概要(箱)
とある集落で過酷な迫害に抵抗ために外部から持ち込まれた呪術を基に製作された呪いの小箱という設定。
水子の死体の一部などを細工箱のような小箱の中に入れて封をし、パズルや置物などともっともらしい嘘をついて殺したい人物の身近に置かせる。
但し、この呪いは呪詛の中でもかなり強力なものであり、その呪いは製作者本人でさえも制御できず、下手をすれば自分たちさえ殺しかねないような危険な代物だった。(何年か経過したのちに村の子供がコトリバコの一つを誤って持ち帰ってしまい、中に封じられていた呪いをまともに喰らって死んでしまった。)
時間が経過しても呪いは衰えず、さらに呪いの性質上解体ができないため、神社や寺などで長い永い年月をかけて少しずつ清めることでしか呪いを薄めることはできなかったようだ。
その製作法ゆえか、女・子供を苦しんだ上で殺すという、まさに子孫を奪う「子獲り箱」なのである。
なお、何人の水子の死体を使用するかによって呪いの強さが大きく変化し、一人から順に「イッポウ」「ニホウ」「サンポウ」「シホウ」「ゴホウ」「ロッポウ」「チッポウ(シッポウ)」「ハッカイ」という順番で強力になっていき、名前も変わっていく。
特に「ハッカイ」は非常に危険な代物であり、呪詛を伝えた人物が二度と作ってはならないと念を押した上で、対価として貰い受けている。