サーガル

さーがる

日本のケモノ系絵師Mick39氏による創作種族。獣人化したサメのような生物。

サーガルとは

サーガル(sergal)とは、日本人ケモノ系絵師であるMick39氏の創作「ビロウス」に登場する種族である。

獣人化したサメのような姿をした好戦的な種族。

デザインにはサメ、爬虫類、鳥類、イヌ科、ラプトル系の恐竜、戦闘機の要素があり、全身はモフモフの毛に覆われているが哺乳類かどうかは不明。

文字だけで書くとゲテモノキメラのように思えるが、実際にはそれぞれの要素が非常に上手い具合に混ざったスタイリッシュなデザインとなっている。

そのデザインの完成度の高さから、初見の人からは何かのゲームなどの既存の版権作品のキャラだと思われることも多い。

ファードラなどドラゴンや竜人の類と間違われることがよくあるが、

Mick39氏曰く大元のモチーフはサメであり、獣人の姿ではあるが概念的には魚人であるため、

あえて言うならファーサメかファーシャークとでも言うのが正しい。

中でもレイン将軍が代表的なキャラクター。

海外での人気と知名度

歴史は長く、恐らく2004年頃が初発で、その当時は2ch獣など日本のケモノ系交流サイトの一部やMick39氏の個人サイト内で発表されていた。

そしてその当時から既に2ch獣などではサーガルのファンアートが投稿されることもチラホラあった。(この頃は大半が日本人)

このように当初国内では2ch獣住民の人などのごく一部の界隈でしか知られていなかったが、

ある時期から海外のケモナーの間で人気と知名度が爆発的に伸び、今となっては海外ケモノ界隈では一大ジャンルと呼べるほどになっている。

この海外人気の凄さから、日本人のケモナーからも海外産の種族だと勘違いされていることも多い。

しかしながらサーガルはれっきとした日本産である。

日本人の個人絵師によるオリキャラが日本以上に海外で絶大な人気を得るということは非常に稀なケースであるため、サーガルに関する話題となるとこのことが筆頭に挙げられることが多い。

そしてMick39氏の創作物の二次創作はどのようなものでも基本全面許可されているため、

海外サーガルファンにより多種多様なファンアートが描かれ、着ぐるみなども作られている。

セカンドライフやスターバウンド等のPCゲームでは海外ファンが製作したサーガル族のアバターやMODがあり、

特にセカンドライフのものはそれ経由でサーガルを知ったという人も多いほどよく見られ、サーガル専用のエリア(サーガルネーション)まであったりする。

Open Species(作者に許可を取らずとも自由に二次創作を行える創作種族・架空生物)の考え方が浸透している海外では、明らかにサーガルの影響を受けていると思わしきデザインの創作種族も多く、その影響力が伺える。

ただしサーガル人気が高過ぎるあまり、シンクスなどのサーガルより古くから存在している創作種族がサーガルのパクリだと言われたり、

少しでもサーガルと共通した要素を持ってるケモノ(特にファードラ系)に対してなんでもすぐに「サーガルだ！」と言う人も多いため、そういった層は問題視されることが多い。

海外最大手のケモノ・人外系作品をメインに扱うケモナー向けSNSサイト「FurAffinity」には、

作品投稿時に選択できる種族一覧の項目に「Sergal」の選択肢が存在しており、その人気の高さが伺える。

Pawsru.orgというケモナーサイトでは、サーガル絵専用のサーガル板まであったりする。下記にリンク有

参考リンク：

Googleイメージ検索での「Sergal」の検索結果

※余談であるが現在、日本語の「サーガル」で検索を行うと同名のカレーレストランが大量にヒットするため、

サーガルイラストを見たい時は英語名の「Sergal」で検索をかけるほうが望ましい。

外見

姿形

サメに似たマズル、後ろ向きに伸びる刃のような三角形の長い耳、

ネズミやリスの指に似た4本指、首周り後ろの毛は長くて厚く、

尻尾の付け根から尻の周りを覆うように生えるもふもふの毛、

しなやかな尻尾の先には房毛があるのが特徴。

前歯が無く(あっても非常に小さい)、口の端付近に鋭い奥歯がある。

ヘビ舌になっている場合でもあるが、生まれつきというわけではなくて単に切っているだけらしい。

全身もふもふのぼふぼふだが鼻先だけは無機質な鋭角の集合体。

目の色は通常灰～青で、レイン将軍だけは突然変異で金色の瞳を持つという設定がある。

毛の色は黒～灰や青など寒色系が基本、配色はオオカミに似ているためサーガルをサメオオカミと称する海外ファンもいる。

歩行形態

四足歩行で描かれることもあるが、獣人なので基本は二足歩行。

珍しい四足歩行のサーガル

大きさ

通常は約183～196cmと人間の成人男性よりも少し大きいくらいだが(※レイン将軍の場合は214cm)

更に巨大な姿(巨ケモ)として描かれることもある。

通常サーガルと人間の大きさ比較イラスト

巨大サーガルと人間の大きさ比較イラスト

性器

新しい設定のサーガル♀には生殖器の陰核の上あたりに巨大な舌のような一本の触手がある。

普段は先端を膣内に収納し、膣の蓋のようになっており、自在に動かすことが可能で物を掴んだりできる。

参考：サーガル♀の生殖器図解付きイラスト(pixiv内R-18イラストのため注意)

人によっては好みの分かれる設定なのでファンアートでは描かない人もいる。

オスの性器はイヌやオオカミ等の哺乳類と同じ仕組みで、睾丸がある。

竿部分は若干人間の性器寄りな雁首があり、先端は先細りであることが多い。

外見やモチーフからスリットではないかと思われることも多いが、残念ながらスリットではない。

もっと詳しく

通常肉類しか食べず知能はあまり高くないが、勇敢で戦闘好きな種族であることが基本。

戦闘の際にはセラミック製の専用鎧を装着し、長剣やランスなどの武器を使用した接近戦を得意とする。

元々はサメなので肉と魚だったら魚を取るほどお魚だいすき。

最高知能は人間の14歳くらい。

オスメス関係なく力強い奴がとにかく偉いというマッチョイズム社会。

しかし家庭においてはやや女性のほうが強いため、サーガルの家庭は大抵どこもかかあ天下である。

ただし全てのサーガル♀が女子力(物理)の塊というわけではなく、ちゃんと女性らしい美しさを磨くことを大事にしている者もいる。

旧設定と新設定とがありそれぞれで姿や設定に若干の違いがある。

2009年あたりの新設定開始当初はまだ完全に決まっていない暫定的な設定が多く、氏のpixiv上ではその時期に実験的に描かれたイラストが残されている。

「メスに乳房がある、尻の周りに羽根がある」などは新設定最大の特徴として浸透したが、結局この二つは現在の公式設定では破棄されたようである。

結果的に最新の新設定サーガルはわりと旧設定サーガルに近い姿に戻っている。

作者であるMick39氏がvore愛好家であるのもあってか、

サーガルとvoreのイメージは切っても切り離せないような関係。

サーガルの生態にも大きく開く顎を活かして獲物を丸呑みにすることを好むという設定があるため、

公式・二次創作問わずvoreイラストの捕食者として描かれることが多い。

文化や生態系などは非常に多雑で情報量が多いため、より深い解説は以下のページが詳しい。

ビロウスwiki - サーガルのページ

ファンアート(二次創作)において

ファンアートにおいては作者のMick39氏が施すなんでもありな方針上非常に自由な空気であるため、上記の公式設定に縛られずとも、

通常ではありえないようなピンク等のビビットカラーな毛色であったり、

トラやヒョウのような模様を持ったサーガルなど多種多様な姿のサーガルが描かれている。

また通常サーガルの耳は毛に覆われたもふもふの刃であるため、

耳の穴や耳の内側は見えないのだが、オオカミやネコのような耳で描かれることもある。

二次創作に関する規約は以下のページを参照。

ビロウスの二次創作や利用に関する規約

余談

某所の一部ではとあるネタとの語呂合わせで「しいがる」や「しぃがる」という愛称(?)で呼ばれていることがある。

そこから転じて某所以外の場所でも主にセカンドライフにおけるサーガルアバターの所持者が「しいがる」という愛称を使っていることもある。

外部リンク

海外wikiでのサーガルのページ(日本語版)

サーガルの作者、Mick39氏のpixiv上のアカウント

サーガルの作者、Mick39氏の海外イラストSNSでのアカウント

Pawsru.org内のサーガル板

（エロ絵も投稿されているため、18歳未満のアクセスは非推奨。）

※記事内の外部リンク参考イメージのイラストについては特に記述していないものは全てMick39氏によるもの。

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