概要
超古代の人類・リントの科学者たちが、グロンギ族たちの魔手から自分たちを守るために最初に制作した変身ベルト・アークルのオウロトタイプを用いて変身した伝説の戦士・仮面ライダークウガのプロトタイプ。
姿は先代と称される2番目のクウガと大差ないが、唯一の近いとして、フォームチェンジしても頭の角が小さいままという違いがあるらしい。
また、その能力も先代クウガと同様の能力を持つと推測されるが、その攻撃力は先代クウガの比ではないようで、荒々しい格闘術やグローイングフォームのグローインキックだけでも容易くグロンギ怪人を葬る事が可能なようだが、プロトタイプだけに霊石・アマダムのセイフティー機能が設けられておらず、それ故、容易に心の闇を増幅して変身者を暴走させてしまい、変身した者を簡単に凄まじき戦士=アルティメットフォームへと変貌させ、戦うのみの生物兵器に変えてしまうという危険性が高い欠点を持っている。
その為、古代においては先代クウガよりも先にグロンギ族と戦っていたが、数体のグロンギ怪人を封印した後、凄まじき戦士に成りかけたリントの戦士は自ら命を絶ち、自らが究極の闇と化すのを防いだという曰く付きの代物でもある。
その後、この出来事に驚いたリントの科学者たちは後に開発される事になる第2のアークルには使用者に心の闇の増大と凄まじき戦士の危険性を警告するセーフティ機能を備え付ける事にしたようだ。
そして残されたこのプロトタイプの行方だが、劇中、とある人物が、小説の本編開始前に長野県にて山岳パトロール中に偶然発見した遺跡(バルバ曰く最初の屈辱の丘)にて、これを発見して入手することに成り、その人物は、そんな危険性や戦う事の無残さを知らないまま、新たに復活したグロンギ怪人たちと戦う事を決意し、変身を遂げ、新たに復活したグロンギ怪人たちと戦う事になるとは何とも皮肉は話である。
ちなみに、小説本編のセリフから、プロトタイプのクウガに封印されたのは3体だけだと思われるが、バルバが小説でも倒されていない事やTV本編の複線から推測するに後1人だけが残っている可能性も推察されるが、詳細は不明である(まぁ、その人物との戦いで凄まじき戦士に成り、殺っちゃた後で正気に戻り、自ら命を絶ったと考えられなくも無いので、説明が付かないとは言えないが…)。
フォーム
グローイングフォーム
変身者の覚悟がまだ決まっていなかったのか、それとも元から機能がないのか、劇中では通常形態としてはこの「未完成形態」であるグローイングフォームしか登場していない。
が、作中のバルバとライオがその人物を『半人前』と称している事から、五代のクウガ同様に他の4フォームになる機能も有していると思われるが詳細は不明。
しかし上記にある通り、その戦闘能力は凄まじく、自身の大ポカの為に弱り切っていたとはいえグロンギの残党の1人であるゲラグを『グローイングキック』一発で仕留めている。
アルティメットフォーム(ダークアイズ)
ゴ・ライオ・ダとの最終決戦において、変身者が敵への憎悪から暴走し、戦闘本能に支配され、凄まじき戦士としての能力を開放し、完全な理性を失った生物兵器と化した姿。
五代との見た目の差異は角が短い部分のみで能力的にはその差異は見られないと思われる。
当初は戦闘本能と理性のせめぎ合いから赤目と黒目とめまぐるしく変化していたが、やがて完全に心の闇に支配された為か、その目の色は伝承通りに完全な黒目(ダークアイズ)と化してしまった。
その能力はプロトタイプとはいえ、あまりにも強大であり、ゴ・ライオ・ダの火炎弾を何発も真面に喰らい続けても意に介さないタフさや攻撃力を読者に見せ付けてくれた。
能力
『怒りの塔』
モーフィングパワーの応用で東京タワーを超巨大兵器に変異させ、その先端よりアマダムの無限大のエネルギーを放つ『鋼の蕾』というべき超巨大ビーム砲を精製し、敵対者に浴びせる技…というか最早“技”と呼べる代物ではない。これ仮面ライダーの小説だよな?
これが生成されるのと同時に連動し、いくつもの『鋼の蕾』が生成されて行き敵を取り囲んで四方八方から超巨大ビームを浴びせかけるという必殺技で、劇中では不発に終わったが、おそらく実際に放たれていれば辺りは跡形も無く焦土と化していただろうと推測される…((;゚Д゚)ガクガクブルブル。
関連項目
仮面ライダークウガ 小説仮面ライダークウガ クウガ 勝てる気がしない
小野寺ユウスケ:別に彼が変身するわけではないが、自らの意志でダークアイ・アルティメットクウガになったのでここに書いておく
予見(動画)