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バスコ・タ・ジョロキアの編集履歴

2016-08-06 01:38:52 バージョン

バスコ・タ・ジョロキア

ばすこたじょろきあ

バスコ・タ・ジョロキアとは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』の登場人物である。

演:細貝圭(バスコ完全体スーツアクター:浅井宏輔)


概要

第15話で初登場した悪役

宇宙帝国ザンギャック公認の私掠船「フリージョーカー」の船長で、ゴーカイジャー達と同じく宇宙最大のお宝を狙っている。

かつては赤き海賊団としてアカレッドマーベラスと共に旅していたが、お宝を独占するために二人を裏切り赤き海賊団を壊滅させてしまう。

そのためマーベラスとは因縁の仲である。

第48話で、「アカレッドが、レンジャーキーを集めているのは宇宙最大のお宝のためではなく地球を守るためだと騙していた」という発言があったが、それについての真偽の程や、それが他人を信用しない理由になっているかについては不明である。


また、ザンギャックとは、ゴーカイジャーと敵対する点では利害が一致するため、情報の提供はし合っているものの、互いに信用はしていない。

実際、第42話ではダマラスに強制協力させられたものの、「大いなる力の独占」という自らの野望の為に、次の第43話ではダマラスを裏切った(倒せるはずなのに、何度かゴーカイジャーの面々を見逃していたのはその為だった)。皮肉にも、このおかげでゴーカイジャーはダマラスを倒す事が出来た。つまり42話の時点でバスコはひっそりとゴーカイジャーに協力していた事になり、間接的とは言え、これが彼とゴーカイジャーの、最初で最後の共闘と言えなくもない。

そしてザンギャックと完全に決別した結果、1000万ザギンの懸賞金が付けられた賞金首の海賊扱いに戻ってしまうが、全く意に介することなく、第47話で大いなる力の総取りのためゴーカイジャーに最後の戦いを挑む。


人物像

「何かを得るためには何かを捨てなきゃ」が口癖で、目的のためには手段を選ばない。

ルカ曰く、「分かりやすい悪役」。

マーベラスのことを「マベちゃん」と呼ぶなどノリはかなり軽い。但し、第48話でのマーベラスとの一騎打ちでは「マーベラス」と呼んでいた。


だが本性は腹黒く、他人を一切信用しない。但し、相棒の宇宙猿サリーだけは別で、第39話でサリーがゴーカイジャーに倒されようとした時は、常に余裕腰な態度からは想像できない程の声色と表情になり、本気でサリーを心配していた。

しかし、第47話で巨大戦闘疑似生命体が全滅すると(作戦とはいえ)サリーを銃で傷つけ、更にゴーカイジャー側に寝返るのも計算ずくで、お守りと称したペンダントに仕込んでいた爆弾を起動させ、マーベラスを巻き添えにした上で爆死させた。

つまり、サリーも結局は利用しているに過ぎず、信頼しているわけではなかった。


卑劣・冷酷・猜疑心過剰と、一体どんな経緯で赤き海賊団に入れたのかが甚だ気になる。

一方で、普段は格下扱いしつつも、マーベラスの事は自分なりに一目置き、会遇・交戦を重ねる毎に船長として成長していく彼を素直に評価・賞賛する一面もある。


後述の戦い方や主人公との因縁、さらに毎回一行を追っかけ回す(?)様に現れる所を含めると

若干あの人に似てなくもない・・・。


ちなみに名前の由来はバスコ→タバスコ、ジョロキア→トウガラシ属シネンセ種の唐辛子の名前であり、スパイスにちなんでいる。そのため、「辛」「激辛」などという俗称で呼ばれることも多い。

また15〜16世紀に実在したポルトガルの探検家ヴァスコ・ダ・ガマの名にもかけてある。

この史実のガマは香辛料(当時のヨーロッパで需要が高かった)の取引のためにインドヘ航海しており、航海の途中に要求を拒んだ現地民に発砲して殺害したり、通りがかりの他船を略奪し乗員を惨殺するなどエグいこともやっている。


容姿

巻毛にした黒髪に黒い海賊帽、深緑のシャツに赤いショール、首に白いふわふわを巻くなどかなり派手な格好。

戦闘能力

地球にやってきた当初は、本人は戦わず、ラッパラッターというトランペット状のツールにレンジャーキーを挿して吹き鳴らし、戦士たちを実体化させて戦わせていた。

スーパー戦隊達が持つ大いなる力を奪い取る事も出来る。

所有しているレンジャーキーは、シルバーやゴールドなど追加戦士15人のもの。

16話ではマーベラスたちにそれらを奪われてしまったが、まだ他にも番外戦士10人のレンジャーキーを所有していた。しかしそれらも第20話と第31話でゴーカイジャーに奪われた。

相棒である宇宙猿サリーの腹部に隠した、巨大戦闘擬似生命体を使う事もある。


恐怖の正体

第31話でついにその恐怖の正体が明かされ、ゴーカイジャーを圧倒的な力で蹂躙した。

彼は既にチェンジマンフラッシュマンマスクマンの大いなる力を手に入れていた。

第39話での再戦では、ゴーカイジャーの攻撃を受けても無傷でいるなど、防御力の強さも見せつけた。しかし、ダマラスにはこの姿でも一蹴されている。

また、第43話ではサンバルカンファイブマンの大いなる力を入手していることが判明した。


これが、彼の「アカレッドも恐れた真の姿」であり、かつて300万ザギンの賞金がつけられていたのは、この姿の為らしい。↓

宿命の対決


最期

マーベラスとの一騎討ちに臨み、互いに死力を尽くして戦う。

そしてマーベラスの奇策によって動きを封じられてしまい、そこから至近距離からの直撃を受けて事切れた。

バスコ側もマーベラスの心臓に銃弾を直撃させていたが、捨て駒にしたサリーのペンダントの破片によって食い止められるという皮肉な結果となった。


その際に流血していたが、その血の色はなんと緑色だった。

てめえらの血は何色だぁーっ!!


その後、ゴーカイジャーは第50話にて、「宇宙を自在に改変する(何かを得る)代償として34のスーパー戦隊の存在を消滅させる(何かを犠牲にする)」ことを要求する宇宙最大のお宝を破壊。

自分たちの手で夢を掴み、ザンギャックの打倒を決意した。

こうしてバスコは全てにおいてゴーカイジャーに敗北することとなった。


ちなみに彼の死後もフリージョーカーは存在しており、最終話でナビィがこれを発見し、マーベラスと鎧が乗り込んで、ギガントホースへの特攻に役立つこととなった。


余談

  • 最終的にはマーベラスとの一騎打ちで敗れるものの、バスコの強さは全員揃ったゴーカイジャーの攻撃を全く受け付けず、(マーベラス以外の5人で使用したとはいえ)本来バスコ対策で開発されたゴーカイガレオンバスターをいとも簡単に跳ね返してしまうなど、文句なしに本編最強の怪人と言える強さである。宇宙最大のお宝を手に入れてしまったらザンギャックよりも逆転勝利が難しくなると言えるほど。ぶっちゃけ個人の戦闘能力ならダマラスに次ぐ強さを持ち、ラスボスであるアクドス・ギルよりも強い

  • 尤も、最終決戦に至るまでマーベラスがバスコに太刀打ち出来なかったのは、彼を敵として認知しつつも、心の底に旧友を討つ事への迷いや情が燻っていた事で全力を出して戦えなかった事も一因であり、事実、迷いや情を捨てて、全力を出して挑んだ最後の一騎打ちではそれまで足元にも及ばなかったとは思えぬ程に、互角に渡り合う事ができていた。

  • その劇中の行動(特にゴーカイジャーやレジェンド戦隊に対する暴虐行為やサリーを使い捨てにした事)からバスコを演じていた細貝圭はイベントなどで当時の子供達に怖がられ、泣かれてしまう事も珍しくなかったそうだ。また、細貝の甥もゴーカイジャーのファンであり、細貝の出演が決まった際にはすごく喜んでいたものの、バスコが登場して、その人物像が判明して以降は急に態度が冷たくなり、(完全体が初登場&ゴーカイジャーを完敗に追いやった)第31話が放映されてからは、しばらくの間、家に出入りする事すら拒絶されてしまったらしい(細貝本人談。)

関連タグ

赤き海賊団 アカレッド キャプテン・マーベラス 宇宙猿サリー 宇宙帝国ザンギャック

美形悪役

吐き気を催す邪悪(特撮系)

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