概要
CV:堀秀行(テレビアニメ版)、松原大典(天の覇王)、森岳志(北斗無双)
ラオウとトキの最終決戦以降に登場したラオウの屈強な幹部。拳王の数少ない忠臣のひとり。
「泰山天狼拳」と呼ばれる、その瞬速の拳ゆえに身を削がれた相手が寒さに凍えながら死んでいくという殺人拳の使い手。
「天狼星」の宿命の下に生まれた拳士で、世が乱れた際に天帝の使者として北斗神拳伝承者の覚醒を促すことを己の使命としている。「ラオウとケンシロウのどちらが今後な世界に必要な漢なのか見極める」ため、トキを人質に取りケンシロウと対決する。
…ただ本編で彼が取った行動は実質それだけ。
多くの人間を殺害しておきながら、見極めた結果何をする訳でもなく、「最終的にトキが綺麗に退場してケンシロウが哀しみを背負うためだけに登場させられた役」という印象が極めて強い。
そのため多くの北斗ファンからは「存在意義がわからない」「こいついなくても話の流れ的に問題ないよね」「静かな余生を送ってたトキを殺すなんて酷すぎる」「ユリアの兄というポジションは、直後に登場したジュウザの方が遥かに効果的」などと散々な言われようである。
だが、逆に「ラオウにあんな美形な幹部がいるなんて」「ラオウへの忠誠が素敵」という声もあり、彼のファンも数多く存在する。
北斗の拳に多く見られたご都合主義な、ある意味(影の薄さという点では)最大な被害者とも言えるため、「嫌いじゃないぜ」とする同情的なファンも多い。
そういう評判が多かったため…なのかは不明だが、外伝作品でもいい奴ポジションとして良く登場している。
『銀の聖者』では、早期から拳王軍の将として登場しており、アミバの策略で蹂躙された奇跡の村に戻ろうとするトキの前に立ちはだかった。
その際に「泰山天狼拳」で互角な戦いを見せたが、トキの新壇中によって動きを封じられてしまう。
その後、カサンドラに投獄されたトキに対してユリアの生存の報を告げ、時同じくして動き出したケンシロウの行方を独自に探らせていた。
ちなみに、容姿のモデルはデヴィッド・ボウイであるといわれている。
血縁者
リュウガの実妹で、南斗聖拳正統血統。リュウガも同じく南斗正統血統者の血を引いているはずなのだが、前述の「天狼星」の宿命の下に生まれたために南斗聖拳は継承していない。
リュウガ・ユリアの異母兄弟で、ユリアを守護する南斗五車星「雲」の男。原作でこそ彼との絡みはないが、外伝シリーズでは何度か共演を果たしている。『ジュウザ外伝』によると、リュウガの方が兄であるらしい。
この兄弟の序列は後に『真・北斗無双』にも引き継がれている。
関連イラスト
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