概要
アニメ『おそ松さん』の第7話Aパート。
トド松が初の主役回になっている。
あの有名な顔芸が生まれたのもこの回。
Cパート「北へ」とは対照的にドタバタ劇になっている。
当然ながら、タイトルに出てくる「5人の悪魔」とは『残りの六つ子』のことである。
ストーリー(ネタバレ注意)
ある日、トド松は「スタバァコォヒィー(以下スタバァ)」でバイトを始めていた。
そして、スタバァでバイトを始めて数週間後…なんと合コンのお誘いがきた。
…実は、これがトド松の狙いであり、バイト先の女の子から合コンを誘われてリア充(「童貞なヒーロー」での言葉を借りると「殿上人」)への階段を上るための作戦である。
当然、このことは兄達にはばれたくない…慶応の大学生と偽り、地味なバイトにも日々耐えてきて手に入れたこの幸せ…しかしそんな願いもむなしく、おそ松達がバイト先に来てしまう。
何とか帰らせようと店先でコンクリをぶち破り出血する程必死の土下座までしたが、バイト先に来ては駄目なのかと問う兄達へ存在が恥ずかしい、ウ○コと暴言をぶつけ兄たちを言葉の矢で滅多刺しにする。
理解を示し折り合いをつけようとするおそ松の『授業参観の日に母さんが来たら一人だけすげー浮いてた』という例えを否定し、『全校集会で校長に黄ばんだパンツを晒された気分』とまで宣い、そこでようやく五人が帰ろうとする(一応のフォローなのか、他の店で使えるクーポンを差し出したが、当然撥ね付けられた)。
そこへタイミング悪く合コンの話をしに誘った女性店員たちがやってきてしまい、結局五人は入店してしまう。(例の顔芸はこのシーンにて発揮)。
兄達のボケラッシュが続く中、なおもトド松は冷徹な態度を取り続け、トイレ前にテーブルを移動させて兄弟に品だけだして放置(直前にメニューをぶつけ出血、気絶させたカラ松には品どころか椅子も出していない)し、それを女性店員が見つけそうになると兄たちをゴキブリと断じ殺虫剤をぶちまけた。(この時にカラ松は、息を吹き返してる。)
そこまではボケつつも大人しくしていたおそ松達だったが、タイミング悪く合コンの話をしに誘った女性店員たちが合コン、大学等の単語を出してしまい、色々嘘をついていたこと、そして一連の仕打ち全てが兄弟を出し抜いて合コンに行くためだけだった事が兄達にばれてしまう。
当然それを知った(十四松を除いた)おそ松達はブチ切れ、バイト先をめちゃくちゃにしてしまう。
ある兄達はコーヒーをこぼした上で慌てて床を拭く末弟の頭上に熱々のコーヒーをぶつけ、ある兄は客の前で脱糞(未遂)をし、そしてとどめに4人の兄が床にグネグネしながら受けた暴言と仕打ちを追求…とやりたい放題。
トド松「す、すんませんでした…もう許してください…」
兄その1「えぇ~~ぬぁにかなぁ~~~??」
兄その2「オレ達を虫けら扱いした事~~~??」
兄その3「それともぉ~~周りに慶応の学生ってウソ吐いてる事ぉ~~~??」
トイレに入らせたペテン弟は、不良兄弟になったあの兄達に脅かされる。
そして…合コンには結局兄達も参加し、更にトド松も裸芸を披露する(もしくはさせられた。ちなみにポーズは、あのポーズに似ている)羽目に。
結局、トド松の抜け駆けは、虚しく失敗に終わった。
一松「おかえり」
トド松「た…ただいま」
余談
- 後日談として、第11話『クリスマスおそ松さん』にて、「この事件以来、スタバァの女性店員2人からLINEが返ってこない」ことが判明する。また、第14話のエンディング『SIX SHAME FACES~今夜も最高!!!!!!~』トド松TypeMの歌詞で「スタバァでのバイト自体を辞めた」ことが判明する。
- 同じ7話『4個』でスタバァの格好をしたトド松が再び登場し、チョロ松から「トッティ」と呼ばれている。
- 第19話『チョロ松ライジング』にて、このスタバァが再登場している。
- この話にモブとして登場する女の子達のアイダとサチコは2話にも初登場している他、10話で出てきた熱海の雑誌、そして18話Bパートにもレーサーとして登場、最終話にも登場し、最終的に二人で寄り添って力尽きていた。
- また、この話初登場のスタバァコォヒィ店長も18話Bパートにてレーサーとして再登場している。
関連イラスト
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スターバックスコーヒー※スタバァの元ネタ
おまけ(7話の残りの話紹介)
記事に余裕があるため、ここではBパート「4個」、Cパート「北へ」、更に「ダヨーン相談室」についても簡単に解説する。
Bパート『4個』
登場人物は六つ子。
36時間も4個の今川焼きを巡って相談及び争奪戦(未遂)になる。
結局は、「1個を両親にあげて、残りを半分にする」という方法に収まるが…なんと3個のうちの1つが中身がクリームであったことが判明して再び戦争に…。
Cパート『北へ』
約8分間にも及ぶサイレントもどきストーリー。登場人物はダヨーンとデカパン。
終始「ダヨ~ン」または「ホエホエ」で会話している。
おじさん2人がイエローナイフを目指して冒険するロードムービー風の話。
『ダヨーン相談室』
「おそ松さんの登場キャラクター達がダヨーンに相談する」というおまけコーナー。
おそ松がダヨーンの住むアパートを訪れてメタっぽいことを一方的にしゃべるが、ダヨーンに無言でボッシュートされて「逃げ出したーい」と叫びながら落ちていく話。ちなみに普段のおそ松の一人称は「おれ」だが、ここでは「ぼく(たち)」と言っている。
舞台となる夕暮れのアパートの構図は「狙われた街」のオマージュではないかと推察されている。
第11話で再び登場。カラ松が訪れたが、結果はやはりボッシュートオチ(更に+発火オチ)。