概要
本作は伝説級のクソゲーとして有名だが、セールス的には大コケするどころかかなりの売れ行きだったようで、開発者によれば『80万本売れた』とのこと。
余りにも理不尽すぎる謎解きゆえクリア不能者が続出。しかも最初に発売された攻略本が攻略にすらなっておらず、ユーザーの抗議電話に応対した編集者があまりもの苦情の多さに辟易した挙句、「担当は死にました」と嘘をぶちかましたと言う逸話もある始末。
前衛的でシュールなゲーム内容は後の北野映画作品に通じるものがあり、道行く住人や自分の家族を無差別に攻撃したり、多種多様な店で様々なサービスが受けられるといった自由度の高さなどは、後の「グランド・セフト・オート」に通ずるモノがあるとも言われる。
実際町の住民やプレイヤーが勤める会社の社長、更に奥さんや息子も倒せるうえ、宝の地図を渡した恩人に至っては撲殺しないとゲームはクリアできない。
タレントゲームとして、現時点で唯一バーチャルコンソールで配信されており、今もこのソフトが愛され続けている事に、たけし本人も「あんなクソゲーをまた出すタイトーはえらい!」と、コメントしている。
※ちなみにファミコンソフトにも関わらずCERO:B(暴力、犯罪)である。
pixivでの作品傾向
ネームバリューの割に、pixivに投稿されているイラストはあまり多くない。
割合としては、ラストシーンとゲームオーバーの葬式の場面のパロディが多い。
CM
たけし軍団総出演のCMも製作されたが、オンエア翌日にフライデー襲撃事件を起こしたためお蔵入りになった。
その他
本作の公式タイトルは「たけしの挑戦状 ポリネシアンキッド南海の黄金」というサブタイトル付きで、ゲーム中、ハンググライダーで到達できる複数の島の内のひとつに着陸するとサブタイトル画面が表示される。