概要
操真晴人がウィザードライバーとインフィニティーリングを使う事で変身する、ウィザードの最終形態。
その戦闘力は非常に高く、ビーストハイパーでさえ苦戦したレギオンやファントムの幹部の1人であるグレムリンを圧倒し、高度の魔法を駆使する白い魔法使いとも互角に渡り合った程。
淡い水色のような白銀の魔法使い。
身に纏う鎧は、晴人とウィザードラゴンの力が結晶化され形成されたアダマントストーンによるもので、その高い防御力と輝かしい姿はまるでダイヤモンドのよう。
ちなみにダイヤモンドより硬いらしい
また顔を覆うベゼルのフレーム(顔の銀色の枠)も、ダイヤモンドの指輪を思わせる王冠のような形状へと昇華している。
特筆すべきは、圧倒的な防御力と、時間干渉による高速移動、そして自身の使用した魔力を再吸収することにより実質無制限に魔法を使用できるという、永久機関じみた能力である。
ただし魔力を使っても減らないだけであって現在量から回復する訳ではないので、カーバンクルのように魔力を強引に奪う事のできる相手は苦手。
第31話で初登場。
レギオンにウィザードラゴンが倒され、魔法が使えなくなってしまった晴人。
だが、魔力切れを起こしたコヨミを救いたいという強い想いがインフィニティーリングを生み出し、更にウィザードラゴンが復活。魔法を取り戻したことで変身できるようになった。
他者から改造されたり、アイテムを受け取る事でパワーアップすることが多いライダーシリーズ内では珍しい「自分自身の力で生み出した最終形態」である。
この姿は晴人の力で生み出された、つまり本来存在することがあり得なかったイレギュラーな形態である為、計画遂行のために晴人を利用し続けてきた白い魔法使いにとって、このスタイルの誕生は想定外だった様で、この姿を見た際にも「面倒なことになったな」とつぶやき、稲森真由を利用してインフィニティーリングを奪うなどの行動をしている。
武器
アックスカリバー
ウィザードラゴンが変化した、インフィニティースタイルの専用武器。
持ち替えることでカリバーモードとアックスモードの形態を使い分ける。
更に、カリバーモード時にウィザードライバーにインフィニティーリングを翳すことで、時間の流れに干渉してウィザードを高速移動させその速度はグレムリンと同等以上。
アックス状態でハンド部分にタッチ(『ハイタッチ』)することにより、「ドラゴンシャイニング」が発動される。
ちなみに、斧型の武器が最強装備のライダーは仮面ライダーオーズのプトティラコンボに続いて二人目である。
必殺技
ドラゴンシャイニング
「ハイタッチ!」→「シャイニングストライク!!」
アックスモード時にハンドオーサーとハイタッチすることで、アックスカリバーが巨大化。
急降下しながら相手を叩き切る、ウィザード最大の必殺技。
また、ハンドオーサーを5回連続でハイタッチすると音声が「プラズマシャイニングストライク!!」となり、アックスカリバーをブーメランのごとく回転させて放り投げ、それを遠隔操作して攻撃する必殺技(正式名称不明)を発動することができる。
ストライクウィザード(インフィニティースタイル)
通常スタイルにおけるストライクウィザードに相当する跳び蹴り。第50話で使用した。
白い魔法使いの繰り出すキックストライクとほぼ同等の威力を持つ。
インフィニティー・オールオーバー/インフィニティー・エンドオール
ガンバライドオリジナル技。
「インフィニティー・エンドオール」は高速移動を使用しアックスカリバーカリバーモードで3連続で斬る技。
「インフィニティー・オールオーバー」はエンドオールの3連続斬りの後、持ち変えてアックスモードにし高速移動からの連続斬り、更に相手を打ち上げ、落ちてきたところを一閃する。
余談
晴人自身の魔法という位置づけのスタイルでありながら、実はその指輪は意外にも、晴人の手元から離れている時期が多い。
47話では真由へ渡されており、それから50話までは笛木奏の手元にあった。
その50話で取り戻してからも、53話で異世界の「はると」へと渡されており、次に何らかの映画作品などで登場するまでは、晴人の手元にはないということになる。
『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』でも最初は晴人の手元にインフィニティーウィザードリングはなく、異世界の「武神ウィザード」の形見のリングを使用し、インフィニティースタイルに変身した。
その後リングを返したかどうかは不明。
『仮面ライダー大戦』では特に説明もなくインフィニティースタイルに変身している。
入手経緯は不明だが、晴人の手元にインフィニティーウィザードリングは残ったようである。
作中の台詞から時間軸は「鎧武&ウィザード」の後とされるので、上記の武神ウィザードのリングをそのまま譲り受けた可能性もある。