概要
東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線直通用電車として活躍している。同じ運用に就いていた(2編成を除き撤退している)30000系は分割編成であったのに対し、同車両は最初から10両編成となっており、東急車、東京メトロ車と同様の仕様となっている。10両固定編成のため、北千住駅から先、浅草駅方面への乗り入れはホームの長さが8両分までの関係上できない。
東急田園都市線内でもともと使われていた30000系は4+6の分割編成で登場したが、混雑時に10両固定と比較して定員が少ないことやドア位置が異なるなど様々な問題が発生し、東急は対策を東武に打診した。これを受けて東武鉄道が当時最新の車両として東上線に導入されていた50000系を基本とし、設計や保安装置などに半蔵門線・東急線対応の改良を施したうえで30000系の置き換え用として投入したのが50050系である。
増え続ける東急田園都市線の乗客の状況を鑑み、製造は急ピッチで行われ、1次車9編成がまず落成。そのあと、座席や空調装置の改良などを施した50060F以下2次車9編成も登場し、現在に至る。
50000系の製造ラインと同じライン上で製造されていたため、この影響で東上線に続投入予定だった50000系は製造が2編成でいったん中断されていた。
詳しい事情などについては30000系の項も併せて参照されたい。