概要
ポケモンシリーズで冒険の最初に選べるポケモン御三家の内ほのおタイプ枠全般を指す総称である。ここでいう御三家は三匹組という本来の意味ではなく「御三家」の中の「炎」タイプの略称に過ぎない。
初代では最初のジムが岩・水と苦手なタイプが続いたのもあって上級者向けとも呼ばれる選択肢のタイプであったが、現在は進化すると相性補完の良いタイプと複合されるのでストーリーでもそれなりに使い勝手も良くなっている。そのせいで三世代連続で炎/格闘タイプを生みだす結果になってしまっているが。
そのため炎御三家の最終形態はバクフーンを除きすべて複合タイプである。
ドラゴンや孫悟空など万人受けするキャラをモチーフにしているものが多いため、デザイン上の人気は非常に高い。特にリザードンの贔屓っぷりはすごい。
アニポケではサトシの手持ちになる個体はトレーナーに「弱い」という理由で捨てられたという悲惨な過去を持っている事が多い。例外はヒノアラシと女主人公レギュラーの手持ちになったアチャモとフォッコのみ。
また、この炎御三家に限り
- 通常特性は全員が「もうか」で固定されている(夢特性は例外)
- 第三世代(FRLG)からはなつき度が高いとある場所で「ブラストバーン」を教えてもらえる
- 第五世代からはある場所で「ほのおのちかい」を教えてもらえる
という共通点がある。
素早さと攻撃面に長ける反面、耐久面が脆いポケモンが多い傾向にある。炎タイプの耐性の微妙さや弱点の多さも考慮してか、現在のところ防御面が一番高い炎御三家は存在しない。
御三家だけあって技のレパートリーが非常に多く、特にゴウカザルはその技の豊富さや無駄のない種族値配分から一時期型が読めなさ過ぎて多くのプレイヤーが対策に悩まされた。
元々種類が少なく層も厚くない炎タイプだけあって種族値配分が安定した炎御三家は炎タイプの中でも使用率が高い。
夢特性に関してはかなり優遇された立場にあり、むしろ夢特性でなければ採用は論外とも呼ばれる種族すらいる。その中でも抜きん出ているのがバシャーモの「かそく」で、元々フレアドライブとアンチシナジーな「もうか」が通常特性だったのもあってメガシンカを使わない場合はこちらが優先される。似たような理由で2015年1月に解禁された「すてみ」エンブオーも今後は夢特性の方が採用されるであろう。
炎御三家一覧
カントー御三家
※リザードンから飛行タイプが付随
ジョウト御三家
ヒノアラシ→マグマラシ(レベル14)→バクフーン(レベル36)
ホウエン御三家
アチャモ→ワカシャモ(レベル16)→バシャーモ(レベル36)
※ワカシャモから格闘タイプが付随
シンオウ御三家
ヒコザル→モウカザル(レベル16)→ゴウカザル(レベル36)
※モウカザルから格闘タイプが付随
イッシュ御三家
※チャオブーから格闘タイプが付随
カロス御三家
フォッコ→テールナー(レベル16)→マフォクシー(レベル36)
※マフォクシーからエスパータイプが付随
