岩手県出身の歌人、詩人。
1886年2月20日~1912年4月13日
『明星』で与謝野晶子らと同人になる。三行分かち書きスタイルの短歌が有名。
歌集に『一握の砂』『悲しき玩具』がある。
交流のあった文人に、北原白秋、若山牧水らがいる。
中原中也と並び、日本文芸界の2大ろくでなし(太宰治を入れると3人)。高校生向けの国語教材に悪事を書かれるのはこの3人くらいである。
学生時代にカンニングはするわ、北原白秋に女遊びを教えるわ、金田一京助に返す気もないのに莫大な借金するわ、世話になった与謝野鉄幹や京助の文句を「ローマ字日記」で書くわ……。26歳で死んだからよかったものの、そうでなかったらどうなってたか。
ただ、彼の人間性が、彼の作品の質を落とすものではない。
歌人として詠んだ歌は評価が高いものが多い。