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コロラド級の編集履歴

2015-02-28 01:43:25 バージョン

コロラド級

ころらどきゅう

アメリカ海軍の戦艦の艦級。

コロラド級とは



アメリカ海軍戦艦の艦級の1つ。

1921~1923年の間の間に3隻(4隻の計画であったが、内1隻は破棄)が竣工した。

本級は仮想敵国・日本の長門級整備に際して、テネシー級の砲装を強化したものであり、
長門級に比して速力は劣るも、攻防力は同等以上の優秀艦であった。

当時世界最強といわれた戦艦群「ビッグ7」の一員であり、アメリカ海軍においては、従来の戦艦より際立って強力な艦であるとして、前級のテネシー級とあわせて「ビッグ5」とも呼ばれていた。


主砲に関して



本級は主砲として16インチ45口径砲を連装4基、計8門搭載している。

前述の通り、これは日本海軍が40センチ砲を装備する長門型戦艦を建造するのに対抗し、14インチ三連装砲装備であったところを16インチ連装砲に取り替えたものである。

三連装4基に比べて門数こそ減少しているものの、投射弾量は遜色なく、
むしろ散布界に優れる本砲は当時の米戦艦中最有力の砲装であった。


防御面に関して



本級の設計はテネシー級のそれに基づいており、16インチ砲の搭載に際しても防御面ではほとんど改正はされていない。

ただテネシー級は多層式液層防御の採用による対水雷防御の強化、機関配置の工夫などが実施されるなど、防御力に優れた艦であり、
これを踏襲したコロラド級は長門級に対しても遜色ない防御力を有すると考えられるだろう。

しかしながら、水平防御に関してはいささか貧弱で、この点においては長門級に劣るとおもわれるが、
そもそも大落角砲弾が脅威となる遠距離砲戦での命中率というのも疑わしいもので、

このコロラド級と長門級の水平防御・垂直防御の対比は日米の建艦思想の違いが顕著に表れていると言えるだろう。


機関に関して



本級は推進方式としてターボエレクトリック方式を採用している艦である。

これは対日渡洋作戦を考慮し始めたこの時期に試験的に導入がなされていたもので、
燃費に優れる、前後推進方向のスイッチが容易などのメリットがあった。

ただ機関の換装を行うのが困難でニューメキシコに実施されたような高速化は不可能だった。


その他備砲、装備の変遷



本級は副砲として5インチ51口径砲を12~14門、高角砲には3インチ50口径砲4~8門を配し、水中魚雷発射管2門を備えていた。

戦間期における改装は、当時最新鋭艦であったこともあり小規模にとどまっている。(具体的には航空機運用設備の搭載、高角砲置換、SHSの採用など)

第二次大戦においても真珠湾攻撃を逃れたコロラド、損傷したものの軽微であったメリーランドはそれほど大きな改装をうけておらず、対空兵装の増強、電測兵装の搭載や後部籠マストの撤去などが実施された。
一方、同攻撃にて大破、着底したウェストバージニアは上部構造物の刷新をはじめとする大規模な改装が施され、新戦艦に準じた能力を付与されるに至った。



主だった活動など



本級は就役以降、戦闘艦隊に所属し、1941年に太平洋艦隊所属となった。

1941年に太平洋戦争が始まると、真珠湾攻撃にてメリーランドは損傷し、ウェストバージニアは大破する。この時、コロラドはオーバーホールのために米本土に回航されていた。

その後、ウェストバージニアを含む戦艦群の復旧作業が続く間、損傷が軽微であったメリーランドはコロラドに準じた改装を受けて戦列に復帰し、太平洋にて主に艦砲射撃任務に従事する。

1944年にはウェストバージニアが復帰。同年、レイテ沖海戦が生起すると、メリーランド、ウェストバージニアはスリガオ海峡海戦に参加、日本艦隊を撃破する。この際ウェストバージニアは戦艦山城に命中弾を与えたとされる。

その後は沖縄戦や日本本土攻撃に従事し、終戦を迎える。

復員作業に従事した後は不活性化され、1947年には全艦退役。1959年に除籍された。



同型艦

BB-45・コロラド
BB-46・メリーランド
BB-47・ワシントン(未成艦):船体のみ完成。実艦的として海没処分。
BB-48・ウェストバージニア

参考イラスト

偉大なる合衆国海軍


アメリカの超弩級戦艦たち

関連タグ

アメリカ海軍 戦艦 ビッグ7
紺碧の艦隊:「メリーランド」「ウェストバージニア」が開戦早々日本海軍に鹵獲され、航空爆撃戦艦「米利蘭土」「西処女阿」に魔改造されている。