ごきげんようクソ新入り。俺がザップ・レンフロだ
CV:中井和哉
概要
超常秘密結社ライブラに所属する青年。24歳。
金と女にだらしがなく、毎月の活動資金は25分ほどでギャンブルに消え、尚且つ借金まみれ、大抵はどこかの女のところで寝泊りし、女性からもらうお小遣いが主な収入源。知り合いの知り合いにたかったり、気になる女性を片っ端からナンパしたり、タバコや麻薬を常習しているなど自堕落の見本のような生活をしている。その人格はスティーブンに「度し難い人間のクズ」とまで言われるほどだが、面倒見が良く情に厚い好漢な一面もある。
アニメでは原作のシーンや台詞が幾つか削られている事もあり、若干クズさがマイルドになっていたりする。
同僚のチェイン・皇とは犬猿の仲で、ことあるごとに「銀猿」「クソ猿」「SS(シルバーシット)」と罵られ、ザップもチェインのことを「雌犬」などと罵っている。だが二人して捕まった時は息のあった連携を見せるなど、本当は「喧嘩するほど仲がいい」という仲。
血液に変幻自在の形状を与え操る「血法(けっぽう)」と呼ばれる武術の体得者。クラウスやスティーブンのそれに比して遥かに操作性の自由度が高く、糸のように伸ばしたり、触手のようにしてものを掴んだり、切り離して網にするなどその使用法は多彩。極めれば血液の混ざった液体そのものを操ったり、血液で人体欠損部を補うなど人外の業に至る。
戦闘能力は折り紙つきであり、ライブラでも屈指の実力者。純粋な戦闘力で言えばライブラ中No.2に値する。
血法に関する才能は周囲から「天才」とまで呼ばれるほどであり、血法を使ってミリ単位以下の精度で作業するなどその性格に反してとても繊細で器用。また神性存在の斬撃を数撃で捉えられるようになるなど、その潜在能力は計り知れない。
世界最強の血法使いである師、裸獣汁外衛賤厳からは「その集中力、我が熟睡時に匹敵する」とまで言わしめ(たぶん師からすれば最高の褒め言葉)、一番弟子として認められている。だが、師匠に対してはその修行の過酷さ故に恨んでおり、クソジジイ呼ばわりしているが、恐怖心の方が圧倒的に上回っているため師匠と対面した時はすぐに逃げ出す。
ちなみに師匠はライブラメンバーすら足元にも及ばないレベルの規格外な戦闘力を持っており、並のH・Lの超常存在であれば全く相手にもならない、ヒューマー側では最高レベルの力の持ち主である。
そんな彼だがその性格も災いして何かとトラブルに見舞われることも多く、物語冒頭で3回以上死にかけるなど、悪運に愛された漢でもある。半分以上は自業自得だが。
半魚人のツェッドとは兄弟弟子の関係だが、彼からは兄弟子とは認められていない。(主に人格的な問題で)
クラウスからレオの護衛を頼まれており、表面上は拒絶しながらも戦闘能力が皆無な彼の身辺警護には気を配っている(K・K曰く「意外と(護衛を)マメにやっている」)。
そのために一緒に行動することも多く、凸凹ながらもお互い言いたい放題やりたい放題で付き合える砕けた友人関係を築いている様子。ツェッドが参加してからは三人でトリオを組むことも多い。
斗流血法・カグツチ
読みはひきつぼしりゅうけっぽう
発火性の血液をその身に宿すザップが受け継いだのは火属性の「カグツチ」。
血液を「刃身(じんしん)」と呼ぶ様々な形に変形させ、時に武器に変形させ、時にそれを発火させることで高い攻撃力を誇る
能力を使う際は出血する必要があるらしく、針のついた着火用ライターを持ち歩いている。
刃身ノ壱・焔丸
形状は太刀。
神性存在をも切断する鋭い斬撃「大蛇薙」を放つ
刃身ノ弐・空斬糸
形状は糸。
攻撃よりも捕縛に向いており、対象に絡み付けて動きを封じる「赫棺縛(かくわんばく)」を使える
刃身ノ四・紅蓮骨喰
形状は大剣。
身の丈ほどもある巨大な刀身が特徴で、峰の部分を発火させることで振りを加速し非常に高い威力を発揮する
刃身ノ?
形状は爪。番号は不明。
接近戦において対象の急所を的確に打ち抜くことに向いている。