概要
阪堺線の活性化策の一つとして投入された車両で、阪堺としては初の低床車両。VVVF制御も阪堺初採用となった。
2013年より製造。
モ601形607以来14年ぶりとなる阪堺の新車で、アルナ車両の「リトルダンサータイプUa」が採用されており、車体形状や車内レイアウトは同形にあたる豊橋鉄道T1000形ほっトラムや長崎電気軌道5000形、富山地鉄T100形サントラムと共通。
堺市が購入時に助成金を出しており、導入から数ヶ月は市内のみで運用されていた。
習熟訓練も終わったことから、2014年3月1日より大阪市内への乗り入れを開始した。
なお、編成ごとに異なる車体帯の色を施している。
「堺トラム」は形式全体の愛称であるが、帯色にも名前がついており、事実上はそれが車両それぞれの愛称にもなっている。
1編成目(の帯色)の愛称は「茶ちゃ」、
対する2編成目は「紫おん」である。
3編成目の帯色は海や堺市の市章をイメージした青色であるが、愛称は現在募集中。
他の車両と違い、定期運用では恵美須町方面へは入らず、天王寺方面の運用がもっぱらである。
これは阪堺線の当該区間において
堺トラムが停車するとその車体長により構内踏切が塞がれてしまう駅が幾つか存在するためと思われる。
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