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ハダカデバネズミの編集履歴

2016-04-29 21:51:14 バージョン

ハダカデバネズミ

はだかでばねずみ

裸の地下棲 社会性齧歯類 かそれをモチーフとしたのにつけられるタグ。

概要

ネズミ目ヤマアラシ亜目デバネズミ科ハダカデバネズミ属に分類される哺乳類の一種。1属1種。

アフリカ東部の地中に棲息し、植物の根や地下茎を食べる。アリハチのような、真社会性を持つことで有名な哺乳類。


架空の珍獣のはずが…

1975年にミシガン大学のリチャード・アレキサンダー教授が、仮説として、

●食べ物がいっぱいあるとこに住み、子育て個体がいる

●何らかの形で去勢された倉庫番がいて食料貯蔵庫が要塞化する

…という条件の元で、哺乳類がシロアリのような真社会性生物になる可能性を示唆し、その説に基づいた架空の哺乳類「サバンナの、地下に住む、お芋さん食べ動物」についてアメリカの大学を講演して回るが、「あなたが想定した真社会性哺乳類は、ジャーヴィス博士が1967年から研究しているハダカデバネズミそのものです」と言う聴衆が現れる。

連絡を受けたジャーヴィス博士が検証すると、ハダカデバネズミのコロニーでは一頭の雌だけが繁殖し、この雌が死ぬとやはり一頭の雌だけが繁殖することを確認した。他の個体は性別によらないカーストからなり、体の大きさが違い、従事する労働が異なっていた。

こうしてハダカデバネズミが唯一の真社会性の哺乳類である事が確かめられ、1981年、サイエンス誌にジャーヴィス博士の論文「哺乳類の真社会性:ハダカデバネズミの群れにみられる協同繁殖」が掲載された。


生態

女王>>王>>兵隊>>ワーカーという、厳然とした差別体系が存在する社会性生物である。一応目上の者が来ると、上司は「ぴゅー」と鳴き下っ端は恭順の姿勢を示し「ぴゅーぴゅー」と鳴く。女王は、巣(全部つなげると3kmある)を日がな一日走り回り、子供/ワーカー等の進捗状況を探り、だれているのを殴ったり蹴ったりどついたりして下克上を防止する。しかもどつかれたネズミはしゃっきりする。とても嫌である。女王は一年のうち70ん日、妊娠しているのだが、その際も走っている。


繁殖オスは、独立と嫁げとーに人生のすべてを捧げつくしている、ある種の偉人なので、病気になりやすく(男のホルモンをガン上げすると免疫がダメになるらしい)、「王様の部屋」に数頭が片付けられ、一年に一遍奥様が「子作りするぞー」といってやってくる恐ろしい事態に恐怖している。奥様がババア(メスは飼育下で平均寿命28歳)になって新女王に殺られる際、旧世代の繁殖オスたちも皆殺しになる。


その他、蛇に呑まれたり、隣のテリトリーと戦ったりするソルジャー階級と、穴掘ったり芋掘ったりする土方だか農民なんだか階級、千と千尋の神隠しに出てくる「坊の部屋のクッション」に当たる体の大きな布団階級が存在する。

これらはママの小便かなんかを日々一定量浴びることで去勢されているので、影響の無いところへ持っていくと交尾を始める。


形体

体長8~9cm、体重30~80g。

裸。地下生活をしているため、視覚がほぼ退化している。女王>>繁殖オス>>兵隊>>ワーカーというサイズ差がある。歯が口の外に生えており、これで穴を掘り知覚もする。鼠の特徴として、「地下生活をしている関係で癌にかかりにくい」「齧歯類にしては長命」という特徴がある。


出てくる作品

キム・ポッシブルに ルーファスというのが出る。毛唐のお約束でチーズを食い「チーズ」て言っとるが、岡ノ谷一夫によれば、ヘテロケファルス・グレーバーは鳴き声に「音と意味」が、なんとなくくっついてるかな程度認められるそうで、たかがアニメと侮れん。

新世界よりではこの生物が実際に存在し、進化した種族という設定の存在『バケネズミ』が出る。その正体には秘密があるのだが物語の根幹にかかわるネタバレなので記述はしない。

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