本項目は映画『シン・ゴジラ』に関する重大なネタバレを取り扱っており、
映画鑑賞前の閲覧は初見の楽しみを大きく削ぐ可能性があります。
以上を踏まえ、閲覧は十分注意して行ってください。
概要
映画『シン・ゴジラ』に登場する熱線の俗称。
映画の中盤、東京に侵入したゴジラの予想進行ルートに官邸が入っていることが発覚したため、総理大臣の大河内清次を始めとした内閣首脳陣やゴジラ対策チームは官邸からの避難を余儀なくされた。
しかし木更津から飛んできたヘリコプターに大河内首相達が乗り込み、いざヘリが飛び立った瞬間、ゴジラが吐き出した放射火炎がヘリを直撃。ヘリは一瞬で爆散し、大河内首相、東竜太官房長官、花森麗子防衛大臣といった大河内内閣の首脳閣僚11人は全員死亡してしまった。
これが日本国憲法第70条の「内閣総理大臣が欠けた時」の条件に合致する事からこの俗称が生まれることとなった。
その後、海外へ外遊に出ていた為に大河内内閣首脳陣の内で唯一難を逃れる事ができた里美祐介農林水産大臣が臨時の首相に任命されたのをはじめ、赤坂秀樹総理補佐官を官房長官代行として任命するなど、各自政治の空白が埋められた他、ゴジラ対策チームの指揮をとっていた矢口蘭堂官房副長官を正式にゴジラ対策特命担当大臣として任命するなどして、急ごしらえで新たな内閣が結成され、それら政府機能の総てが立川市の広域防災基地へ移管。
以降のゴジラ対抗作戦は、彼ら里美臨時内閣の主導の許で行われる。
余談
ただし、実際に大河内内閣が総辞職となるのはこの後初めての国会召集が行われた時である。