビルドアップした」とのことで、単に殴ったり蹴ったりのアクションではなく、空中を舞って飛び蹴りを繰り出したり、素早く踏み込んで斬りついたり、ビームをぶっ放したりと、およそMiiとは思えないようなスタイリッシュな体術の数々となっている。
最後の切りふだもタイプごとに専用のものが用意されている。
タイプ | 技名 | 詳細 |
---|---|---|
格闘 | 超絶ファイナルラッシュ | アッパーカットで相手をかちあげた後猛烈なラッシュ攻撃をかける。 |
剣術 | ファイナルエッジ | 剣から無数の衝撃波を放って相手を斬り刻む。 |
射撃 | フルスロットル | 巨大な銃を出現させて極太のビームを発射し、直線状の相手をまとめて攻撃する。 |
なお、著名人や他作品のキャラクターを容易に作り出すことができる関係上、著作権や肖像権等の問題を考慮して、インターネット対戦の「だれかと」では使用することはできない。
一方、フレンド同士ならネット対戦も使用できるようにする予定である。
また、今回はゲームモードの1つである組み手において、従来の謎のザコ敵軍団の代わりにこのMiiファイターが登場する。
参戦ムービー
恒例の参戦ムービーは、Nintendo Of America社長・レジナルド・フィサメイと任天堂社長・岩田聡がガチで殴りあうムービーから始まる非常にインパクトのあるもので、Nintendo Digital Eventの冒頭でいきなり流れたために、「岩田社長が体調不良で休んでいるのはこれが原因か」などとネタにされた。
また、「誰でも参戦できる」というムービーで有野課長のMiiが登場し、爆笑を呼んだ。
さらに発売1週間前、「AKB48参戦」版TVCMが放送された。
Miiスタジオで作ったAKBのMiiファイター軍団がマリオたちに総攻撃を仕掛けるもので、
「だれでも参戦」というMiiファイターのテーマにインパクトを加えるものであった。
余談
前作スマブラXの時点では、Miiを参戦させる案はあったものの、Miiには直接殴られるような表現については一定の自主規制が存在し、Miiは殴ったり蹴ったりするのに向いていないという判断から見送られた経緯がある。
また同時に桜井氏は自身のTwitterにて、Miiが参戦しなかった理由として「いじめみたいなことが起こるのと、対戦相手として面白くなさそうだったから」という旨の発言(こちらを参照)もしていた。
それにも関わらず、今回敢えて実装に踏み切ったのは、インターネット経営のノウハウが当時と比べて上がったことに加え、前作で改造ツールなどを使って他社のゲームやマンガのキャラを作ってプレイしていたユーザーがいたこと、Miiverseで毎日のように「他社のゲームキャラやアニメ・マンガキャラをもっと参戦させてほしい」といった要望が多数寄せられていたことなども関係しているのではないかと思われる。