概要
タイの航空会社。1959年設立。日本乗り入れは設立の翌年。一応株式会社ではあるが、株式のほとんどをタイ王室か政府が保有しているため、国営に近い。また、設立の経緯からスカンジナビア航空との結びつきが強い。
サービスと安全性
サービスの評価は高く、航空会社の格付けランキングでは上位の常連である。その一方で、欧米のお役所からは安全性で目をつけられている。というのも、タイの航空当局が国際的な安全基準を満たしているかどうかのギリギリのラインにあるためで、タイ国際航空というよりもタイのお役所が目をつけられている状態である。
ところで・・・・・・
タイにはかつて、このタイ国際航空とは別に、タイ航空なる航空会社が存在した。国内線を運行していた一方、クアラルンプール、ペナン島(いずれもマレーシア)やハノイ(ベトナム)への国際線も運行していた。1948年にシャム航空として設立、1988年にタイ国際航空に吸収合併されて消滅した。なお、タイ国際航空は、実はタイ航空の国際線部門として設立した会社だったりする。