CV:西村知道
概要
管理国家ラビリンスを支配している総統。
禿頭の壮年男性の姿をしており、時折部下への気遣いを見せる為、一見器が大きいように見える。
性格
上記の性格は表面的な態度に過ぎず、目的達成のためには忠誠心に厚い部下であろうと捨て駒にすることも厭わない冷酷非情かつ身勝手・狡猾・残虐な性格の持ち主。
自ら定めた治安をより安定させるためにノーザ、クラインを作り出した。
正体
国家管理用の球体型巨大コンピューター。
優秀なプログラム故に、やがて自我を持つようになったメビウスは国の管理すらコンピュータに任せようとする堕落した人間に失望し、全端末から自国の人間を洗脳して管理下に置いた。
人間のエゴから生まれた管理プログラム。それこそがメビウスの正体である。
末路
メビウスにプログラムされた行動目的は「苦しみも悲しみもない世界」を作り出すことであり、元来は人間のためになる善なる存在を目指して創造されていた。しかし、その結果生まれたのは管理国家ラビリンスであった。
メビウスは自分がやっていることが正しいと信じて他のパラレルワールドをもラビリンスのように管理しようとしていたが、キュアピーチ達にその思想の問題を指摘される。
幸せのあり方は自分が決めるものであり他人が押し付けるものではない、と。
この矜持の元にメビウスの「管理」を否定したピーチは、メビウスに逆に問いかける。
「メビウス、あなたの幸せはなに？」
メビウスは自己にとっての幸福というのを全く想定することができず、他人の幸福を規定していた自分が、それを自分に適応できていないという論理矛盾を突き付けられることになる。
この時点で管理コンピュータとしてすでに瓦解していたことを自覚したようで、最終的には自らの管理を拒んだプリキュアや元幹部達を道連れに自爆しようと試みた。
だが正気に戻ったシフォンの超能力によってプリキュアたちは守られ、自身のみが爆発、消滅した。
関連タグ
リベリオン(映画)…娯楽の排除と投薬によって感情の抑圧が日常化した都市が舞台。
のび太とブリキの迷宮…人間を幸福にするためのコンピュータを搭載したが、堕落した人間に失望して支配下に置くロボットが出てくる。
スカイネット…映画「ターミネーター」に登場する管理プログラム。
メサイア(ゴーバスターズ)：正体が意思を持ったプログラムかつ拠点地が異世界、自らが動かないかわりに男女の分身体を送り込む、元々は人の手によって生まれたなどと共通項あり
ファンタス星人・・・・こちらも自我に目覚めて人間を支配した者繋がり。
