概要
「青春に、予定調和はおこらない。」
物語シリーズファイナルシーズン第2弾。通算14作目。
当初は予定になかった作品で、キャッチコピーは「100パーセント突然書かれた小説です。」
解説
阿良々木暦が過ごした3年生になったばかりの4月から大学受験当日の3月までの一年をひと月ずつ振り返る、十二話の短篇集。
過去を振り返るだけではなく、2月、3月、の物語は憑物語の続編、そして終物語へと続く物となっている。物語シリーズにしては珍しく本文中に挿絵がある。
最終話最終ページのオチで、とある登場人物が帰ってくる。
収録話
話数 | サブタイトル | あらすじ |
---|---|---|
第一話 | こよみストーン | 4月12日の放課後、暦は翼から学校の花壇に奉られている石の話を聞く |
第二話 | こよみフラワー | 5月9日、学習塾跡からの帰り道、暦とひたぎは道端に供えられた花束を見つける |
第三話 | こよみサンド | 6月中旬、暦は真宵からとある公園でみつけた奇妙な砂場の話を聞く |
第四話 | こよみウォーター | 7月某日、駿河の部屋を片づけに来た暦は、神原家の風呂にまつわる不思議な話を聞く |
第五話 | こよみウインド | 8月初旬、撫子を自宅へ招いた暦は、あの「おまじない」がどうやって流行っていったのか、議論を重ねる |
第六話 | こよみツリー | 9月の末、暦は火憐から道場に生えた木のことで相談を受ける |
第七話 | こよみティー | 10月某日、暦は月火から学校の茶道部にあらわれた「八人目」のことで相談を受ける |
第八話 | こよみマウンテン | 11月1日、暦は忍野扇とともに北白蛇神社の参道を登っていた |
第九話 | こよみトーラス | 12月、受験勉強の追い込みをしていた暦は、ひたぎ手製のドーナツを忍と取り合うはめになった |
第十話 | こよみシード | 1月中旬、暦はセンター試験からの帰り道に、探しものをしている余接に出会った |
第十一話 | こよみナッシング | 2月下旬、暦は余弦に余接との過去について尋ねた |
第十二話 | こよみデッド | 3月13日、大学受験当日の朝、暦は北白蛇神社の境内で臥煙伊豆湖に再会した |
TVアニメ
2015年12月19日から配信のスマートフォンアプリ『暦物語』内にて、2016年1月9日より短編アニメーションが土曜深夜に無料配信予定。
関連タグ
阿良々木火憐 阿良々木月火 忍野扇 忍野忍 斧乃木余接 影縫余弦 臥煙伊豆湖