「……言っておくが おれを”剣士”だなんて思うなよ…」
「『殺し屋』だ」
概要
元王下七武海サー・クロコダイルの部下で、元は犯罪組織バロックワークスのオフィサーエージェントであった。オフィサーエージェントの中でも最高レベルの実力を誇り、Mr.1の地位を得ていた。
坊主頭に胸から腹に掛けて大きく書かれた「壱」の刺青が特徴。
しかしそう呼ばれる本人は内心では『ヒーロー』に憧れていた。
バロックワークスの崩壊後、インペルダウンへ収監されていたが、マリンフォード頂上戦争直前の騒乱の際にクロコダイルから誘われて脱獄、再び彼の部下として行動を共にするようになった。クロコダイルからは「ダズ」と呼ばれ、実力は信用されている。
プロフィール
本名 | ダズ・ボーネス |
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異名 | Mr.1(バロックワークス時代)、殺し屋 |
懸賞金 | 不明 |
海賊名 | 不明 |
能力 | スパスパの実(超人系) |
出身地 | 不明(西の海?) |
CV | 稲田徹氏 |
能力
名称 | スパスパの実 |
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解説 | 体を刃物にする |
種類 | 超人系 |
体のいかなる部分も刃に変化させることが出来る「全身刃物人間」。
指をナイフのように変化させたり、腕や足を巨大な刃にして振り回したり、あらゆる格闘攻撃がそのまま斬撃となる。その切れ味は石造りの建造物を一瞬で細切れにしてしまうほど。また、刃は刀剣類に限らず、削岩機などにも変化させる事ができる。また、「全身が刃物」なので刃に裏表は存在せず、ダズが体を振り抜くのに合わせてその方向へと刃が向く。
その能力の性質上全身が刃物と同じ硬度を持つ。つまり全身が鉄の塊のようなものなので、打撃にせよ斬撃にせよ生半可な攻撃では傷一つつける事ができない。例え首を挟み込まれようとも致命傷にはならない。
攻守共に強力な能力だが、それはつまり鉄であろうとも関係なく破壊できるほどの攻撃力や技量があれば、能力による防御を突破してダメージを与えられるという事でもある。確かに並大抵の剣士ではダズに勝利するのは不可能に近いが、ゾロやミホークのように「鉄をも斬る」レベルの剣士などが相手だと旗色が非常に悪い(ゾロは戦闘の最中にレベルアップして斬れるようになったが、それまではまるでダメージを与えられなかった)。加えてダズは元々悪魔の実の能力以外に武器を持っていない上、スパスパの能力の特性もあって「剣士」の間合いではまともに戦えない。相手のレベルによって極端なほど相性が変わってしまうのはある意味弱点と言える。また、悪魔の実の能力による防御力なので、覇気を用いた攻撃も有効であると思われる。
技
斬人(スパイダー)
全身を刃物の硬度に変化させ、相手の攻撃を凌ぐ。
掌握斬(スパークロー)
手を刃物に変化させる。
スパスパの能力の特性上、手を開けば手の内側が、拳を握れば手の外側が刃物となる。
発泡雛菊斬(スパークリングデイジー)
両手首を合わせ、掌底を繰り出すように斬撃を放ち、そして突き飛ばす。
放射状に広がる斬撃は石造りの建物がケーキのように切り分けられるほどの威力。
微塵斬(アトミックスパ)
内側から外側へ開くように両腕を振り抜き、無数の斬撃を放つ。
対象はその技名の通り、一瞬のうちに微塵切りにされる。
螺旋抜斬(スパイラルホロウ)
腕に巻き付くような独特な形状の刃物を浮き上がらせ、それを超高速で回転させる。
腕そのものを凶器と化し、それを振り回して接近戦を展開する危険な技。削岩機のような外見だが、本人曰く「何もかも抉り斬ってしまう」ため、発掘作業には向かないらしい。
滅裂斬(スパーブレイク)
外側から内側へ両腕を振り抜き、対象に斬撃を浴びせる技。
石柱を輪切りにしてしまうほどの威力を誇る。
余談だが、ゾロはこの技の直撃を背後の石柱諸共喰らい、しかし何故か石柱のように輪切りにはならず一命を取り留めた。
微塵速力斬(アトミックスパート)
足をスケート靴のように変化させて地面を滑るように相手へ突進、その勢いを乗せて両手で斬撃を繰り出す。
名称からすると”微塵斬”の強化技のようだが、構えはどちらかと言うと”滅裂斬”寄り。いずれにせよ劇中ではゾロの”獅子歌歌”に潰されて技が決まらなかったため、威力などは不明。
性格
冷静沈着な殺しのプロという感じでまず動揺することはない。ただ、クロコダイルへの忠誠心は非常に高く、バロックワークス崩壊後もクロコダイルと行動を共にしている。
活躍
初登場のアラバスタ王国ではバロックワークスの社長の正体を知ってしまった麦わらの一味をMr.2ボン・クレーやMr.4ペアと急襲し、一味を散り散りにして始末しようとしたが、一味の戦闘員ロロノア・ゾロに敗れ海軍に捕まり、インペルダウンのLEVEL4へ投獄される。
次の登場はインペルダウンで、白ひげ海賊団と海軍本部&王下七武海の戦争に興味を持ち脱獄したクロコダイルの誘いを受け自身も脱獄した。その頂上決戦の戦場では当初クロコダイルと共に白ひげを狙っていたが、次第にクロコダイルの心境の変化と共にターゲットを海軍側に変更し戦い続けた。その戦いの途中、王下七武海鷹の目のミホークの攻撃からルフィを守って重傷を負う。
終戦後はクロコダイルについて新世界に赴き、海賊として活動している。