「おやおやおや? 敵対ですかァ? ワタクシ、平和主義なのですがねぇ。」
プロフィール
ああ、悪魔! 悪魔! 悪魔が来だぞ!メフィストフェレスだ! あの最悪の悪魔め!
概要
一人称は「ワタクシ」。
主に対して慇懃な物腰で接するが、奇怪な衣装に三又に分かれた尻尾など悪魔を彷彿させる外見をしている。また、その不穏な言動や異様なテンションから、狂人を思わせる。
自ら「生まれついてのサーヴァント」と名乗っている。そのため一見忠実そうにしているが、その性格は残酷非道を極めており、自分が愉快であるならば己のマスターを殺す事さえ厭わない危険人物
真名
メフィストフェレスは、ゲーテの代表作「ファウスト」に登場する誘惑の悪魔である。ファウスト博士が堕落するかどうかを神と賭けたメフィストは彼を悪の道に引き摺り込もうとする。
メフィストフェレスは手練手管を尽くして、ファウストを悪の道へと誘い込むことに成功する。しかし、魂を地獄に落とそうとする寸前にファウストが愛した者によって魂は救われる。
嗚呼素晴らしき哉、ハッピー工ンド!
……もちろん『現実』は異なっている。卓越した魔術師であったファウストは一体のホムンクルスを鋳造した。名をメフィストフェレスと名付け、大変に慈しんだが、当たり前のように裏切られて死亡した。
人物
一見は明るい態度で、忠実に仕える。
だが、マスターに対しては「自分が愉しむための玩具」程度にしか考えておらず、隙あらばマスターを絶望に叩き込もうとする。つまり魔術師として立派な態度を取ればいい――信用するな。
一方で笑いすぎてむせてしまうというお茶目(?)な一面もある。
能力
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
主人公 | D | C | B | A | B | B |
保有スキル
陣地作成(C+) | キャスターのクラス特性。魔術師として自らに有利な陣地な陣地「工房」を作成可能。 |
---|---|
道具作成(B) | キャスターのクラス特性。魔力を帯びた器具を作成可能。 |
呪術(A) | |
無辜の怪物(B) | 契約悪魔■■■■■■■■■。生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。能力・姿が変貌してしまう。 彼の場合は変貌のメリットしか存在しない。 |
宝具
微笑む爆弾(チクタム・ボム)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:
- 最大補足:
「両目。脇腹。膝、脊髄。設置完了~。『チクタク・ボム』!あひゃひゃひゃひゃひゃー!!」
小型のチェーンマインのような長大な時限爆弾百足を敵の体に設置して一斉に起爆するという誘惑の悪魔としての彼としてはイマイチらしくない宝具。どちらかというと見た目と性格からくる「狂った道化師」や「残酷非道な悪魔」としての彼らしい宝具と言える。
ちなみに設置箇所はどれも洒落にならない、且つ即死しにくいが極めてキツイ急所の数々である。
余談
- 『Grand Order』7週連続CMに登場した新規サーヴァントの内、ファンの間で最も真名当てが難航したキャラクター。「メフィストフェレス」という意見自体は決して少なくなかったのだが、『Fate』シリーズに通底する「神そのものは召喚できない」というルールが悪魔の方にも適用されるのでは? …という疑念が払拭されず、「メフィストに成りすましたファウスト」や、「鋏」からの連想で彼(彼女?)の原形とも言われるスウィーニー・トッド(=理髪師)やオートクチュールの祖シャルル・フレデリック・ウォルト(=服飾デザイナー)…といった予想も存在していた。
- 『ぐだぐだオーダー』では中の人に引っ掛けて「コヤスコ」と命名される。「キャス子」あるいは「キャス狐」風にしようとして残念な事態となっているが、何だかんだでじわじわと普及中…?