由来と概要
「連装砲ちゃん」の乗った救命浮輪に描かれた「ぜかまし」の文字に由来。これは縦書きで「しまかぜ」と書いてあるためで、右から読む。
古くは、日本での横書き表記は右横書きと呼ばれる、1文字1行の縦書き表記が主流だった。昭和に入る頃には横書きの文書も増え、書籍やマニュアル等には左横書きと呼ばれる今と同じ横書き方式が採用されたが、車両や船舶、看板などの表記は右横書きが使われていた(ただしこれもすべてではない。たとえば、松下電器などは、戦後のある一定以上の年齢の人にはおなじみの斜体カナの「ナショナル」ロゴを戦時中も使っている)。
投稿タイトルなどで「んゃちぜかまし」等が散見されるのはこのため。
ちなみに細かいことを言うと、当然ながら
←
まし
ぜか
とは書かない。その場合
かし↓
ぜま
と書くのが普通である。段を改めているという解釈もあるが。
もっと細かいことを言うと『ぜかまし』と書かれた救命浮き輪は存在していない。
何かと行動を秘匿したがる日本海軍の性癖(実際には暗号解読でバレバレだったとか言うな)により、昭和16年11月に戦時体制に移行した際、備品一切から艦名を消しているのである。
ギリギリ常時体制の姿が記録されているのは大和が最後。
昭和18年竣工の島風の備品にはもとより艦名が書かれたものはないのである。
なお、本作では彼女は雪風と並んで建造可能な駆逐艦ではトップのレアリティを誇り、「描けば出る」のジンクスを信じ彼女を描く提督は少なくない。
アニメでは
何と金剛が島風に対する呼び名として使用した。
因みに、吹雪は「ブッキー」と呼ばれていた。…どちらも妙にしっくり来るのは何故だろうか。
また、「1文字1行の縦書き」の代わりに、複数行も含む「右横書き」が使用されているようである。