概要
1999年に制作されたホラー映画。制作はhaxan films(ハクサン・フィルムズ)。本作が長編デビューとなったダニエル・マイリックと、エドゥアルド・サンチェスの共同監督作品。
アメリカはメリーランド州の魔女伝説が残る地方を舞台に、ドキュメンタリー映画制作のために森へと分け入った3人の学生を襲う不気味な現象の数々を描く。
物語は登場人物らが森の中で撮影し、かれらが行方不明になった1年後に発見された遺留品の中にあったフィルムに残されていた映像を、家族の依頼でハクサン・フィルムズが編集・再構成して公開したという設定となっており、リアリティの追及に一役買っている。
非常に低予算(2万2000ドル)で制作されており、無名の俳優で構成された映画でありながら、その表現手法が受け、公開当初は話題を呼び大ヒットを記録した。
本作の作風は疑似ドキュメンタリーを意味する「モキュメンタリー」のさきがけとされ、後世の様々なエンターテインメント作品に影響を与えることとなった。
映画においては『パラノーマル・アクティビティ』や『クローバーフィールド』、ゲームでは『SIREN』や『ひぐらしのなく頃に』などで類似する作風がとられたり、制作陣が影響を言及していたりする。