プロフィール
概要
暗夜王国の王子。
兄にマークス、姉にカミラとアクア、妹にエリーゼがいる。ちなみに兄弟全員母親が違う。
魔法の才に優れており、「グラビティマスター」の称号を持つ。
所有する魔道書の神器『ブリュンヒルデ』は大地や重力、生命を司る。
冷静な性格であるが、法衣を裏返しに着るなどやや抜けた面があり、家族思いで心優しい。しかし敵には一切容赦が無い。
「冷血」として知られ、敵に対しては情け容赦ない。
さらに兄弟の中でも卑怯者や裏切り者などを特に毛嫌いしているらしく、全ルートを通して自国の者でも、イザナになりすまして騙し討ちを仕掛けようとした魔導師のゾーラや次々と卑劣な策を講じた軍師のマクベスを率先して葬っている(ゾーラに関しては白夜編では直前に主人公に止められている)。
勿論これは白夜篇で暗夜を裏切った主人公に対しても同じだったのだが、家族としての情故なのか、やはり非情になりきる事はできなかった。
一方で、嫌疑をかけられ処刑されそうになったミューズ公国の歌姫を手回しして逃がすなど一般人に対しては寛大。
とにかく生真面目であり、負けず嫌いのルーナの勝負をまともに受け続けたり、ピエリのような常軌を逸した人間の「なぜ人を殺してはいけないのか」という疑問にも真摯に対応している。
王族としての自覚が強く、高潔で気高いしっかり者。しかし案外ドジっ子だったりする。法衣を裏返しにする以外にも、釣り堀に魔法を放ったら魚が浮かんできて困り果てたり、木の実を落とすために重力の魔法を使ったら全部落としてしまったり、岩山を魔法で吹っ飛ばしたことを隠そうとしたりと、目立たないところでやらかしている。
今でこそ兄弟仲は良いが、幼少の頃は妾同士の争いが酷かった為、兄や姉たちと殆ど関わりがなかった。レオンの母親は正妻エカテリーナの息子マークスや、エカテリーナ派であるカミラの母を快く思っていなかったらしく、後から妾として迎えられたエリーゼの母とも仲が悪かったという。レオンは母のことを「息子を父王を繋ぎ止めるための道具としか思っていなかった人」と語っており、複雑な思いを抱いている。
そのためか愛に飢えており、包容力のある姉カミラに対して、母性を求めている部分が強い。
一方で、無条件で愛されるカムイの存在があるため、自分などカミラ、そしてマークスの眼中にないのではという危惧を常に抱いていた。
カムイに対してはやや頼りないと思っており、自分よりも気にかけられることに少し嫉妬しているが、長く共に過ごしていた故にその感情も含めて家族として愛している。
軍の中で一番トマトが好きで、南国のバカンスではトマトジュースを飲んでいた。
料理はスープやシチューなどがお好みの様子。
読書家で一通りの本は読み、特に哲学書の類を愛読している。趣味はチェス。
複雑で繊細な性格や、優秀な兄姉を抱えた次男坊という境遇(主人公が男の場合は三男坊)、すぐ上の兄(姉)である主人公への接し方を含め、白夜王国の弟王子・タクミと共通点が多い。一方で肝試しが平気(むしろ好んでいる)、南国に関心を持たないなど、正反対な点もある。
暗夜・白夜が共闘することとなる透魔篇での支援会話では、互いの第一印象は最悪であったが、趣味趣向(汁物が好み、哲学書を愛読、駒を用いた戦略性の問われるゲームが趣味)が共通していることで次第に意気投合し、本やレシピを貸し借りするほどの親友となる。
直属の臣下はどこかで見たことがある厨二病のダークマージのオーディンと、ドSシーフのゼロ。二人揃って物凄く癖の強いキャラクターである。もう少し人選を考えたらどうですかレオンさん…。
また結婚すると息子のフォレオが生まれるが、そっちも別の方向で強烈な個性を持っている。
その外見や話し方から再会した当初は軽蔑したが、フォレオの心優しさを見て考えを改め、いずれは神器「ブリュンヒルデ」を譲ることを検討している。
ユニット性能
上級職参入だが、支援はそつなく組める。但し両兄弟の中で唯一リョウマとは支援を組めない。
暗夜王国屈指の魔法職であり、大体暗夜の魔法使いは彼一人いればどうにかなる。
魔法職にありがちな低耐久というわけではなく、HPや守備に関してもそれなりに伸びる。
ただし速さはやや低めなので、「一撃なら耐えるだろう」と前に出したら追撃されて大ダメージを受けることがあるので注意。
兵種スキルは優秀な「生命吸収」をはじめ、使いやすいものが揃っている。
専用スキルは相手のHPが満タンではない場合に与ダメージが増え、被ダメージが減る「冷血」。
兄の専用スキル「騎士道」とは対になっている。
しかし、実は兵種がダークナイトなのが最大の鬼門。
実は本作のダークナイトは物理寄りの職種であり、力<<魔力であるレオンはその兵種性能を十二分に活かしきる事ができないのである。
早い話が本人の成長補正と兵種の成長補正が喰い合ってしまって相性が悪い。
更に剣と魔法は同じ三すくみの赤属性であり、レオンの剣が役立つ場面はほぼない。
専用武器であるブリュンヒルデは威力こそ(魔法の中では)高く、技の数値の確率で相手の魔法攻撃によるダメージを半減する効果があり優秀なのだが、元々魔防が伸びやすいレオンでは効果が勿体無くなる事が多く、他の神器持ちと比べるとどうも押しが弱くなってしまう。
(なお、ブリュンヒルデは無体な言い方をすれば木が生える魔法であり、これをネタにされる事も)
その為仲間になる暗夜・透魔篇ではソーサラーへの転職が推奨される。
魔道士にしては高めの耐久力とリザイアによる吸収はかみ合う。
サンダーソードを持たせる方法もあるが、初期武器レベルが剣:Dなのが厳しいか。
彼の名を冠した武器である「レオンの冷剣」は使用者の魔力によって威力が変動する魔法剣。回避率が大きく下がるデメリットがあるものの、威力は銀の剣の上回る。しかし、ほとんどの物理職では魔力が伸びないor上限が低いので、ダークナイトやダークブラッド、もしくは神軍師が使うのが望ましいか。ちなみに、レオン自身は剣の初期レベルがDであり、対してレオンの冷剣に要求される武器レベルはB。どうしてこんなことに?