人物像
アルカディアムーブメントの創設者にして総帥。赤く長い前髪が特徴。十六夜アキ同様、カードを使って超能力を発揮するサイコデュエリスト。
サイキック族で構成されたデッキを使用。切り札はメンタルスフィア・デーモン。
性格は一見温厚な人格者に見えるが、本性は非常に冷酷で狡猾かつ傲慢極まりない卑劣漢。サイコデュエリストを兵士として育成し世界を掌握するのが目的であり、その根底には異端者として世間から差別されてきた事への深い復讐心が存在する。
シグナーとダークシグナーの戦いには全く興味が無く自分の野望を第一としている。ただし龍可の精霊を操る能力には若干興味を示している。そのため、双子の兄である龍亞に大人気ない態度でデュエルを行い、実験をした。
自分以外のサイコデュエリストは捨て駒程度にしか見ておらず、それは腹心でもあるアキとて例外ではない。そのエゴイスティックな価値観から、ミスティ・ローラの弟であるトビーを実験の果てに死に至らしめた。
ダークシグナー編
ダークシグナー編では、侵入者のカーリー渚をサイコデュエルによってビルから転落させ殺すが、その直後ダークシグナーとして蘇った彼女に闇のデュエルを挑まれる。最終的にカーリーが召還した地縛神AsllaPiscuの一撃でビルの窓側から吹き抜けへと転落させられた。同時にアルカディアムーブメントも崩壊した。
最期
その後消息不明と思われたが、顔の右半分に大きな傷を負いながらも生存していた。治安維持局員と偽りサテライトに潜入し、深影や遊星を廃墟の金網に閉じ込めて溺死させようとした。その隙にアキとミスティのデュエルに乱入し、アルカディアムーブメントの再興のためにキーワードを使ってアキの潜在能力を解放させ、アキの破壊衝動を復活させた。その後、脱出した不動遊星に「トビーが自身の実験で死亡した事をアキに擦り付けていたこと」を暴露し、遊星の策によってそれがミスティに知られると、トビーを「役立たず」だと罵ったことが彼女の逆鱗に触れ「地縛神Ccarayhua」に捕食された。
ダークシグナー事件の後、他のメンバーのように復活したかどうか不明。
海外版
海外版ではアルカディアムーブメントがイリアステルに対抗するレジスタンス組織という設定になっており、何故か正義側の人物として扱われている。
更に、本編のクライマックスであるWRGP編ではディヴァインの活躍によってイリアステルの歴史改変が阻止されていたというとんでもない設定が追加され、これに伴って本来のラスボスであるZONEは退場し、アポリアが実質的なラスボスとなっている。
海外版5D'sは表現規制の問題などもあって大幅なシナリオ変更がされているが、何故彼が海外版でここまで重要な人物になったのかについては定かではない。まるで意味がわからんぞ!