CV:木村良平
高校1年生。『境界のRINNE』単行本第3巻から、六道りんねの通う高校に転校生として登場した。悪霊を祓う「祓い屋」の息子で、お祓いアイテムを常時携えている。
親の仕事の都合で小学校の時から全国規模での転校を繰り返し、霊が見えるという変わった体質からなかなか友達ができなかった。ある小学校で真宮桜と知り合い、互いに霊が見えるという共通点をきっかけに、はじめて親しくなった彼女のことを好きになる。その後すぐに転校することとなったが、高校になって桜との再会を果たすのだった。当の彼女にはすっかり忘れられていたのだが。
小学校時代の桜の写真(ものすごい心霊写真。盗撮っぽい)を持ち歩いており、長いこと彼女との思い出を心の支えにしていた様子。転入早々、クラスへの挨拶代わりに桜へ交際を申し込み、現状は友達。なお進展の見込みはない。
主役二人があんな感じなので、翼の登場までるーみっくわーるどに欠かせない主人公を巻き込んだラブコメ要素が、『境界のRINNE』には出てこなかった。主人公のりんねにとっては、桜をめぐる恋敵となる翼が登場することにより、明確に桜を意識し始める――という重要な役回りを果たしたのだ。
にもかかわらず、後続する主要キャラクターたちの参入によって登場回数が徐々に減り、活躍の場があまり見られずファンからはさびしく思われていた。しかし最近ではとばっちりキャラクターとして大活躍しているようだ。
霊と見れば見境なく投げつける聖灰であちこちを灰まみれにしており、当初はかなり強引かつ一辺倒な手段で霊を祓っていた。りんねが霊に寄り添い未練を解消することで成仏へと導く姿に思うところがあったのか、以降は相手によって手を変えるなどの柔軟さを見せるようになる。
聖灰は霊体全般に一定の効果を発揮するようで、死神相手でも動きと視界を封じることくらいはできるため、あの世では単独で立ち回る際にも意外と危なげがない。