「exam system stand by」
概要
クルスト・モーゼスが、ジオンのフラナガン機関で開発していたシステム。当初はニュータイプの戦闘能力を再現したサポートシステムであったが、研究を続けるうちに「ニュータイプはオールドタイプを滅ぼす存在に成りうる」と恐れを抱き、オールドタイプでもニュータイプに対抗できる方向に路線変更。開発途中に起きた事故でテストパイロットだったマリオン・ウェルチの精神波を取り込むことで誕生したのがEXAMシステムである。
作動時には人間の脳波から発せられる「殺気」を察知し、位置の特定や攻撃の回避といったニュータイプに近い戦闘を可能にする。特に乱戦においてはかなりの効果を発揮し、劇中では単機で敵基地を制圧した。しかしやりすぎると、損耗を抑えるために設定しているハード性能を限界まで引き出すため、稼働部や動力に多大な負荷をかけてオーバーヒートを起こしてしまう欠点がある。
ジオンではイフリートに搭載されていたが、初期型に加えて電装関連の技術が未発展だったこともあって性能が追いつかなかった。限界を感じたクルストは残りのシステムを手土産に亡命、連邦で陸戦型ジムとガンダムをベースにしたブルーディスティニーを開発した。
構成しているソフトウェア及びハードウェアはクルスト独自のノウハウを組み込んでいるため、コピーや複製はおろかエミュレータすら不可能とされている。
搭載機体
イフリート改
ブルーディスティニー1号機
ブルーディスティニー2号機
ブルーディスティニー3号機
暴走の要因
1.ニュータイプの脳波を補足
2.多数の人の死や殺気を補足
3.同じEXAMを搭載した機体を補足
1はニュータイプ殲滅を掲げるクルストが意図的に仕込んだものだが、2と3は想定外のケースである。
関連タグ
ペイルライダー・・・本システムを元にしたHADESシステムを搭載しているが、根本的な部分がちがう。