概要
1939年福岡県出身。
少年期からスポーツ万能で、体操でオリンピックに出場する夢を抱いて日本体育大学に進学するも、腰と膝を痛めてしまいやむなく断念。
東映ニューフェイスの試験に合格したため、大学を中退して芸能界入りする。
特技は器械体操・空手(極真会館)四段・少林寺拳法弐段・乗馬・スキー。
「七色仮面」 「アラーの使者」などの主演で頭角を現し、ドラマ「キイハンター」でアクションスターとしての地位を不動のものとする。
同作品で共演した女優の野際陽子と1972年に結婚したが、1994年に離婚した。
1970年には後続の育成を目的として「ジャパンアクションクラブ(JAC。現JAE)」を設立。真田広之や志穂美悦子を始めとする多くのスターを輩出し、日本のテレビ界、特に特撮ドラマにはなくてはならない存在となった。
時代劇でも「柳生あばれ旅」 「影の軍団」シリーズで長く主役を務め、従来の殺陣とは一線を画した立体的アクションで人気を博した。
更に、1974年に公開された『激突!殺人拳』は、アメリカハリウッドの映画会社『ニュー・ライン・シネマ』が千葉氏を「ブルース・リー以上だ。素晴らしい」と評し、興行権を買い取って海外でも公開された。
同年に『The Street Fighter』というタイトルでアメリカ中南部の都市18館で公開されるや、アメリカ映画の大作を押さえて3週間でベスト5に躍り出て、彼の代表作の一つとなり、アメリカで最も権威のある総合情報週刊誌である『Variety』に、日本映画として初めて掲載された作品となった。
その後海外にも進出し、70歳を超えてアクション俳優としては一線を退いた今も、アクション監修や映画監督など精力的に活動している。