千葉県船橋市の習志野駐屯地に団本部を置く。
ごく大雑把に言えばパラシュート降下などの空挺作戦を行う団である。
自衛隊の中でも特に厳しい選抜と非常にハードな訓練を受けねばならず、その質の高さは広く知られている。
以下の逸話・事案のおかげで「第一狂ってる団」という通称が生まれている。
- 2階から飛び降りれば5,000円やると言われて3階から飛び降り無傷で着地。
- 長距離走の際に84mm無反動砲を担いで、64式を持つ一般隊員を笑顔で追い越す。もしくは、無反動砲を持ったまま追い掛け回す。
- 空挺降下の際にナイフで誤って脚を傷付けてしまうが、包帯を巻いただけの処置で訓練を完了。
- 尻でM2重機関銃を破壊。
- とある戦車部隊が第1空挺団と対抗演習をした際、空挺団員が対戦車ミサイルを最低射程距離ギリギリで笑顔を浮かべながら相手側にぶっ放す
- 北海道の某駐屯地において高体連出場者を含む前期教育隊の一個区隊が持久走訓練の実施中、同空挺団の出身者だった運用訓練幹部が訓練に参加、数分遅れのスタートにもかかわらず高体連出場者の先頭集団に追い付き、その後数回教育隊を追い越し、汗もかかずそのまま業務に復帰。なお、その幹部は特殊作戦群に転属した模様である。
その他にも、地元のヤの付く自由業の方々が避けて通る、ヤの付く方々・過激派・習志野駐屯地、と地元警察(桜田門組)地図ではに実力のある勢力(堅気扱いされていない)として行動エリア(縄張り)が認識されているらしい、など枚挙にいとまがない。
ちなみに前述のエピソードは「飛び道具を使うときには確実に当てられる距離まで詰めてから相手の目を見てニッコリ笑ってぶっ放すのがセオリー」と代々空挺団に伝わる家訓のようなもので、同団の助教が語っていた……らしい。
さらに2015年2月11月、北海道河東郡鹿追町の民間牧場内で行われていた高度340mからの降下訓練で、1人の隊員がパラシュートの不調により十分開かなかいまま着地する事故が発生。
しかし怪我もなくそのまま訓練を続行。当時膝までの積雪はあったものの、一般人であれば死亡するレベルである。なお、パラシュートの開傘不全による事故は平成初期にも頻繁に起こっており、大腿骨、ろっ骨などを複雑骨折し、全治3か月と言われながらも一週間で現場復帰した隊員もいたという。
余談であるが、漫画『グラップラー刃牙シリーズ』の作者である板垣恵介先生は、陸上自衛隊に在籍時代に約5年間この部隊に所属しており、その様子は自伝漫画『我が青春の陸上自衛隊』でも語られている。有名人でもこの部隊の出身者は意外に多く、異常な都市伝説が語られやすい土壌であるとも思われる。