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フランケン・ふらんの編集履歴

2014-10-28 10:35:45 バージョン

フランケン・ふらん

ふらんけんふらん

天才的な手術の技術を持つ人造人間美少女・ふらんが巻き起こす、メディカル・ホラー・コメディ。作者は木々津克久。グロテスクな描写とブラックジョーク的な後味の悪さ、自分の体を改造してなお自らの欲求を満たそうとする人間のエゴ、醜さが強く描かれているのが特徴であり、チャンピオンREDの雑誌色を代表する作品でもある。

登場人物紹介


斑木ふらん

世界最高の医療技術を持つ斑木博士によって造られた人造人間。世間的には博士の娘ということになっており、仕事柄世界中を飛び回っている博士に代わり、森に佇む不気味な洋館で留守を守り続けている。

ぼんやりとした性格で、どこかふわふわとした言葉遣いが特徴。歩き方までフラフラしている事がある。

博士ほどではないものの天才的な医療技術を持っており、依頼人達の様々な(一方的な)欲望を、人体改造とさえ称される大規模な手術で叶え続けている。それは敵対勢力・人物であっても例外ではなく、研究所を襲ったアギトの依頼を特に抵抗なく飲んだ事もある(ただし留守を預かる立場である故か、基本的に襲撃に対する報復は行う)。

一方で、人間に対する道徳的感情が非常に薄く、手術の結果、依頼人が凄惨な末路を辿ったとしても、それ自体にはほとんど何の興味も示さない。ただし自分なりの「道徳」として「どんな形でも生命は生命として機能させるべき」「命を無くす事は勿体無い」といったものは存在しているらしい。

自分の身を守る積極的な術は持たないものの、生命力はかなり高く、首を薄皮一枚のところまで切断されても、自力で手術して復活することが出来る。また、いくつかボディのスペアがあるらしく、大手術の場合は腕が複数本生えた身体で臨むという、人造人間である点を存分に活かした術式を行う。読み切り時には、頭部を分離させて身体を遠隔操作するといった芸当も行っていた。

純粋に生みの親である斑木博士を尊敬しており、ゆくゆくは自分も博士のように多くの人々を救っていきたいと思っている。

趣味と人間観察がてら高校に籍を置いており、気が向いた時に登校してみたりしている。


沖田

頭部は青年、身体は猫の改造生物。雄。ふらんの相棒的存在で、暴走しがちなふらんの行動に冷静にツッコミを入れられる、数少ない存在の一匹。意識はほぼ人間だが、猫としての性質も持ってしまっているらしく、雌猫に恋をしたり猫じゃらしに反応してしまうこともしばしばである。

彼もスペアの人間型ボディを所持しており、人間として振舞う必要のある時は着用するがどちらかというと猫形態の方が楽との事。


ヴェロニカ

ヴェロニカ

ふらんより後に斑木博士によって造られた人造人間。いわば妹的存在。博士のボディーガードとして制作されており、体中に様々な暗器を仕込んでいるほか、巧みに監視網の死角を探り出し身を潜めるなど、外敵の排除に特化された殺しのプロフェッショナル。殺しの際は「苦しませずに殺してやる」が信条であるらしい。

現在は斑木邸への襲撃の防衛を主に請け負いながら、集団生活と社会勉強のためと称され学校に通わされたりもしている。

ふらんと比べて(性格的には)かなり常識的な人物で、非人道的なふらんの行いに素の反応を見せたり、割と純情なところも多い。基本的に一枚上手を行かれてしまうふらんに対しては憎まれ口を叩くことも多いが、なんだかんだで姉として慕ってはいる様子。

戦闘型であるためか、アギトとの戦いやヒーロー番組など闘うことに興味を見出すことが多い。


アドレア

センシティブな作品

全身を包帯で覆い隠した女性型の改造生物。身体には数多くのチャックが付けられており、内臓や筋肉といった各部位を手術時に自由に提供することが出来る、生きる臓器保管庫。

包帯で隠された顔の下には、イソギンチャクのような口吻が収納されており、手術してなお患者が死に至ってしまった場合は、ふらんの指示のもと、資源回収のため、ここから臓器を直接取り入れる。

物静かだが一応喋ることはでき、一般人とのコミュニケーション能力も高い。一発キャラで終わるはずのキャラだったが、徐々にレギュラーとしての位置を確立している。


ガブリール

センシティブな作品

ふらんより先に斑木博士によって造られた人造人間。ふらん、ヴェロニカの姉にあたる。

姉妹二人と異なり異様に好戦的な性格で、言動も粗雑かつ極めて凶暴。普段は国から許可を受けた海賊・バカニアとして活動しており、数多の無法者を率いながら世界を股に掛けた殺戮行為を行っている。長らく妹二人とコンタクトを取っていなかったが、斑木の館に蓄えられた膨大な資産を目当てに罠を仕掛け二人をおびき寄せた。

その正体は、斑木博士が一時期取り組んでいた『トランス・フェノメナ』という技術の実験体。身体のパーツを細かなパーテンションに分けることで、自分の意志で身体を自由に変化させることが可能であり、頭に取り付けられたヘッドホンのダイヤルを調節することで様々な姿に変身する。中でも効率の良さから狼のような姿をとることが多く、裏の世界では『人狼ガブリール』と言われ恐れられている。

家族を家族とも思っていない、典型的な殺人鬼であるが、自らの身体を調整してくれている天使博士にだけは心を開いており、彼が襲われたときは稼業をいったん休止してまで犯人の抹殺に動いた。


天使博士

斑木博士の友人である医学博士。常に眉間に皺が寄っている。

英国で子爵の称号を授かるほどの功績を残しているが、本人に言わせれば斑木博士に比べれば取るに足らない功績、とのこと。彼の友人であるが故か、ふらんの挙動や超常的現象を目撃してもまったく動じない。それでいて一般常識もしっかり持ち合わせている。

ふらんとはある事件以来、定期的に連絡を取り合う程度の関係になっている模様。


久宝るみ子

警視庁の刑事の一人。かなりの苦労人体質で、何かにつけてふらんが関わった様々な事件を担当してしまう気の毒な女性。気苦労故に頭痛薬の携帯が欠かせない。

実は身体にとある「特性」を持っているのだが……


アギト

尖った歯に不気味な眼光とかなり特徴的な外見を持つ。煙草を咥えたスーツ姿でいる事が多い。初めは名無しの悪党リーダーといった扱いであったが、ふらん達と相対して無事逃げ延びた数少ない人物。

雇われた組織によって研究所の襲撃を命じられており、ヴェロニカとは幾度となく衝突する。その際、彼女に勝つ為ふらんに肉体改造を依頼している。

幾度目かの戦闘でズタズタにされ敗北し、満身相違となっていたところを研究所周辺の森に住む女性に助けられ、以後彼女と共に農作業などをしながら暮らしていた。後に裏切りを許さぬ組織が襲撃して来たが、ヴェロニカと実は元殺戮兵器だった経緯を持つ彼女(これもふらんが関わっているらしい)によって難を逃れる。

彼女との生活で裏社会からは足を洗う決心をしたらしく、彼女の妊娠には戸惑いながらも喜びの声を上げていた。


その他

斑木邸にはふらんや博士の制作した数多くの改造生物たちが生活を送っている。実験の過程で生み出された彼らはほとんどが不気味な姿をしているが、ホラー映画を泣くほど怖がったり、怒ったふらんに対してびくついたりと、純粋な性格をしている者が多い。名前がわかっている者だと、犬の顔をした執事のハウル、嗅覚の優れた豚型のフラゴン、電気振動を操るトカゲのような姿のオズワルドなどがいる。


関連項目

漫画

チャンピオンRED

人外

名探偵マーニー - 同作者の次回作

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