概要
音楽にあわせて↙↖□↗↘5枚(DOUBLEだと両面を使うため10枚)のパネルを踏んでいく。
踏み続けるうちに使わないはずの上半身も動き出し、自然にダンスになっていくという代物である。
……とここまでを読めばパッと『踏むパネルを反転させたDDRもどき』と思うことも不自然ではない。実際、筐体の形もかなりDDRに似ている。
が、実際にプレイしてみるとDDRよりかなり前後運動が激しく、ルールも似ているようでかなり違うため別物として考えてプレイするほうが上達は早い。
強いて言えば『DDRの6パネルダブル』と『PIUのシングル』がそれなりに操作感が近い。
ここが違うよPumpItUp
- ロングノートの挙動
まずDDRと違ってロングノートの始点にタイミングを合わせて踏む必要がない。『逆ショックアロー』とでも言うべきか。
また、踏み続けている間スコアとゲージが加算されていく。
その代わり、DDRでロングノートを踏み外すと残りがどれだけであろうと『1ミス』としてカウントされるがPIUで踏み外すと踏み外している時間に比例してミス数が増えゲージもゴリゴリ減ってしまう。
SDVXのロングノートに近い挙動と言える。
- 1クレジットでシングルとダブルを両方プレイできる
DDRではシングルとダブルは別々のモードとして扱い、片方を選ぶとゲーム終了までもう片方は遊べないが、PIUでは両方を遊ぶことが可能である。
というのも、どうやら『モード』ではなく『譜面の種類』とみなしているようで、曲選択後の難易度選択と同じ感覚でシングル/ダブルを選択できる。
この仕様により、レベル別ランダム選曲を選ぶとプレイが始まるまでシングルかダブルかわからない(しかもどちらかを選べない)ので注意。
- 豊富なK-POPとクラシックアレンジ
ANDAMIRO社は『プライズ機やエレメカを主に作っている韓国企業』であるため、必然的にK-POP多めの選曲になっており、BEMANIシリーズでは定番の『過去のゲームミュージックのアレンジ』はほとんどない。代わりにクラシック曲などのアレンジがそのポジションを担っている。
K-POPが苦手なプレイヤーはこのクラシックアレンジから始めてみるとよいだろう。
なお、Bad Apple!! feat. nomicoもなぜか収録されているのでこちらもオススメ。
- 知る日ぞ知るアーティストも参戦
「DM Ashura」や「M2U」と言った他の音ゲーでも知られるアーティスト、BMS作家も数名か参戦している。今後もアップデートで増える可能性があるので、その辺りを踏まえてプレイするのもよいだろう。
- ゲームの記録はUSBメモリで
DDRで言うeパスにあたる記録用カードはなく、USBメモリで代用する。
実際に使用するにはユーザー登録(個人情報入力)の手間がかかり、その上でファイルをダウンロードする必要があるが、
それさえやれば家に余っているUSBをどれでもPIU用メモリに変えることができるし、紛失した時の再発行も非常に簡単である。
DDRと兼業しているプレイヤーはDDRのEDIT譜面用メモリと兼用することもあるとか。
なお、『ファイルをダウンロード』と書いたが、このファイルはいわゆるパスワード的なものでUSBの容量をまったく圧迫しない(データ自体はサーバーに保存される)。