「仲間のために強くなる これが私の決意」
CV:稲村優奈
概要
前々作「遊戯王5D's」のヒロイン、十六夜アキ以来であるデュエリストのヒロインでもある。
使用デッキは幻奏。
人物
主人公・榊遊矢とは幼馴染の間柄にあり、互いの父がプロデュエリストの先輩後輩という関係だったのもあって家族ぐるみの付き合いがある。普段は父・柊修造が経営するデュエル専門塾「遊勝塾」に通っている。
3年前、榊遊勝の失踪が原因でいじめられていた遊矢を、権現坂昇と共に支えてきた。遊矢に対して片思いしており、同じく彼に惚れている方中ミエルには明確な対抗心を抱いている。遊矢からは異性として意識されてはいないものの、かげがえのない存在と大事に思われている。
しっかり者で遊矢を叱咤激励するパワフルな女の子。特技はハリセンツッコミ。ただし、若干ながら短気な面もあり、一度怒り出した柚子には、遊矢はおろか、修造も頭が上がらなくなる。
しかし、根は優しく仲間思いの少女である。
容姿
髪は紫がかった赤髪のツインテールで、青い半球状の髪飾りを二つ付けている。服装は上はノースリーブのシャツにネクタイ、下はミニスカートにニーハイソックスを履いている。首元には音符の形をしたアクセサリーを付けている。右手には赤い宝石がついたブレスレットをつけており、父親が知る限りでは「生まれた時から」あった物らしい。ブレスレットは設定的に輪っかを動かすことができる。胸の大きさについては様々な意見があるが、TFSPでは他の中学生のキャラと比べると明らかに大きいので決して小さくはないといえよう。
ストロング柚子
2話で、塾生増加のための遊矢とのデュエルの際、盛り上がりのため遊矢からストロング石島の敵討ちに来た「ストロング柚子」を命名された。
元々アクションデュエルのために体を鍛えており、身体能力はかなり高い。
以後、そう呼ばれることはないものの、遊矢に怒ったり、騒ぐ父を鎮める際にハリセンを持ち出したり、4話では子供三人と自分の体重を腕一本で支える、47話では座った姿勢からの連続バク転を軽々とキメる、ユーゴのDホイールに乗る際両手で取っ手をつかむだけで加速や移動に耐えたりと、と所々でストロングっぷりを発揮している。
謎
遊矢とユートがお互い近づきそしてその場に柚子がいた場合、彼女が付けているブレスレットの宝石から謎の光を発し、遊矢以外の彼に顔つきが似ている人間を別の場所へと転送する。
18話ではユートと(彼に気絶させられ抱えられていた)黒咲隼を強制的に転移させている。
47話ではユーゴが迫ったことで近くにいたユーリを転送、その後遊矢が近づいた際にはユーゴが柚子に抱きついていたままだった為、柚子ごとユーゴを別の場所へ転移させた。
転移側と接触していると人間も巻き込まれるようだ。
ユート達によれば、彼女は隼の妹・黒咲瑠璃と瓜二つらしい(前髪のはね方が隼と似ている)他、融合次元にも柚子と同じ顔の少女セレナ、同様にシンクロ次元にもリンがいる。
素良の記憶を見たプロフェッサーこと赤馬零王は彼女の事を「第4のピース」と呼んでおり、捕獲を命じている。
彼女達の存在(とブレスレット)はアカデミアの目的において何か重要な意味がありそうだが、それが何なのかは現状では示されていない。
来歴
初デュエルは第2話。
塾生を募る為に遊矢がペンデュラム召喚を見せるというデモンストレーション・デュエルを行い、その相手を務めた。
しかし遊矢がペンデュラム召喚に失敗。直前の柚子の攻撃が通り、彼女が勝利してしまう。
(諸事情があったとはいえ)主人公を決闘で倒すヒロインは、遊戯王シリーズの中では彼女が初。
遊矢と似ている黒マスクのデュエリストに助けられて以降、遊矢に対する猜疑心・疑問に捉われる事になる。遊勝塾の存続を賭けた大事なデュエルでは、全く身が入らなくなった結果、初歩的以前のミスをしでかしてしまい、対戦相手の光津真澄からは「目が曇っている」と評された上であっけなく敗北。最終的にLDS側が中止を言い渡した為、遊勝塾は失われずに済んだものの、完全に遊矢や権現坂の足を引っ張ってしまう事になった。
LDSでの敗北後、自らの未熟さを思い知った柚子は、融合召還を習得すべく、それを扱う紫雲院素良から教わっているものの、再び遊矢そっくりのデュエリストがLDSの人間を襲撃した事を聞いて以降、益々集中力が削がれており、素良のデュエルもまともに見ていない状態にある。彼女自身何とか立ち直ろうとしているが、黒咲隼が登場しては混乱し、事件の渦中へと引きずり込まれている。
その後は黒遊矢もといユートに「仲間のために強くなりたい」と伝え彼や遊矢からの後押しで迷いを吹っ切り、舞網チャンピオンシップに出場。1回戦で真澄と当たることになる。
ライフをギリギリまで削られ追いつめられるも、新たな切り札「幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ」で見事勝利し、リベンジを果たした。
2回戦も勝ち進むが、3回戦の舞網市全体を使ったバトルロイヤルの最中、自身にそっくりな少女・セレナと出会う。
融合次元の非道な行いを知らないセレナを説得し彼女を隼に会わせる為、彼女を追うオベリスクフォースに対する囮として衣装交換。彼女を逃がすことには成功するがスパイの密通のためにユーリに追われてしまう。歯が立たず逃げまどい目に涙を浮かべて遊矢に助けを求めたが、ユーゴが近づいたことでブレスレットが光りユーリは別の地点に転送。間一髪助かるが自身はユーゴと接触した状態で遊矢に近づかれたためにシンクロ次元と転送されてしまった。
シンクロ次元ではユーゴと行動を共にするが、転送された場所が悪く、セキュリティに追われる身となってしまう。融合次元の脅威を説いて回るも受け入れてもらえず、ユーゴの提案でフレンドシップカップ出場することとなる。そこで遠からずも遊矢を見つける。
一回戦では徳松と対戦して勝利。ジャック・アトラスに完敗して落ち込んでいた遊矢に想いを伝える事に成功する。
しかし、二回戦目のセルゲイとの対戦の際圧倒的に逆転負けした挙句、セルゲイのＤホイールに弾
き飛ばされビルに激突するという歴代遊戯王のヒロイン史上、類を見ない展開が待っていた。
余談
- ある漫画に同じ声でなお且つ、名字が「柊」の人物が存在する。
- 前作ヒロインの観月小鳥同様「あ」から始まらない名前だが、「子」で終わる植物の名前が由来になっている点は、初代ヒロインである真崎杏子を髣髴とさせる。
- 観月小鳥に続き、62話ではお風呂上がりの姿を披露。髪型が変わるヒロインは十六夜アキ以来。これには中の人もエンジョイしていた。。
- 本人曰く「母親の顔を知らない」(57話)。これ以前からも、修造の「二人三脚で頑張ってきた」、53話の塾創立時の回想でも母親が一切出てこないことからそれらを予想できる内容になっている。
- 母親がいないことに加えて「産まれたときからあるブレスレット」ということから、彼女の出生の謎については話題に上がることも多い。視聴者の予想の中には「拾い子」説、『「最初からいた」と思い込まされている存在』説というものすらあった(後者は53話の回想にて否定されてはいる様子)。
一級フラグ建築士
真崎杏子の快活さ(と巨乳)、天上院明日香のストロングっぷり、十六夜アキ以来となるストーリーの根幹に絡んだキャラクター、観月小鳥と同じく主人公と幼馴染の関係など、歴代の集大成のようなヒロインと言っても過言ではない。
そのこともあってかは不明だが、主人公である遊矢を差し置いて色んなキャラと関わっている。その様子は彼女を主人公に乙女ゲームを作れそうなほど。 ただし柚子自身は遊矢以外を異性として意識する描写はない。
- 榊遊矢…幼馴染。柚子が少なからず好意を抱いている。
- 権現坂昇…42・43話で作中では初めてタッグのパートナーを組んだ。彼のおかげでデュエルに勝利。
- ユート…7話で出会って以来、遊矢と非常に似ている彼のことを気にかけており、向こうも黒咲瑠璃と似ている彼女を気にかけていた。
- ユーゴ…柚子をリンと勘違いしたユーゴに抱きつかれる。柚子も彼を遊矢と勘違いしていたこともあって、顔を赤くするなどまんざらでも無いかのような反応に。シンクロ次元では彼と行動を共にし、ユーゴが無自覚に彼女の顔に近づくことも多い。
- ユーリ…柚子を連れ去る任務という上であるが、夜通しのデュエルで追いかけられる。
- 黒咲隼…彼の妹である瑠璃にそっくりらしく、はじめて会った21話では「瑠璃！？ 何故瑠璃がここに！？ 逃げたのか？ 自力で脱出を？」と気にかけられた。後にその誤解はユートによって(腹パンと共に)解かれた。
- 紫雲院素良…融合を教えてもらった師匠。傍から見るとおねショタに見えなくもない。
- 光津真澄…10話で対戦し彼女に敗北。以降、彼女と因縁を感じるが、リベンジ戦となる舞網チャンピオンシップでは見事に彼女に勝利。その際、重傷を負いかけた彼女を助け、真澄も柚子を認め、対戦後に柚子に「クリスタルローズ」を手渡した。OCG化の際に改変されたクリスタルローズの効果も非常に直球なゆずます効果であるといった話題も。
- ハリル…舞網チャンピオンシップ三回戦で初めて対戦。エンタメデュエルと学ぼうとする彼と仲良くなる。
- オルガ…舞網チャンピオンシップ三回戦でのハリルとのデュエルの最中、彼女の上に落下。
- デニス・マックフィールド…初対面でいきなり壁ドン(岩ドン)。3回戦にて対決。柚子の一歩上を行く彼の戦術の前に敗北しマグマの中に落ちかけるが、彼のお姫様だっこで助けられた。なお公式サイト『熱血！デュエル塾』講義44によると、柚子からしてみれば「デニスのエンタメの一環」に見えるらしい。まじストロング。
- 風魔月影…バトルロイヤルの最中、オベリスクフォースに襲われそうになったところ、駆け付けた彼にお姫様抱っこで救出された。
- セレナ…アカデミアの追手からの逃げるために衣装交換をする。まさかの公式が最大手。そして柚子離脱に伴いまさかの槍サーの姫。同じ顔は争えないのだろうか…。
- コナミ君…『タッグフォースSP』ではカードゲームもできるギャルゲーの例にもれず、彼と仲良くなる。遊矢やユートがコナミ君を危険視する中、彼を庇っていた。
漫画版
アニメ版と同じく父・柊修造が経営するデュエル専門塾に通っている。違うところは塾が榊遊勝との関わり無くなった為、「修造デュエル塾」という塾名になっており、塾生がゼロという状態で赤字続きの模様。また、経営状態がアニメの遊勝塾以上に悲惨なあまり、柚子自身のお金に関する感覚も少し異なる。塾を立て直す為、噂のエンタメデュエリスト「ファントム」を講師としてスカウトしようと試みている。
関連イラスト
(稀に髪をほどいたイラストも存在)
なんと62話ではお風呂上がりの髪を結んでいない柚子が登場した。
リンの物を借りたのか、シンクロ次元ではライダースーツを披露している。
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