概要
ウルトラマン80の幼馴染でもあるウルトラの国の王女様。ガルタン大王に自身の命も狙われる中、彼が80の命をも狙っていることを伝えるために地球へと(女王様だからなのか、ウルトラ一族にしては珍しく)、宇宙船に乗って地球へとやって来た。
地球上では星涼子のという名の女性の姿で活動している。
地球へやってきた際にガルタン大王配下のガラガラ星人に襲撃されたため、不時着のショックで一時的に記憶を失ってしまい、UGMに保護された。その際友達となったエミ隊員に対して、友情の証として元の姿に戻るのに必要な変身アイテムであり、ウルトラの国の王女の証でもある『ブライトブレスレット』を送るが、これが悲劇を引き起こしてしまう。
『ブライトブレスレット』を身に着けていたエミ隊員が王女と間違われて捕まってしまい、80を庇って敵の凶弾に倒れてしまったのだ。この惨事に心を痛めた王女は隊員の遺志を受け継ぎ、UGM隊員の一人として80と共に地球を守っていく決意を固めたのだった。
性格
アンドロ一族の王族の末裔でもあるアンドロフロルと同じくウルトラの国の王族出身者だけあり、少し世間知らずな所があり、性格も結構お転婆。
そんなじゃじゃ馬っぷりはウルトラの国でも広く知れ渡っている事のようで、後にメビウスがウルトラの母の下、銀十字軍隊員として活躍している彼女に会った際、(内心)驚きを隠せなかったほど。
また、80と違って地球での暮らしに完全に馴染んでいないため、安易に特殊能力を使ってしまい、地球人と同じ立場で過ごすことを心情としている80に窘められる事が多々ある(あくまでホイホイと気安く使うなという意味であって、絶対に使うなという意味ではない)。
そのうえ、80に恋心を抱いているため80=矢的猛が自分以外の女性と親しそうにしていると焼きもちを焼くこともしばしば。
反面、彼の言い付けには素直に従うため、物語の終盤頃には以前よりもしおらしいものになっていった。短い間ではあったが、地球での暮らしは彼女に色々なものを学ぶ機会を与えてくれる良い切っ掛けとなったようで、精神的に成長した彼女は80と共に地球へと帰還した後、ウルトラの母のもとで銀十字軍の一隊員として活躍している。
胸にカラータイマーは見当たらないが、第43話のサブタイトルや第49話でのセリフなどでは、ウルトラの戦士でもあると言われている。プラズマ・マイナズマとの戦いに際しては80から「もし自分が戦いに負けた時は代わりに地球を守れ」と後を託されていた。
そのほか、大魔王ジャッカル(2代目)やウルトラマンベリアルなどウルトラの国が襲撃された際は果敢に巨悪に勇敢に立ち向かっていくなど、歴戦の戦士そっちのけでいざとなったらやる時はやる姫騎士様?でもあったりする。
流石はウルトラの国、王女様も結構ヤル~ッ‼(褒め言葉)
ウルトラ銀河伝説にも出演した。
容姿
容姿のモチーフは弥勒菩薩とされており、いかにもウルトラの国の王女様と思わせるような女性らしい穏やかな顔をしている。
データ
- 身長:47メートル
- 体重:3万6千トン
- 年齢:7800歳
- 飛行速度:マッハ7.7
- 走行速度:マッハ1
- 水中速度:480ノット
- 腕力:片手で3万トンの物を持ち上げる。
- 活動時間:不明
主な必殺技
ダブルパワー
80と空中でボディを重ね合わせ、凄まじい高速回転しながら体当たりする技。強敵プラズマ、マイナズマ(合体形態)を粉砕した。
なお、80以外でも使えることが出来るようでOVA「ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス」の後日談である「ジャッカル軍団大逆襲」にてメビウスと共にこの技を披露したことが有る。
プリンセスレイ
星涼子としての姿の際、指から発射した赤外線を含んだ光線。47話で使用した。
必殺光線(名称不明)
『ウルトラマンゼロ 大決戦!べリアル銀河帝国』の未公開シーンにて、ウルトラ戦士たちと共に使った、いわゆるスペシウム光線的な必殺光線。両腕をL字に組んで光線を放ち、ダークロプス軍団を口砕いた。彼女が歴代のウルトラ戦士と同じ構えの光線を撃ったのは、おそらくこれが初。未公開シーン内での使用というのが惜しまれる。
関連タグ
光の国出身の女性たち関連
ウルトラの母 ウルトラウーマンベス ジャンヌ アムール(後者の2人は小説『ウルトラマン妹』に登場) アウラ(漫画に登場)