『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』及びリメイク版『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎』のラスボス。
「暗黒竜」の異名で人々から恐れられた。
概要
「地竜族」の中では神竜王ナーガの意に賛同した唯一の地竜であり、地竜の王族。
ヒトの姿となった後はナーガの命を受けて竜の祭壇とラーマン神殿を守っていた。
だが人間の盗賊がラーマン神殿を襲い「封印の盾」を奪われただけでなく、他に居た神官の「マムクート」たちを皆殺しにされてしまう。
元は人間との共生を図っていたが、人間の横暴さに失望したメディウスは人間を滅ぼそうとドルーアの地に竜族たちを集めて「ドルーア帝国」を興す。
ドルーア帝国によってアカネイア聖王国は滅亡、人間は竜族に奴隷のように扱われていたが、しかし「ファルシオン」を持った若者に倒された。
強靭な生命力を持つ地竜故に完全に滅びることはなく、100年の時を経て蘇った。
……ここまでが『暗黒竜と光の剣』の前の話。
そして本編ではその失われた力を取り戻すまでカダイン出身の悪の司祭ガーネフと共謀、彼をアカネイアをはじめとする各国で暗躍させ、再び大陸を戦乱に巻き込んだ。その国の中にはマルスの母国であるアリティアも含まれており、このことがメディウスとマルスの長きに渡る因縁を生み出すこととなった。最終的にドルーア帝国を再興させ、再び大陸制覇のための戦いに臨むが、今度もアンリの血を引いていたマルスとの戦いの末にまたしても敗れ去った。
これが『暗黒竜と光の剣』における「暗黒戦争」である。
だが、続く『紋章の謎』では暗黒戦争でメディウスと共に倒されたはずのガーネフが闇のオーブの力で蘇っており、彼は再び策略を張り巡らして大陸を大混乱に引き込む。そして彼が各国から攫って来た4人のシスター(マルスの姉であるエリスを含む)の生命力を取り込んで今度は以前よりもさらに巨大な身体と背中に二枚の翼を有した暗黒竜形態へと復活進化、二度目に及ぶマルス達との最終決戦を繰り広げた。
人間の邪心を目の当たりにしたことがこれらの争乱の発端だったことから滅びる際にはマルス達に「光がある限り闇は消えることはない」「人間の心に欲望がある限り何時か我らは再び蘇るだろう」という忠告に近い言葉を残している。
竜の姿
『暗黒竜と光の剣』
「地竜=ミミズ」と読むせいか、地中からよじ登ってくるような姿をしている。(モグラにも見えなくはない)
『紋章の謎』
一般の地竜は、移動する様がまさにミミズ(地中移動)である。
今作では「暗黒竜」に生まれ変わっているためか、体の一部が闇にとけているようである。
「地竜」は相手の攻撃力を半減し、「ドラゴンキラー」特攻無効。
「暗黒竜」は相手の攻撃力を半減し、「ドラゴンキラー」特攻無効、魔法無効。
『新・暗黒竜と光の剣』
「地竜」であることに変わりはないが、難易度によってステータスが大きく強化され、
H5(最大難易度)では、マルスの速さがカンストしていても追撃を食らう(マルスの守備が22なければもれなく死ぬ)ためかなり厄介。
『新・紋章の謎』
「暗黒竜」として登場。
前作同様難易度が上がるとそれに応じて強くなるが、マニアック以上ではどう考えても大陸を間違えたとしか思えない凶悪極まりないステータスになっている。
当然のように周りの竜も強化されているので正攻法で攻め込んだらジリ貧になってしまうため、
「レスキュー」や「アゲイン」を惜しみなく使い、、トライアングルアタック等あらゆる方法を駆使して倒す必要がある。
前作とは違い、「封印の盾」の特殊効果でマルスの全ステータスが+2されるが、速さカンストでなければ追撃確定な上、守備上限の低い兵種では2発喰らって保つかどうかため、メンバーの戦闘力次第では詰みかねない。
ちなみにルナティックではどの兵種であっても2発耐えることは不可能。
ステータス
作品 | 難易度 | 兵種 | 装備 | HP | 力 | 魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
暗黒竜と光の剣 | - | 地竜 | 闇のブレス | 52 | 10 | - | 0 | 0 | - | 15 | 15 |
紋章の謎 | - | 暗黒竜 | 闇のブレス | 52 | 20 | - | 0 | 0 | - | 15 | 15 |
新・暗黒竜と光の剣 | ノーマル | 地竜 | 地竜石 | 60 | 10+14 | 0 | 16+10 | 14+7 | 0 | 12+13 | 5+18 |
H1 | 60 | 13+14 | 0+1 | 20+10 | 18+7 | 0 | 12+13 | 5+18 | |||
H3 | 60 | 17+14 | 1+1 | 20+10 | 20+10 | 0 | 12+13 | 5+18 | |||
H5 | 60 | 17+14 | 2+1 | 20+10 | 20+10 | 0 | 12+13 | 5+18 | |||
新・紋章の謎 | ノーマル | 暗黒竜 | 闇のブレス | 60 | 25 | 0 | 25 | 25 | 0 | 25 | 20 |
ハード | 76 | 31 | 0 | 31 | 27 | 0 | 31 | 24 | |||
マニアック | 92 | 37 | 0 | 37 | 29 | 0 | 37 | 28 | |||
ルナティック | 99 | 40 | 0 | 40 | 30 | 0 | 40 | 30 |
ギムレー
ファイアーエムブレム覚醒ではマルスとメディウスとの戦いから1000年後(覚醒の時代の1000年前)にマルスの血を引く初代聖王によってギムレーが封印されたとある。
ギムレーがどのような経緯で誕生したのか、メディウスと関係があるのかは不明である。
ギムレーはかなり古い存在で数千年周期で復活するので以前にメディウスはナーガの配下だった頃にはメディウスもギムレーと戦ったのかもしれない。